メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:デス・マグネティック

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    「Revolver」の2016年12月号でジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒが『Hardwired...To Self-Destruct』と前作の『Death Magnetic』を比べた話をしていました。管理人拙訳にてご紹介します。

    metallicacoverrevolverdec2016

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    俺たちが今どこにいるのかが正確に記録されている。以前のものと比べたくない。あれはあれ、これはこれだ。最初に考えていたのは「簡素」だったかもしれない。もっと簡素にしたかった。だから『Kill 'Em All』とよく言っていたね。ブラックアルバムは曲の面では他のものよりシンプルなところもあるけど、あのアルバムのプロダクションはかなり複雑で本当に重層的だった。新譜は『Death Magnetic』よりもちょっと重層的なものにしたかったけど、もっとシンプルにしたいとも思っていたんだ。もっと耳ざわりの良いものにしたいとね。『Death Magnetic』はとてもパワフルで大好きだけど、かなり耳を酷使するところがある。今回のアルバムはラウドでパワフルなんだけど、より温かい感じに聴こえるんだ。

    ラーズ・ウルリッヒ
    (プロデューサーの)グレッグ(・フィデルマン)が2007年に俺たちと関わるようになって以来、彼は全てのプロジェクトにいる。『Death Magnetic』、『Through The Never』、ディープ・パープルやレインボー、アイアン・メイデンのカヴァーをやった。ルー・リードとのアルバムもだ。リック(・ルービン)が関与していなかった頃には、メタリカのサウンドをふさわしい音にするのに少し自由を感じていたかもしれないな。

    ジェイムズ
    俺たちは彼のサウンドと彼が映画(『Through The Never』)でとったアプローチを楽しんでいた。『Through The Never』のサウンドはとても温かくパワフルな音で容易くアガる。それが今回俺たちが目指していたところだ。グレッグがステップアップしてね・・・

    彼を称賛しないといけない。俺たちと一緒にやるってのは簡単な事じゃないからね(笑)。ラーズと俺の間に飛び込むのはかなり厳しいものがある。彼はキャスティングボートを握ったり、審判になったり、まぁどう呼んでもいいけど、良い仕事をした。つまりアイツはとても穏やかで、クソ野郎になることなく自分の意見を伝えられるんだ。俺たちの前ではいつも慎重に振る舞わなくちゃいけないわけじゃないけど、ラーズと俺はかなり折れたと思う。ずいぶん減ったよ・・・口論のことを言っているんじゃなくて、どう進めていくべきかについて意見の相違のこと。俺たちは本当に彼を信頼していたからね。


    ラーズ
    実際、『Death Magnetic』の制作過程とは真逆だったよ。あのアルバムで、俺たちは早い段階でリックに会っていた。彼が北カリフォルニアまで数週間おきにやってきては一緒に音楽を聴いて、俺たちの歴史や未来、俺たちが何者なのかについて話していたんだ・・・

    あれは深くてクールで興味深いものがあったね。リックは俺たちにこれをやってみろ、あれをやってみろと俺たちを促していた。過去を受け入れるのを恐れることはない、これまでやってきたことから触発されていいんだってね。だからあのアルバムでやったことについては、とても体系づけられて考え抜かれたアプローチがあったんだ。今回のアルバムでは、ミーティングもコンセプトも何も無し。とてもオーガニックだった。俺たちはただ感じるままだったんだ。


    Revolver(2016年12月号)より

    ちなみにラーズ・ウルリッヒは、The Pulse Of Radioで行われた別のインタビューで、よく問題にされる『Death Magnetic』の音質についてこう答えています。
    『Death Magnetic』は数日おきに聴いている。あれを聴いていると笑みを浮かべちゃうね。圧倒されるんだ。みんながあれについて話していることは理解できない。先日、誰かからあのアルバムをリミックスする嘆願書に1万2千人の署名が集まっているって話を聞いたよ。『Death Magnetic』は250万枚売れたんだ。(アルバムを買ったうちの何人が嘆願しているのか)計算してみてくれよ。

    BLABBERMOUTH.NETより(2017-01-04)

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    ラーズ・ウルリッヒ、新譜『Hardwired … to Self-Destruct』について語る。
    ジェイムズ・ヘットフィールド「新譜の曲が全部まとまってきたのは、文字通り直近2か月」
    ジェイソン・ニューステッド、メタリカの新曲「Hardwired」に賛辞
    ラーズ・ウルリッヒ「どれをとっても捨て曲がなかった」結果、新譜は2枚組に
    もしメタリカの新曲「Hardwired」が『Kill 'Em All』からブラックアルバムまでの初期5作に収録されていたら?
    「ROCK CITY」にて『Hardwired...To Self-Destruct』完成直後のラーズ・ウルリッヒのインタビュー放送(1)
    「ROCK CITY」にて『Hardwired...To Self-Destruct』完成直後のラーズ・ウルリッヒのインタビュー放送(2)
    「ROCK CITY」にて『Hardwired...To Self-Destruct』完成直後のラーズ・ウルリッヒのインタビュー放送(3)

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    メタリカの9thアルバム『Death Magnetic』のプロデュースを務めたリック・ルービンがRollingStoneの「人生の21曲(My Life in 21 Songs)」というインタビューのなかでメタリカの「The Day That Never Comes」を挙げて『Death Magnetic』制作当時のメタリカを振り返っていました。管理人拙訳にてご紹介。
    rick-rubin



    メタリカが映画『Some Kind Of Monster(邦題:メタリカ 真実の瞬間)』を作ったのは、本当に大胆だなと思ったよ。彼らがボロボロだったところを見せたわけだからね。彼らと一緒に仕事をする上で主な目標は、メタリカがまたヘヴィメタルバンドであることにOKと感じられるように、彼らを導くことだった。いくつかの点で、彼らはすでにやっていたが、さまざまなやり方で自己改革しようとしていた。彼らが全員、全てを再びガッチリかみ合わせて、メタリカと恋に落ちた最初の場所まで私は持っていこうとした。彼らが『Master Of Puppets』を作った時に影響を受けた、当時聴いていた音楽を聴かせたんだ。彼らにはそういった影響下で生活し、バンドとしてもっと一緒にプレイする時間を過ごしてもらうように言ったよ。

    彼らは生の演奏の力を届けることよりも、自分たちが探している完成形を得るために、楽器やパートのパンチを効かせようとスタジオを使おうとする罠に陥っていた。彼らには機械で楽曲を編集することでアイデアを試すということをさせずに、彼らがどう感じたかを確認するために違う順序で彼らに(実際に)プレイしてもらおうとしたということだ。そうして彼らは本当にもう一度バンドになっていった。

    ラーズがコンピューターの前に座って何か試したり曲を書こうとしたりしようとすると、いつも私は彼とバンドみんなで一緒に演奏してみるようしつこく言ったもんだよ(笑)それは彼らにとってただの習慣だった。演奏する必要がなければ、たくさんのアイデアを試すのは簡単だからね。でもひとつのパートを演奏して次のパートに入っていこうとしたら、最初のパートか2番目のパートをちょっと変えて演奏するかもしれない。互いに心血を注いだり、互いに対抗し合ったりすることで、音楽的なことが起きえるんだ。そういうことをあの曲で聴くことができる。あれはランダムにクリックしてピースを繋げたのでは起きえない。

    楽曲制作で私が彼らに挑んだ実験はこうだ。「メタリカというバンドがいないことを想像するんだ。キミたちはバンドにいて、このバンドの生存競争に挑もうとしている。みんなを感動させたい。どんなサウンドだ?余計なことを考えるな、キミたちが観客の頭をつんざくように感じるものは何だ?」あれは本当に良い仕事だった。私は『Death Magnetic』の全部が大好きだよ。

    RollingStone(2016-02-11)

    ラーズがプロツールにハマって、リック・ルービンにたしなめられている姿が目に浮かぶようです(笑)

    2011年には次作のプロデュースを務めるようなインタビューを受けていましたが(関連記事参照)、現在はスター・ウォーズ公認EDMアルバムを作っていたり、別の仕事で忙しいようです。

    リック・ルービン、スター・ウォーズ公認EDMアルバムを制作

    果たしてメタリカが現在制作中のアルバムは、どんな楽曲制作プロセスが踏まれるのでしょうか。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    リック・ルービン、メタリカとの新譜制作開始について語る。
    ブラック・アルバム発売20周年を記念し、プロデューサーのボブ・ロックが解説。
    プロデューサー、ボブ・ロックによるブラック・アルバム全曲解説(その1)
    プロデューサー、ボブ・ロックによるブラック・アルバム全曲解説(その2)
    プロデューサー、ボブ・ロックによるブラック・アルバム全曲解説(その3)

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    年も明けていよいよグラミー賞の季節というわけで、第56回グラミー賞のステージにメタリカが出演決定です。まずはMetallica.comからの公式発表を管理人拙訳にて。

    ハッピー・ニュー・イヤー!俺達は2014年を俺達のキャリアのなかでも最もユニークなパフォーマンスで始める。あの名高いコンサート・ピアニストのラン・ランと1月26日(日)に行われる第56回グラミー賞授賞式で共演するんだ。

    グラミーの舞台に再び呼ばれたことを光栄に思っている・・・。最後にグラミー賞のコンサートのステージに立ってから23年にもなった!2008年の北京オリンピックの開会式、ホワイトハウス公式晩餐会、ワールドカップのセレモニー、ストックホルムで行われたノーベル賞コンサートなど世界中でステージに立ち、たくさんの称賛を得てきたラン・ランと共演するこのパフォーマンスは本当に特別なことなんだ。

    また「Through The Never」のサウンドトラックがグラミー賞ベスト・レコーディング・パッケージ部門にノミネートされたことをとても誇りに思う。そして「Death Magnetic」のアートデザインも行ったターナーダックワーズ(訳注:デイヴィッド・ターナーとブルース・ダックワーズが所属するデザインチーム)がもう1つ賞を勝ち取ることを期待している。

    CBSの番組表かwww.grammy.comで詳細をチェックしてくれ。

    Metallica.com(2014-01-07)

    メタリカと共演するラン・ランはこんなお方(左)。近年はもうちょっとふくよかかも。
    LangLang_Metallica

    グラミー賞の公式サイトでもまだこの共演は発表されていないようなのでフライング発表?(笑)メタリカとピアニストとの共演ということでどんなステージになるのか、また予想もつかないことをやってくれそうで楽しみです。

    一方、メタリカがノミネートされたベスト・レコーディング・パッケージ部門でデザインを担当したターナーダックワーズのメタリカとのお仕事はこちらでまとめて見れます。
    http://www.turnerduckworth.com/work/metallica/

    デス・マグネティックはあのアルバムジャケットだけでなく、アルバムに関わるデザインを一括して担当していたんですね。

    ちなみに今回のグラミー賞のノミネートはこちらから見ることができます。
    http://www.grammy.com/nominees

    メタル部門はこちらがノミネート。(楽曲 / アーティスト)

    T.N.T. / Anthrax
    God Is Dead? / Black Sabbath
    The Enemy Inside / Dream Theater
    In Due Time / Killswitch Engage
    Room 24 / Volbeat Featuring King Diamond

    今回、メタリカと賞を競うことになるベスト・レコーディング・パッケージ部門のノミネートはこちら。(対象パッケージ / アーティスト / 関連リンク)

    Automatic Music Can Be Fun / Geneseo
    http://www.behance.net/gallery/Automatic-Music-Can-Be-Fun-%28Geneseo%29/9146577

    Long Night Moon / Reckless Kelly
    http://backstagedesigns.com/category/album-art/

    Magna Carta...Holy Grail / Jay Z
    http://www.complex.com/art-design/2013/07/jay-zs-album-art-for-magna-carta-holy-grail-comes-from-this-sculpture

    Metallica Through The Never (Music From The Motion Picture) / Metallica

    The Next Day / David Bowie
    http://www.creativereview.co.uk/cr-blog/2013/january/david-bowie-site

    どんなアートワークかひとめでわかるサイトのリンクもつけてみました。今回はアートワークに関しては、過去のアルバムジャケットをあえて隠す&新聞一面広告(日本以外で行ったかは不明)&アルバムジャケットに似せた写真を作れるアプリという3点セットで攻めてきたデヴィッド・ボウイに分があるように思いますが、どうなりますか。

    そしてグラミー賞授賞式は例年どおりWOWOWで生中継してくれるとのこと。
    放送は2014年1月27日(月)午前9:00から。
    http://www.wowow.co.jp/music/grammy/

    日本語でのグラミー賞関連ニュースもありがたい。
    http://www.wowow.co.jp/music/grammy/news.html

    グラミーの公式サイトでは放送があるかも。
    http://www.grammy.com/live

    「Jan. 26 at 12 p.m. ET / 9 a.m. PT」と記載があるので、日本時間では1月27日に日付変わりたての午前0時からですかね。世界ではCBS系列で放送されるので、放送されたとしてもバックステージだけかなぁ・・・


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    メタリカを動画で振り返る。(グラミー賞受賞編)
    グラミー賞にメタリカがノミネート!
    メタリカ、グラミー賞の結果は!?
    メタリカ、グラミー賞2009にノミネート!
    メタリカ、グラミー賞2009の結果は!?
    メタリカ、「The Unforgiven III」でグラミー賞2010ノミネート。
    メタリカ、グラミー賞2010の結果は!?
    ジェスロ・タルのイアン・アンダーソン、メタリカが逃した1989年のグラミー賞について語る。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    trujillosolo2013

    メタリカの新譜に関するロバート・トゥルージロのインタビューを中心に3つの記事を一気にご紹介(いずれも管理人拙訳にて)。まずはVH1 Radio Networkでのインタビュー。

    −新譜制作プロセスについて

    ロバート・トゥルージロ
    基本的にはジャムっているわけだけど、もう長い期間に渡ってそうしてきている。ツアーに行くときはセッション部屋を設けているし、スタジオでもって、どんな些細なリフやアイデアやコードのパターン、進行、ドラムやベースラインでも、俺たちが持っているあらゆるものが録音され、保管されている。それから俺たちは取捨選択のプロセスに入っているんだ。

    −新譜制作中のリフについて

    ロバート・トゥルージロ
    ジェイムズ・ヘットフィールドは、1000ものリフを持っていて、どれも素晴らしい。彼が生み出す最悪のリフが他のバンドのベストのリフってくらいにね。だから俺たちは恵まれているよ・・・。この恩恵は元凶でもある。何を捨てるべきか決めるのが難しいってくらい、たくさんのクールなアイデアがあるからね。少なくとも俺にとって、俺の立場からするとね。俺が毎回のように「おぉ、それはいいリフだな!」って言うと、ジェイムズが「いや、俺は好きじゃないな」って感じなんだ。分かる?でもそれからまた2週間くらい経ったら、彼はそのリフを好きになっているかもしれない。でもある種の取捨選択のプロセスなんだ。それが俺たちがやってきていることだよ。

    −取捨選択のプロセスについて

    ロバート・トゥルージロ
    それに伴うのは、アイデアを聴くことだったり、スタジオやセッション部屋に入ってそのアイデアを試してみることだったりする。そのアイデアを試すのに1分かかるかもしれないし、もっとかかるかもしれない。時おり、フルアレンジまでたどり着いてから、それを脇に置いて、8ヶ月後ぐらいにどれだけ(アイデアとして長い時間)持ちこたえているか知るために再検討するんだ。それから基本的には15曲かもうちょっとくらいのベストなアイデアになるまで絞り込んでいくんだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2013-05-31)

    ジェイムズの手持ちのリフが1000を超えてました(笑)そして鶴次郎さん、ジェイムズの生み出すリフにベタぼれ状態の模様です(笑)

    続いては、新譜のプロデューサーについて語った南アフリカの「Muse」誌のインタビューから抜粋。

    Muse
    南アフリカで南アフリカ出身のプロデューサーとレコーディングをすることに興味をもったことはないですか?

    ロバート・トゥルージロ
    それは(ブラック・クロウズ、アイアン・メイデン、ドリーム・シアターとの仕事で知られる)ケビン・シャーレーのことかな?(ニヤリ)

    Muse
    ひょっとしたらと。(AC/DC、デフ・レパード、ブライアン・アダムス、マイケル・ボルトン、シャナイア・トゥエインなどと手広くプロデュースを行った)マット・ラングはすぐには空かないでしょうから(笑)

    ロバート・トゥルージロ
    Death_Magnetic(空くまでレコーディングを)続けられると思うよ・・・たぶん(笑)今は素晴らしいリフ、潜在的な曲やアイデアに集中している段階なんだ。そういったもの全てから一休みして南アフリカに来れたことは素晴らしいよ。8月にはアジア(サマソニでの来日とソウル公演)に行く予定なんだ。エキサイティングだね。10月には南米(リオ公演)に行く予定だよ・・・。重要なことから順番に、(まず)曲のための青写真を描き始めなければならない。そしてそれが出来る限り最高のものだと確信しないとね。それから、どのプロデューサーが起用可能か理解しないと。前回、リック・ルービンと素晴らしいアルバム(『Death Magnetic』)を制作した。依然として(リック・ルービンを起用する)可能性が高い。もちろん、そうなる保証は今は何もない。でも、メタリカに何かをもたらす素晴らしいプロデューサーがいれば、その人を調査することになるだろうね。

    Muse(2013-05-30)

    インタビューでも8月の予定を触れるようになって日本での公演が近づいてきたことを感じさせてくれますね。新譜のプロデューサーは前回と同じリック・ルービンでいくものだと思っていましたが、可能性は高いにしても今の段階では白紙状態のようです。

    最後は、デトロイトでのOrionフェスが近づいてきたということで「Detroit Free Press」でのインタビューから抜粋。

    −メタリカはファンの信頼を持ちえているか

    ロバート・トゥルージロ
    luluYesでありNoでもある。間違いなく、ルー・リードとの体験(『Lulu』)に対するレビューは賛否が混在していた。あれは驚くべき芸術的な声明だと考えている人もいた。多くのメタリカファンはあれをクソだと思った(笑)チャンスだったんだよ、流れに身を委ねるね。俺たちはただ素晴らしい時間を過ごそうとするだけなんだ。それが一番重要なことなんだ。「創造的であれ」ってね。うまくいくときもあれば、そうでないときもある。

    それこそがこのバンドを特別なものにしているんだ。メタリカがオーケストラに参加して一緒に演奏して、ルー・リードのような人物とコラボして、実際に未知の領域でちょっと即興をやったという事実がね。

    今、現役として活躍し続けるのにそれが重要なことなんだ。特に俺たちにとってはね。俺たちはたくさんのものから影響を受けている。俺たちは挑戦するのが好きなんだ。お金のために必要な仕事もあるけど・・・。

    俺たちは音楽によって感じた情熱を届けるためにいるんだ。ギターを手にしたら、また子供に戻る。それが他の多くのバンドと違うところだね。歳を取れば取るほど、こんな風に音楽とつながっていられる。俺たちはたくさんのリフを考え出した。問題は、1曲で全部を採用しようとすることだね(笑)まぁ嬉しい悲鳴ってところさ。

    今は新譜制作になかなか集中できないでいるんだ。他にもやることがわんさかあるからね。


    Detroit Free Press(2013-06-02)

    自分たちが出したものへの酷評に対して笑い飛ばせる度量のでかさは見習いたい。。加入から10年。鶴次郎単体でのメディア露出の増え方はメンバーとの信頼度と比例しているということなのかな。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    ロバート・トゥルージロ、『Death Magnetic』に続く新譜の制作状況等について語る。
    ロバート・トゥルージロ、メタリカ加入後10年のバンド内の立ち位置について語る。
    ジェイムズ・ヘットフィールド、新譜用に700以上のリフを作る。

      このエントリーをはてなブックマークに追加

    ラーズ・ウルリッヒの最新インタビューを訳してたら、
    先を越されて訳されてたのでご紹介。

    【メタリカ、なぜ次作のレコーディングに
    今回は早く取り掛かれるのか、その理由を語る】

    メタリカのドラムのラーズ・ウルリッヒは現在のバンドが
    かもしている「前向きなヴァイブ」を大切にしてできるだけ
    速く次のアルバムをリリースしたいと語っている。

    メタリカはここ15年は作品の間に長いインターバルを
    置いてきたが、08年の『デス・マグネティック』に次ぐ
    新作については早くも今年の春からとりかかるという。

    ラーズはデンマークのエクストラ・ブラデット紙に
    こう語っている。

    「これまでの俺たちはとてつもない世界ツアーを終えるごとに
    いつもメタリカについてほとほと嫌気が差していたもの
    なんだけど、でも、今回はなんか違うんだよ」


    ラーズはさらにこう続ける。「というわけで、今度の次回作に
    とりかかるまでにそう時間はかからないはずなんだ。たぶん
    3月とか4月くらいにはクリエイティブな作業に取りかかって、
    それからレコーディングへとなだれ込むんじゃないのかな」


    ラーズによれば、今回これだけ作曲の過程が早く進んでいるのは、
    バンド内の関係がかなりうまくいっているからだという。

    「バンドには今、すごく前向きなヴァイブがあるんだよ」
    とラーズは説明する。「今本当にこれが楽しくてしようがないから、
    すぐにでも作業に戻りたい感じなんだよね」


    メタリカは04年のドキュメンタリー『メタリカ 真実の瞬間』でも
    如実に捉えられているように、過去においてはバンド内の険悪な
    人間関係に長く苛まれてきていた。しかし、ラーズによれば、
    今はもう状況が違っていて、バンドが抱えてきた問題を
    乗り越えることができて本当に嬉しいと語っている。

    「これまで抱えてきた問題への解決を見出すことができたから、
    バンド内の諍いでバンドを破滅させなくてもよくなったんだよね」

    とラーズは語る。「俺たちの友達だったガンズ・アンド・ローゼズは
    そうなっちゃったんだけどね」


    (c) NME.COM / IPC Media 2011

    ro69.jp(2011-02-03)


    次回作、どんな感じになるのか本当に楽しみです!

    同じ記事で書かれていなかったところも少し追記で。
    (一部内容が重複してますが。)

    メタリカのメンバーたちは長年にわたりどのように
    関係が変わってきたのか。

    「俺たちが全員家族・子供を持ったことで、俺たちの関係が
    互いにうまくやっていく助けとなっているよ。
    今はホントに互いに気が合うんだよね。何年もの間、マジで
    ヤバかったときもあった。互いに話をしようともしなかったし。
    俺たちはウォッカ片手に女の子を探しに出かけてた。
    それはお互いの気持ちを共有していなかったってことだったんだ。
    でも今、俺たちは子供や家族についてたくさんのことを話す。
    今夜のセットリストのことや昨日のショーで誰かがミスったか
    なんてこと以外のことを話すようになったことで実際、俺たちは
    大きく変わったんだ。」


    「ここ5、6年は俺たちは己の限界に気づいて、
    METALLICAに関していくつかのルールを作ったよ。
    全てのことを崩壊させないためにも必要だったんだ。
    例えば、(子供の)学校がある間は2週間以上ツアーに出ない、
    ツアーに戻る前に2週間は家で過ごすようにする。
    そうすることで燃え尽きることやしばしば陥りやすい疲れきって
    嫌になることを防ぐんだ。」

    『Death Magnetic』で45カ国、215のコンサートをこなした。

    「もちろん多くのショーをこなすのはまだ大変なことだけど、
    年を取れば取るほど、成功を当然のことだと思わなくなった。
    俺たちは永遠には生きられないし、俺たちが一緒にいることは
    とても特別なことなんだと気づいたばかりさ。
    俺たちのような屁みたいな中年たちがいまだに世界中を
    廻ることができて、何千人もの人が俺たちと体験を
    共有したいと思ってくれているのはすげぇことだよ。」

    今年はメタリカのフロントマン、ジェイムズ・ヘットフィールドと
    出会ってから30年となる。

    「全くもってすげぇことだよな。振り返って、誇りに思うのは、
    こうして実際に生き残って30年を生き抜いたってことだな。
    そして比較的無事に過ごしてこれたし、俺たちが
    ユニットとして、人として、父親として今なお機能し続けて
    きているってことだね。俺たちは自分たちで問題の解決策を
    見出してきたんだ。例えば、俺たちの友人でもある
    ガンズ・アンド・ローゼズみたいにバンド内部のいざこざで
    バンドを壊してしまう代わりにね。」


    lars_ulrich_0202

    デス・マグネティックのときのようにラーズの小出しの
    新作ネタインタビューに期待します(笑)

    ※下記関連記事にある「新作」「新譜」はデス・マグネティック
    のことなのでご注意を。

    関連記事
    ラーズ・ウルリッヒ、新作について語る。
    ラーズ・ウルリッヒ、新譜作成状況ひとしきり語る。
    ラーズ・ウルリッヒ、これまでと新譜との違いについて語る。
    「リック・ルービンとはまたいつか一緒に」ラーズ・ウルリッヒ語る。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    どうも。
    メタリカ情報局管理人thingyです。

    これまでメタリカグッズ情報館のメタリカ
    シングルコレクションにデス・マグネティックの
    シングルが記載されていなかったんですが、
    cowboybluesさんのご協力をいただき、
    記載を追加いたしました!

    cowboybluesさん、ご協力、誠にありがとうございます!

    また、ご投稿からずいぶん時間が経過して
    しまいましたが、メタリカ川柳にマー棒さん
    ご投稿の”鶴次郎”の句を追記いたしました。

    鶴次郎という愛称、いったい誰が考えたんでしょうかね?

    マー棒さん、ご投稿ありがとうございます!


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

      このエントリーをはてなブックマークに追加

    Kerrangアワーズで最優秀アルバム、シングル、ライヴ、
    ビデオ、インターナショナル・バンドの5部門でノミネート
    されていたメタリカ。


    8月3日に授賞式が開催されました。


    【英音楽誌ケラング!主催
    「The Kerrang! Awards 2009」でスリップノットが2冠☆ 】


    イギリスのメタル系を中心に扱う音楽誌ケラング!主催
    による「The Kerrang! Awards 2009」がロンドンで開催された。


    今年は、最多5部門にノミネートされていたスリップノットが、
    最優秀ライヴ・バンドと最優秀インターナショナル・バンドの
    2冠を獲得。最優秀シングル部門ではスリップノットが2曲
    ノミネートされていたものの、ザ・プロディジーの「Omen」
    が受賞した。また、スリップノットに続く5部門にノミネート
    されていたメタリカは、最優秀アルバム賞に輝いた。


    受賞結果は以下の通り。


    ●最優秀ブリティッシュ・ニューカマー
     イン・ケイス・オブ・ファイア
    ●最優秀インターナショナル・ニューカマー
     ガスライト・アンセム
    ●最優秀シングル
     ザ・プロディジー「Omen」
    ●最優秀ビデオ
     マストドン「Oblivion」
    ●最優秀アルバム
     メタリカ『Death Magnetic』
    ●最優秀ライヴ・バンド
     スリップノット
    ●最優秀ブリティッシュ・バンド
     ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン
    ●最優秀インターナショナル・バンド
     スリップノット
    ●アイコン賞
     アリス・イン・チェインズ
    ●ホール・オブ・フェイム
     リンプ・ビズキット
    ●クラシック・ソングライター
     リンキン・パーク
    ●スピリット・オブ・インデペンデンス
     ワイルドハーツ
    ●インスピレーション
     マシン・ヘッド


    TimeWarp(2009-08-04)


    授賞式に出席したのは鶴次郎のようです。

    鶴次郎 in KerrangAwards2009
    (C)Gareth Cattermole/ゲッティ イメージズ

    隣の女性だれですかね?


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。


    関連記事
    メタリカ、Kerrang!アワード受賞。

      このエントリーをはてなブックマークに追加

    以前も取り上げたライブDVDに関してさらなる情報が
    入ってきましたよ〜。


    【メタリカ10月のライヴDVDを発売】


    メタリカが10月に最新ツアー『World Magnetic Tour』
    の模様を収録したライヴDVDをリリースする。
    これは7月7日フランス南部の都市ニームで行われたライヴの
    模様を撮影したもので、今年リリースを予定している2作の
    ライヴDVD作品の1本になる予定で、もう1本の撮影地関しては
    メキシコ・シティーで開催されるライヴを撮影することが
    濃厚とされている。


    このDVDは10月19日にUKでリリース予定、日本での発売は
    今のところ未定となっている。
     7月7日のメタリカのセットリストは以下のとおり。


    「Blackened」
    「Creeping Death」
    「Fuel」
    「Harvester Of Sorrow」
    「Fade To Black」
    「Broken, Beat And Scarred」
    「Cyanide」
    「Sad But True」
    「One」
    「All Nightmare Long」
    「The Day That Never Comes」
    「Master Of Puppets」
    「Dyers Eve」
    「Nothing Else Matters」
    「Enter Sandman」
    「Stone Cold Crazy」
    「Motorbreath」
    「Seek And Destroy」


    Ameba News (2009-07-12)


    コメントでも情報いただいていますが、DVDとなる
    ニーム公演の音源をストリーミングで聴けます。


    http://www.wormee.com/Wormee.html#/planet/artist/2711


    2009年7月15日までとのことなのでお急ぎください!


    リンク先、真ん中の「EDITORIAL」のMetallica写真右の
    「>Listen to the live」をクリックするとライブ通りの曲順で
    聴くことができます。


    ※フランス語表記になっている方は右上のイギリス国旗を
    クリックすると英語表記になります。


    それにしても日本でのリリースは未定って、、、
    あいかわらず日本に冷たいのね(泣


    ユニバーサルさんの手腕でそこはなんとかお願いします。
    m(_ _)m

     

    ブログランキングに参加しています。

    応援クリックをヨロシクお願いします。


    関連記事
    【続報】メタリカ、これから行う公演をライブDVDにしちゃう試み。
    メタリカ、これから行う公演をライブDVDにしちゃう試み。

    このページのトップヘ