メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ジェイムズ・ヘットフィールド

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    ジェイムズ・ヘットフィールド表紙の「Kerrang!」クリスマス号でのジェイムズとラーズのインタビュー。クリスマス号ということもあって、2012年の総括からクリスマスの話題に。管理人拙訳にてどうぞ。

    kerrang2013

    −今年(2012年)を1から11で評価するとしたら、いくつになりますか?

    ラーズ
    キミはそんな質問に何て言うんだ?(笑)12だよ!ロケットのようだった!全てに渡って素晴らしい年だったね。ブラックアルバムをヨーロッパでやって、自分たちのフェス(Orion)を開催し、映画も作った・・・。俺たちはものすごく感謝してるし、ありがたく思っているよ。

    ジェイムズ
    今年は11だね。これまでで一番忙しい年だったよ!3D映画の撮影をし、ライヴを行い、自分たちのレーベル立ち上げ、メタリカ・ファミリーをハッピーにする。そんなことをやっていたから、とても忙しかったね。

    −(忙しすぎて)あなたたちのカレンダーが急に燃え出したりするなんてことはなかったですか?

    ジェイムズ
    Qプライム(メタリカのマネージメント)との俺たちの戦略は「おい、次の年はすげぇギグをやることになったぞ・・・」っていうものだ。ロック・イン・リオ、Orion、そしてその他もろもろと、うまく広げていったんだ。それから突然、「そこまでやったら、これもした方がいいだろ!」って空白が埋まっていった。俺たちを挙手をして言わなきゃならなかったね。「先生!俺たちは作るべきアルバムがあるし、育てるべき子供がいます!」って。俺はああいうことは大好きだし、こうしてたくさんの機会と仕事、アイデアがあるという事実は素晴らしいと思う。ありがたいと思うよ。でも俺たちはそこを持ちこたえ、家で一息つける時間がまだ必要なんだ。

    −それは、横になって休む必要があると取れますが、今年のクリスマスはどう過ごしますか?

    ジェイムズ
    俺たち家族は子供が学校を休みのときは、いつもハワイで過ごしている。ハワイが大好きなんだ。ブタを地面に置いて、イム(土のなかで蒸し焼きにするハワイの伝統的調理法)にするんだ。(ハワイは)素晴らしいよ、かなり暖かいしね。たくさんの友だちを招待して、ハワイ流のつけ合わせと一緒にそのブタを食べるんだ。波が寄せるのを見ながらね。

    ラーズ
    俺は家族とほとんどデンマークにいるね。そこでクリスマスとクリスマス・イヴを祝うんだ。いつもはガチョウかアヒル、そしてRisengrodって呼ばれているライスプディングを食べているよ。とてもおいしいんだ。ツリーに明かりをつけて次の段階に行きたかったら、ツリーとかそんな最高のモノの周りで踊りながら、デンマークの歌を歌うのさ。それからお互いのプレゼントを開けるんだ。

    −メタリカのライヴで使っているパイロの残りを使って、クリスマスを本当に爆発させようと想像したことはありますか?

    ラーズ
    (笑)毎年、ツアーで使い切っているからね。まぁ残っていたら・・・。

    −今年はサンタから何が欲しいですか?(クリスマスプレゼントがもらえる)「いい子ちゃん」リストにあなたは入っていますか?

    ラーズ
    俺はいつだっていい子にしてるよ!クリスマスに欲しいものをキミに教えることもできる。ここにある俺のiPhoneにリストがあるからね。誰にも言わないと約束するな?(iPhoneをスクロールしだすラーズ)OK・・・。まずロッド・スチュアートの自叙伝(日本語版未刊行)が欲しい。「ここ数年に出されたロックの自叙伝のなかでベストだ」「彼が何もかも正直に描写しているのがわかる」というレビューを読んだんだよ。それからニコンかキヤノンの新しいカメラも欲しいね。ベルトも数本欲しいし、Status Quoの映画、『Hello Quo』、あとThe Rolling Stonesの1965年のアイリッシュ・ツアーを追った映画、『Charlie Is My Darling』も欲しい。12月1日にリストを更新したよ。でも、もしリストに他の何かが出てきたら、教えるよ。

    ジェイムズ
    1週間の休暇は最高になるだろうね!全てからのオフなんだ。メタリカからも、家族からも、その他なんであろうとね。この何者からも逃れられることは本当に最高だ。俺たちは多忙でハッピーだが、完全に電源を引っこ抜いて、テクノロジーから離れた世捨て人スタイルは素晴らしいよ!

    −あなたはプレゼントのラッピングのエキスパートですか?

    ラーズ
    俺はプレゼントのラッピングは上手だよ。でも、ときおりアシスタントに手伝ってくれるよう頼むけどね。

    −クリスマスで一番好きなことは何ですか?

    ジェイムズ
    子供の顔を見ることだろうね。子供たちは成長し、本当のサンタとかその他もろもろについてまでは明らかにわかっている。でもその精神などについてはまだ信じているよ。

    −サンタの格好をしたことはありますか?

    ジェイムズ
    ある年には徹底的にやったね。家中をサンタがトボトボ歩いているようにしたんだ。サンタとトナカイの足跡をつけてね。煙突から来たようにするために、床に灰をつけてさ。サンタが歩いて、トナカイが鼻をクンクン鳴らしていたところを子供たちが後を追うようにしたんだ。「さてはトナカイはおまえたちの靴を嗅ぐのが好きだな、靴が臭いから!」ってね。こうして子供たちのためにマジックを作り上げたのさ。

    Kerrang!(2012-12-22)

    ジェイムズの家でのパパっぷりにほっこりした( ´∀`)

    ジェイムズとラーズが語っていたクリスマスに食べる料理が気になって調べてしまいました。

    imu(イム)
    http://blogs.yahoo.co.jp/piyomi_jp/57351280.html

    Risengrodの作り方
    http://sonotoki.wordpress.com/2011/12/03/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%96%99%E7%90%86-risengrod%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9/

    この記事を書いてたらお腹が減ってきたのは言うまでもありません。
    インタビューの続きで気になるところがあればまた記事にするかも。

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    ラーズ・ウルリッヒの夏休みの過ごし方。
    メタリカ、それぞれのオフ。

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    映画撮影用のライヴを行ってから、ひと段落したメタリカのツアー。メンバーはそれぞれどんなオフを過ごしているのでしょうか。

    ■ジェイムズ・ヘットフィールドの場合
    ただいま大リーグではポストシーズン、ワールドシ リーズの真っ最中。そこで勝ち進んでいるのがメタリカの地元チームであるサンフランシスコ・ジャイアンツ。ジェイムズは、10月21日に行われたナショナ ル・リーグのチャンピオン・シリーズのプレイボール宣言を行ったとのこと。
    ジャイアンツのユニフォームに身を包んだジェイムズのたくましい開会宣言。
    350x

    ジャイアンツのマスコットとの2ショット。
    james_giants

    その他の写真はこちらから。
    http://sfgiantsphotos.mlblogs.com/tag/james-hetfield/
    http://topic.worlds-luxury-guide.com/photo/0bVofpT8wddZd?q=San+Francisco%2C+CA

    ■ロバート・トゥルージロの場合

    2012年10月23日に48歳の誕生日を迎えたロバート鶴次郎。ロバートは現在製作中のドキュメンタリー映画『Jaco: The Film』に資金提供面で関わっているとのこと。
    jaco
    ベーシスト・ランキングでいつも上位に入る故ジャコ・パストリアスを描いた映画で、出演はラッシュのゲディー・リー、スティング、レッチリのフリーなどが出演予定。監督はローリング・ストーンズの映画『Stones In Exile(邦題:ストーンズ・イン・エグザイル 〜「メイン・ストリートのならず者」の真実)』の監督を務めたスティーヴン・キジャック。

    10月20日、21日には、「Bass Player LIVE! 2012」と題されたライヴ・イベントに参加し、そこで『Jaco: The Film』のプレビュー動画も披露されたとのこと。

    BLABBERMOUTH.NETより(2012-10-19)

    ■カーク・ハメットの場合
    カークは自身の趣味全開の本、『Too Much Horror Business』関連のインタビュー、インストア・イベントと忙しくしていた模様。


    インタビューが長すぎて和訳挫折しました(泣)。
    すまん、カーク。
    http://www.artistdirect.com/entertainment-news/article/kirk-hammett-of-metallica-talks-his-book-too-much-horror-business/10230247
    http://loudwire.com/metallica-kirk-hammett-new-book-too-much-horror-business-favorite-scary-movies-more/

    ■ラーズ・ウルリッヒの場合
    先週末、ラーズはアメリカ北方の地、ファーゴを訪れ、雑誌Vogueの表紙を飾り、GapやH&M、シャネルのモデルも務めたことのあるファッション・モデルのジェシカ・ミラーとデートを楽しんだとのこと。
    これはジェシカの兄であるダニエル・ミラーが司会を務める朝のTV番組で暴露された。ダニエルによると、数年前からこの関係は続いており、10月19日(土)にダニエルが番組を務めるWDAYのスタジオを2人が訪れ、その後イタリアンレストランやスターバックスなどに行っていたとのこと。(って何でここまでダニエル兄さんに知られてんだよ!)

    なお、当人たちからのコメントはまだ出ていない。

    inforumより(2012-10-22)

    ちなみにこちらがジェシカ・ミラー嬢。
    jessica_miller

    ラーズ48歳、ジェシカ28歳の歳の差カップルですか。
    ラーズ、ほどほどにね。

    そんなわけで、オフ中も何かといろんな方面で忙しいメタリカでした。

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    メキシコ公演初日を終えての記者会見にて、今回の新しいステージ演出や3D映画、新譜についてメンバーが語っています。ラーズは相変わらず多弁です。(以下、管理人拙訳にてどうぞ)

    ラーズ・ウルリッヒ
    「メキシコでは長年に渡って熱狂な歓迎を受けてきた。俺たちがここにやって来たのは93年からだ。今夜の公演を行うところで5回ショーをやったんだ。そのショーは『Binge & Purge』ボックスセットに収録されることとなったんだけど、あれは最高だったね。99年には、「Foro Sol」で公演をし、2年前にも同じ「Foro Sol」で3夜の公演をしたんだ。だから4年前に『Death Magnetic』を出して、この新しいクレイジーなショーのワールド・プレミアをやるってなったときにメキシコ・シティをおいて他にないと思ったんだよ。無論、ここにはたくさんの友人、たくさんのファン、南米各地や別のさまざまなところからやってくるたくさんの人たちがいるってのもあるしね。だから2週間メキシコ・シティに滞在して、こういったショーをやって、この新しいステージのスタートをメキシコのファンと飾れるなんて、こんなクールな場所は他にないよね。こういったこと全ては、もちろん、キミらもご存知の通り、3D映画プロジェクトの始まりなんだ。これから6週間をこうやって過ごすことになるだろうね。8月末にはバンクーバーでクライマックスを迎える。そこで行う最後の数回のコンサートで映画を撮影するつもりだよ。」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「(新作について問われて)俺は長いあいだ曲を書きたくてたまらなくなっていたよ。俺たちみんなそうさ。そんなわけでたくさんのアイデアがある。(今は)お祭り騒ぎみたいな曲を書く妨げになるようなちょっとしたことがたくさんある。だからまた曲を書くことに取り組むのはかなりエキサイトしているよ。すぐできるかもしれないし、長くかかるかもしれない。俺たちにはまったくわからないね。それこそ、アートを形にする美しさだよ。」

    ロバート・トゥルージロ
    「ジャムをするリフはたくさんある。俺たちにとってかなりエキサイティングなことだね。でもジェイムズが言ったように、俺たちには乗り越えなきゃならないちょっとした障壁がたくさんあるんだ。それから狂ったように曲を書くのさ。」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「(ルー・リードとのコラボ作『Lulu』が次のアルバムに及ぼす影響を聞かれて)俺たちがやってきたことは何にせよ、次に影響するものだと思うよ。それがどう現れるかはわからないけどね。(即興演奏によって構成された『Lulu』の制作方法は)曲を書くもう一つの方法だよ。それと俺たちに突っ込んで行って、より多くの瞬間を信じられるっていう自信を与えてくれたと思う。これは完璧に固執する完全主義者の裏の側面でもある。だからこのバランスを見出すことが、メタリカのレコード制作のキーになるね。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「(最近出演した2つのドラマ映画「Get Him To The Greek」「Hemingway & Gellhorn」について触れて)あれはそれぞれ別個の状況だと思うね。俺はいつも映画に信じられないくらい興味を持っていた。いつも創造的プロセスにものすごく興味を持っていたんだ。それが映画にせよ、音楽にせよ、絵画にせよ、彫刻にせよ、文章にせよね。だからそういう創造的な人たちのそばにいることはいつだって興味をそそられるんだ。だから誰かが電話してきて「3日間これをやりに来てよ」とか「数週間これをやりに来てよ」とか言われると、俺の「おっ何々?」ってなるんだ。「経歴」って言葉はこれには適用できないだろうね。俺にはエージェントがいない。誰もいないんだ。2ヶ月前に封切られた「Hemingway」の映画に続くオファーがどんなもんか話そうか。たくさんの電話をもらったよ・・・(ひとさし指と親指でゼロのサインを出しながら)ゼロさ。ほらな。思ったとおりだ。これで(俳優としてのキャリアは)終わりかもしれないな。でも俺はいつも違った創造的なことや体験に興味を持っているよ。それらがフィットして、メタリカの妨げにならない限りはね。でも映画にはいつも情熱を持っているよ。家族やメタリカと一緒にいないときはね。俺は映画業界に身を置いているし、映画を観るし、映画についての本を読むし、映画について勉強している。映画はいつだって俺にとっての逃げ場所なのさ。(映画の出演は)面白い2つの体験になったけど、それは俺が俳優のキャリアを追い求めているわけでもないし、そんなたわ言みたいなことじゃないんだ。もし映画に深入りするつもりなら、おそらく脚本を書いたり、プロデュースしたりすることに、より興味を持っているかもしれないね。演じることは−呼ばれておきながら日に8時間もトレーラーバスでぶらぶらしている。そういうのは俺の夢の仕事というわけじゃない。でも脚本を書いたり、プロデュースをする世界っていうのはいつか興味を引くだろうなって思うね。でも演じることはそこまで大きなものじゃないかな。」

    Metallica-Mexico-Press

    BLABBERMOUTH.NETより(2012-07-29)

    ド派手なステージはひとまずメキシコ、カナダ限定になりそうですね。

    本人の興味の問題もありますが、ラーズへの俳優オファーがないので、俳優に転身なんて変な気を起こすことは今後なさそうです(笑)

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    ラーズ・ウルリッヒ、コメディー映画に本人役で出演。
    メタリカのメキシコ公演が想像以上にヤバイ件。

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    ラーズ・ウルリッヒが地元サンフランシスコで行われるOutside Landsフェスティバルに向けて行われた7月24日の記者会見で進行中のアルバム制作について次のように発言しました。(以下、管理人拙訳にて)

    「ジェイムズ・ヘットフィールドがギターを手に取るたびに、そこから見事なまでのリフが生まれるんだ。俺はそういうリフを全部、録音されていることを確認しようとしているし、そんなリフについていくようベストを尽くそうとしているし、そのリフにドラムを加えようとしているってわけ。そんなわけだから、無論、曲になるようなジェイムズのアイデアが腐るほどあるんだ。だいたい9月上旬までは3D映画プロジェクトとOutside Landsフェスティバルに没頭しているだろうね。(それから)基本的に新曲に集中して、メタリカのレコードを出そうとすることになるよ。」

    そして、そのジェイムズ・ヘットフィールドもThe Pulse Of Radioのインタビューで次のように答えています。

    「創造的な自分を止めることは俺にはできない。これは神からの素晴らしい贈り物だ。チューニング・ルームにいようが、ホテルの部屋にいようが、アコースティック・ギターを手に家にいようが、どこにいようが、いつもアイデアが出てくるんだ。そういったものは出てきたら、録音されるか、書かれるかして、何らかの形で世に出ることになる。今度のアルバムになるか、そのまた次のアルバムになるかは、わからないけどね。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2012-07-26)

    8月はメキシコ公演やOutside Landsフェスやら、さらには3D映画撮影と大忙しのメタリカ。しかもモノスゴイ勢いで「Sold Out」しているメキシコ公演ではメタリカもテンションが上がるんじゃないかと。

    そんないいテンションで新譜制作に取り組んでもらえたらよいなぁ。

    参加メンバーが多彩なOutside Landsフェスティバルでジェイムズがまた新たな創造の扉を開いたりして。
    outside-lands

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    カーク・ハメット、BIG4公演やニュー・アルバムの制作状況について語る。
    ジェイムズ・ヘットフィールド、新譜用に700以上のリフを作る。

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    しばらく更新が滞ってすみません。
    まずは更新しそびれたメタリカのコラボ商品情報を2つ。

    メタリカとVANSがコラボした『KILL 'EM ALL』のスニーカーが2013年発売されるとのこと。

    価格は明らかになっていませんが、正面にプリントされた「SLIP-ON」モデルと側面にプリントされた「SK8-HI」モデルの2種類。どんなデザインなのか写真で見てもらったほうが早いということで以下がその写真。

    EUKicks_Vans_Metalica_Slip_on_Sk8_Hi

    EUKicks_Vans_Metallica_Slip_on_Sk8_Hi_2

    EUKicks_Vans_Metallica_Slip_on_Sk8_Hi_3

    EUKicks_Vans_Metallica_Slip_on_Sk8_Hi_4

    EUKicks_Vans_Metallica_Slip_on_Sk8_Hi_5

    EUKicks(2012-07-09)

    そういえば以前、メタリカとコンバースとコラボしたスニーカーが発売されていましたね。

    パスヘッド(フレイミング・ヘッド)モデル



    ライド・ザ・ライトニングモデル

    『Ride The Lightning』っぽいデザイン(ロゴ)のものも含まれていましたが、今回はまさにアルバムジャケットデザインそのものです。

    もうひとつはジェイムズ・ヘットフィールドがサンフランシスコのサングラス・メーカーSutroとコラボ・デザインしたサングラスの話題。
    james_glass2
    james_glass

    デザインは「ロック・スターのエッジがきいたクラシックな形」で、フレームは彼の愛車「リンカーンZephyr v12のようにスムースで締まっている」という。ジェイムスは「高速のリフより早く見え、俺のような野良犬の人生に対応できるよう作った」と話している。

    価格は219.99ドル(約1万7,500円)でメタリカのオフィシャル・サイト(Metallica.com)より購入できる。

    BARKS(2012-07-03)
    Metallica.comでチェックするとわかると思いますが、茶色(TORTOISE (Matte) )も出ています。
    sutrosunglasses_tortoise_400

    けっこうなお値段ですねぇ。そもそも似合わないので買わないですが。

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    メタリカとコラボ(コンバース編)

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    先日行われたOrionフェスでもブラック・アルバムの完全再現を行ったメタリカ。(すでにLiveMetallicaで2日分の音源が販売開始されました。)

    そんななか、The Village Voiceのサイトでジェイムズとカークがブラック・アルバムを振り返るインタビューを掲載。いつもの管理人拙訳、誤訳御免でどうぞ。

    james_kirk

    The Village Voice
    「Nothing Else Matters」はバンドにとって大きな出発となりました。スラッシュ・メタルを期待したファンをイライラさせましたが、いまだにほとんどいつものショーで演奏されています。

    ジェイムズ
    まったくもってクレイジーだね。あれは俺が思うに最もメタリカっぽくない、俺たちによって演奏されそうにない曲だったよ。誰もが本当に聴きたい曲として最後の最後に挙げるようなね。俺が家から離れて放浪してたとき、ツアーで自分の部屋にいる俺自身への曲だったんだ。驚いたね。正直に自分をさらけ出せた。本当の自分を表に出し、リスクを負って、誰かが俺の心をスパイクで踏みにじることになるか、それとも自分たちの心を寄り添わせることになるか、賭けをした真の証だよ。やってみなければ決してわからないね。事が結実して、俺たちは正しいことをしたと思うよ。感じたことを心から書いてね。そうすれば間違えることはない。ニューヨーク・ヘルズ・エンジェルズが映画に使ってから、スポーツ選手が、結婚する人が、ありとあらゆる人々があの曲と自分たちを結びつけて、信じられないようなライヴの曲になった。俺に否応なく(映画を繰り返し観ることで)テープ・プレーヤーを消耗させ、あの曲をメタリカたらしめた彼らには感謝しているよ。

    The Village Voice
    『A Year and a Half in the Life of Metallica』のなかで、あなたが「Nothing Else Matters」を覚えるのに苦労したために、ライヴでのお披露目が遅れたというジョークが出てきました。今振り返ってあなたにとってそれは面白いことですか?

    カーク
    セットリストにあの曲を入れ続けてきたし、実際にできるようになると思えるまではセットリストからは外してきた。俺はステージ上で自分でその全てのイントロ部分を再び覚えなければならなかった。そうなったときはちょっと怖かったね。俺たちはそんな風に始めた曲なんてなかったからね。しばらくして、いったん要領がわかれば、何の問題もなかったけどね。いったん曲を形作って、一緒に演奏の準備をすることに焦点を当てれば、俺たちは曲をしっかりまとめて実際にやることに関してはかなり得意なんだよ。

    The Village Voice
    2つの続編を作ることを決定付けた「The Unforgiven」のテーマについて、何がそれほどあなたを捉えて離さないのでしょうか?

    ジェイムズ
    普通はそういう(続編を作るような)ことはしないものなのかもしれない。俺は許されると感じなかったのかもしれないし、あるいは、許すことができなかったからかもしれない。俺にとってあの曲のひとつはとても個人的なことで、世界と自身、そして向き合うには少々苛立つようなことを許すことを中心に展開している。メロディ自体は頭のなかから離れることがなかった。俺にとっては強力だったし、リリカルで、メロディがメロディを呼んだ。おそらく3部作か何かをすることになってなくても、次のアルバムで同じことを書くことになってなくてもね。「The Unforgiven III」を書いた後、考えたね。俺たちはこの曲によってなされたんじゃないかってね。つまり俺は許すことができ、俺自身も許すようになっていったんだよ。


    The Village Voice
    「The God That Failed」は、クリスチャン・サイエンスの躾を受け、あなたの母が医学による治療を拒んだ後に迎えた死について食ってかかる非常に個人的な曲です。今、この曲を歌うことで、あなたは(この曲を作った当時に抱いていたような)元にいた同じところまで連れ戻されますか?

    ジェイムズ
    俺が望むところまでは連れ戻されるかな。俺がされてきた(宗教的価値観から行われる)躾や宗教、その他もろもろとは和解したんだ。なぜそうなってしまったのか、どうすればならなかったのか、今はわかっている。そしてそういったもの全てに折り合いがついたんだ。俺があの曲を書いたとき、そういった子供の頃の嫌なことに起因する、周りとあまりにも違うことに対して憎悪の真っ只中にあった。神の力とは一体何なのか、俺にはわかっている。そして神の力に対する俺の両親の考えが一体何なのか、今の俺にはわかっているんだ。だから、俺は彼らのものを彼らに預けて、主張する必要があるところを自分のものとして取り出すことができる。そこから前に進むことができたんだ。そういった意味ではあの曲はかなりヘヴィだよ。

    The Village Voice
    "the healing hand held back by the deepened nail"というフレーズはかなり誇らしく思っていたのではと思うんですが。

    ジェイムズ
    「ついにたどり着いたぞ。道を譲れ、ボブ・ディラン」ってか。誰かに怒っていたところからはかなり成長したように聞こえるよな。

    The Village Voice
    『A Year and a Half in the Life of Metallica』で、(プロデューサーの)ボブ・ロックが1stシングルに「Enter Sandman」ではなく、「Holier Than Thou」にすべきだと説得しようとするシーンがあります。

    ジェイムズ
    あぁそうだな。おそらく俺たちはみんな、シングルがどうあるべきか違う意見を持っていたと思う。そしてアルバムを強力なものにしたから、どの曲もその可能性はあった。「Holier Than Thou」は俺たちがいまだにライヴでやっているし、みんなが楽しんでくれる曲のひとつでもある。複雑かつシンプルな曲だね。

    The Village Voice
    「My Friend of Misery」はブラック・アルバムのツアーで初めて演奏された曲のひとつです。私は常々、レコードのなかで長大なベース・ソロとツイン・リード・ギターのソロのある傑出した曲だと思っています。

    ジェイムズ
    最高だね。俺はあの曲が大好きなんだ。本当に雰囲気のある曲だよ。あの曲は当初、インスト曲だったんだ。なぜそうなったかわからないけど、俺がヴォーカルを足したら、もうひとつ別のレベルにあの曲を持っていくことができた。ツイン・ソロみたいのもクールだよね。カークと俺であんなことをやってとても良かったよ。あれは決して速いソロじゃなく、クレイジーなハーモニーによって、これまでよりメロディックな、俺が貢献できたソロだね。ああいうのはいいね。

    The Village Voice
    あのアルバムで、建国の父について言及されています。つまり、「My Friend of Misery」ではトーマス・ペイン、「Don't Tread on Me」ではパトリック・ヘンリーを。当時、アメリカの歴史の本を読んでいたんですか?

    ジェイムズ
    いいや。そうするつもりじゃなかったんだ。「Don't Tread on Me」は俺が好きな曲だけど、多くの人にショックを与えたよ。俺たちのことを反戦論者だと思っていたときに、みんな、あの曲を戦争肯定と捉えたからね。俺たちは曲を書いただけさ。俺たちは政治的にはどの立場もとっていない。「Don't Tread On Me」は「Don't fuck with us(俺たちをなめんじゃねぇ)」って曲のひとつにすぎない。明らかに旗とヘビ、そしてそれが意味するところを参照して、アルバムを全てブラックに染めてヘビのアイコンを配したアルバムカバーとなった。あの曲をライヴでやるのは素晴らしいと思うよ。俺たちがこうしてやってきたヨーロッパであの曲を演奏しても、みんな(アメリカ独立に関連が深いと捉えて)愕然とはしないしね。とはいえ、俺たちはまだイランやイラクではあの曲をやってはいないけど。

    The Village Voice
    9.11直後はたくさんの車の中から「Don't Tread On Me」が鳴り響くのを聴きました。

    ジェイムズ
    それが人の助けになるんなら、それこそが俺が曲から受け取ったものなんだよ。もしあの曲で力を与えられたんなら、それこそが俺たちの曲がそうなればいいと思っていることなんだ。

    カーク
    俺から言えることは、あの曲はそれほどお気に入りじゃなかったんだよ。みんな、間違いなくあの曲の関連を考えるし、間違いなく特定の政治的なシナリオもしくは戦争のシナリオか何かと結びつけるからね。俺たちの音楽は解釈自由だから。俺たちは「それはあれを意味しています。それはあれを意味していません。そういう結論じゃなく、こういう結論が導き出されます。」なんて言うつもりないからさ。俺たちの音楽は基本的には解釈でもって漠然と把握されるようなものだからね。それがひとつの曲にみんなが夢中になって、曲に思い入れが加わるってことだから。あの曲は本当に「なめんじゃねぇぞ」って気持ちがよく出ているね。

    The Village Voice
    ショーの前にセットリストを見て、「Enter Sandman」の文字を見て、「マジで今夜はやめとこうよ。」と言ったことはありますか?

    カーク
    俺たちがやらなくちゃならないとわかっている曲はたくさんある。観衆はそういう曲をやるのを期待しているからね。俺たちがセットリストに投げ込む曲は、俺たちが演奏したい、もしくはリクエストを受けたからなんだよ。俺たちの音楽の素晴らしいところは、本当に演奏することが楽しいってことと、たとえ俺たちが曲のパートを変えたいとか、加えたいとか、差し引きたいってなっても、なんとかできるぐらい十二分にダイナミックだってことだね。曲を始めてちょっと退屈になったとき、俺たちは曲を変化させるんだ。パーツを足したり引いたり、あるいはもっとダイナミックにしたりしてね。それが全ての退屈な要因に打ち勝つ方法なんだ。いいアプローチだと思うし、称賛すべきアプローチだと思うよ。「Seek and Destroy」について語るのには閉口したときもかつてはあった。でも俺たちはよりヘヴィなキーで演奏し始めた、そして今や俺にとってはまったく新しい曲のように聴こえるんだ。6、7年前に変えてから、俺はまたあの曲をいたるところくまなく好きになったよ。

    The Village Voice
    『Live Shit』で、あなたがたは「Seek and Destroy」をほぼ20分に渡り演奏していますよ。

    カーク
    もうそんなことをしていないことを神に感謝だな。

    The Village Voice(2012-06-22)

    メタリカでも同じ楽曲をやっているとマンネリってあるんだなぁとか思いました。
    メンバー本人からこういうことを聴くのは新鮮かも。

    ジェイムズの歌詞の話は関連記事とあわせて読むとまた一段と興味深いです。歌詞解釈論、全然手がつけられないな。。。

    year
    A Year and a Half in the Life of Metallica


    liveshit
    Live Shit: Binge & Purge


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    ブラックアルバム再現ツアーが始まってオフィシャルサイトは動画や写真がアップされまくっている状況にまだ追いついてない昨今の管理人ですが、本日はまた別の話題。

    RollingStone誌のBIG ISSUE版にメタリカが登場です。

    rs_large

    このRollingStone誌のBIG ISSUEがネット上で無料で読めます。
    おそらく期間限定なのでお早めに。
    ※BIGの文字につられますが、BIG4特集ではないです。

    http://www.flipseekpubs.com/publication/?i=110532

    そのなかでレコーディング・スタジオで行われたジェイムズ・ヘットフィールドのインタビュー部分を拙訳してみました。ちょっと長いですが、誤訳御免でどうぞ。

    RollingStone
    今年は新譜なしでも忙しいですね。このスタジオに来たときは、オフィスで仕事をするという感覚なんですか?

    ジェイムズ
    ちっとも。ここに来るのを楽しみにしているんだ。なんだか安心するし、リアルに感じる。ありのままでいられるというか。外にいると、そこまでは至らない。ここに着くと、落ち着くんだ。いい感じだよ。

    俺たちが他の場所でやると、また別のエネルギーがある。デンマークでレコーディングしたときは、テープ置き場で寝ていた。起きたら階下に降りて、レコーディングをして、それから上に上がって床につくのさ。でもこれこそ究極だよね。ロック・バンドだったら、やりたいって思うだろ。俺たちはそれをやったんだ。

    (1986年の)『Master Of Puppets』を制作したところは、(サンフランシスコ州エルセリートの)カールソン・ブールバールってところだ。そこは俺たちが車を停めることのなかったガレージだった。そこにはドラム・キット、少しばかりのアンプを置いてね。あのカーペットの臭いときたら・・・ウッ!もう取り壊されてしまったけどね、あの小さな歴史的なビルは(笑)。買い取って、(レコーディング・スタジオを指差して)ここに持ってきたかったね。新しいガレージにあの古いガレージを持ってきてさ。あのスタジオをそのままにしておくのさ。

    RollingStone
    30年も経つと、多くのバンドがペースを落としますね。

    ジェイムズ
    多くのバンドはこう言うのさ。「30年ってこんな感じかねぇ。俺たちは何もしちゃいないよ。」ってね。俺たちの活動をストップさせたい人間もごまんといる。これは金メッキで塗り固められた問題さ。どうして辞めてほしいと思うんだい?まだクールなことがいくらでもあるだろうに。そういうことに「NO」とは言いたくないし、後で「クソッ、二度とやってこないアレはやっとけばよかった。」なんて考えたくないからな。

    RollingStone
    20年前、あなたたちは不可能なことをやってのけたと多くの人が思いました。

    ジェイムズ
    (裏を返せば)大部分は「あいつらは俺が望むことなんてしやしない。ルー・リードとアルバムなんて作りやがった。あんなことして欲しくなかった。」ってことだろ。惚れこんでないものに惚れこむ、あるいは姿を変えたものに惚れこむには、自身のなかに空いたスペースが必要なんだ。

    RollingStone
    昨年12月フィルモアで行われた30周年記念のショーで昔の曲をやったとき、歌詞のなかで今よりも自分が若く、怒れる青年だったと思いましたか?(今のあなたは)「Of Wolf and Man」を書いた人とは別人ですよ。

    ジェイムズ
    あるいは純粋な恨みの「Dyers Eve」とかね。(間をおいて)写真を見て振り返ると、誰かがハッピーなのを見るんだ。笑ったり、悪ふざけしたり、場違いな汚い言葉遣いをしたり、タチの悪い態度をとったりしたけどハッピーなんだ。でも閉じた扉のなかには孤独だったり、汚い感情だったり、憎たらしい人間がいたりする。音楽をくれた神に感謝だな。

    過ぎ去った日々のなかにはロマンチックなところもある。そういう写真を見ると、あの日々よ再びって思うね。自分のバンド、友人、とりわけ家族との関係に目を向けると、「(昔のままの)あんな人間だったら、この関係はなかっただろうな。」って思うよ。


    RollingStone
    ブラック・アルバムのなかで今歌うのが難しいという曲はありますか?

    ジェイムズ
    歌詞でってこと?それはないね。俺がこれまでやってきたことで、(今の自分が)結実している。それが以前よりハッキリしてきた。「The Struggle Within」で描いたことは、俺は精神分析医じゃないけど、まさにそこにある。「Don't Tread on Me」「Sad But True」「My Friend of Misery」は、多くの将来のことについて語られている。パスヘッドが「Sad But True」の(Tシャツ用の)アートで自分をみつめるガイコツを描いたとき、俺にはあの曲にそこまであからさまな双対性があるとは考えていなかった。彼はあの曲から善と悪、内に秘めた自分と公にした自分を拾っていったんだ。こうだと思っていた自分よりも少し透けて見えるようになって嬉しいよ。こういうことでみんなが俺をさらに助けてくれてきたんだ。

    sadbuttrue_pushead

    RollingStone
    あなたが激しい怒りに別れを告げたら、怒れるメタルの歌詞をどのようにして書くのでしょうか?

    ジェイムズ
    なぜ俺が頭にきているのか、バラバラに車をぶっ壊したいのか妻に訊いてみるといいよ。いまだにそういうことがあるんだ。そうはなりたくないとは思っているんだけどね。でもなぜそこから逃げるんだい?ただ理解して、使うんだ。そんな感情になったとき、ペンと紙を持ってくる。ギターを持ってくる。それから始めるんだ。じゃないとそんな感情が収まってしまうからね。俺の家族はそうなったらいいと思っている。だがそうならない。

    RollingStone
    精神、もしくは感情をコントロールするための療法を行ってますか?

    ジェイムズ
    もちろん。12ステップのミーティングかな。瞑想。お祈り。これらは少なくともどんなことからそんな感情になったのかを知る助けになっている。自分のサイクルを理解するんだ。不安に思い、自分が誰であるかを証明するため怒りを使い、自分が望むものを得ると、怒りが収まる。そしてまた不安がぶり返すというね。これはサイクルなんだ。全か無かの飲酒とはまた違うね。こんなことは永遠に続かないと歴史は俺に教えてくれる。でも俺にはそういったサイクルがあるもんはあるんだ。

    RollingStone
    新譜はどのくらい取り掛かりましたか?

    ジェイムズ
    たった846のリフしかない。

    RollingStone
    それは正確な数字ですか?

    ジェイムズ
    iTunesに入れてあるよ。どれくらいあるか見れるのさ。サウンドチェックとか、ここでふざけてたものは抜きにしてね。アンプにつないで、突然、気分良くなってリフが思いつく。「すげぇ、今の録った?」ってね。ここでレコーディングから離れることができなくなるよ。

    でもメタリカの溜め込み魔こと、ラーズはどんな石っころでも再検討することに頭がいっぱいなのさ。そして、それをひっくり返しては「こりゃあ、すごくなるかもしれねぇな!」ってなるのさ。あぁ全部すごくなるかもしれない。でも俺は今、新しいものがあるんだよ。お手上げだね。5年前の素晴らしいツアーからリフを取ってくるんだぜ。今でもそう(リフがいいと)思うかって?心配御無用。さらによくなって姿を見せるさ。


    RollingStone
    ツアー、フェス、映画とたくさん気を散らすことがありますよね。あなたたちの一番の仕事であるところの・・・

    ジェイムズ
    曲を書くこと?全くだね。今週はインタビューに写真撮影、ビデオ撮影。いつ曲を書き始めるんだって?「ブラックアルバムのリハーサルをしなきゃ。」他に考えることなしで、腰をすえて、アルバムのレコーディングをしたいね。

    RollingStone
    あなたたちが引き受けた3D映画とは何なのですか?小耳にはさんだとき、心配になったのですが。

    ジェイムズ
    ピクサーとでも陳腐なものとでも思ったかな。俺たちが考えているのは、完全に常軌を逸したぶっ飛んだものを作ろうってこと。俺も筋書きが欲しいね。カルトムービーになればなと思っている。ホント馬鹿げた感じだね、俺はそれが何かさえわかっていないのに、その映画について深く話しちゃうんだ。

    RollingStone
    誰のアイデアなんですか?

    ジェイムズ
    (共同マネージャーの)ビーター・メンチさ。過去のツアーから最高のものを記録することからきているんだ。多くのキッズは(『...And Justice for All』ツアー時の)破壊シーンや(『Metallica』ツアー時の)スネイク・ピットを見ていない。そういうベストなものを全部詰め込むのさ。それでさ、3Dで撮影しない手はないだろう?

    RollingStone
    予算はあるんですか?

    ジェイムズ
    あぁ。とんでもない額だね。基本的には俺たちの貯金だね。俺たちはなにをしでかすかわからない。でも、やってみたいと思うことはわかっているよ。

    RollingStone
    2004年の全編ドキュメンタリーの映画、『Some Kind of Monster(邦題:メタリカ真実の瞬間)』には驚かされました。

    ジェイムズ
    今回の映画のために他の誰かがリハビリに行くかもな(笑)。リハビリ・イン・3D!

    james_rs

    最後はオチで締めてくれたジェイムズ。
    精神的な葛藤から、iTunesを使ったアルバム制作過程までいろいろ語ってくれました。

    BIG ISSUEというと、その雑誌の性質からしてネットで買えない気がするのですが日本で購入可能なのかしら??

    【参考】ビッグイシュー(wikipedia)

    他のメンバーのインタビューについては管理人の余力次第ということで。。

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    悪ノリタイトルですみません(汗

    かねてより、メタリカ+メガデスのスーパーグループを組むことを提案していたムステイン大佐。この提案に対してやんわり断ったととれるジェイムズ・ヘットフィールドの発言は前回ご紹介したとおり。

    そんなジェイムズの発言についてデイヴ・ムステインが再びコメント。
    Artisan Newsのインタビューから拙訳にてどうぞ。

    「俺はすでにテキスト・メッセージを(ジェイムズに)送ったんだ。そのなかであんなことを言って悪かった、二度とあんなことは言わないよと言ったんだ。俺はジェイムズが好きだし、アイツが言ったことはお世辞も混じっていたと思う。反対方向へ行って、また戻ってきたようなものだ。それでいいさ。俺はつまり、彼らのことが大好きだし、(メタリカを離れたことで)寂しく思っていたし、ライヴを共にして楽しかったということを彼らに知ってほしかったんだ。もし互いにそう思っていないのなら、仕方がない。俺はアイツのことを今でもリスペクトしているし、気にかかる存在だ。もしアイツがもうこれ以上(俺と一緒に)やりたくないってんなら、それもクールだ。もし俺が言った提案が望まれてないのなら、それもいいさ。起こりえると俺が言ったようには行かなかった。実現できればと思っていたんだけれどね。でも、もうそれでいいさ。起こりえそうもないだからね。生きているうちにやっておきたいリストから外したよ。」

    「俺がああいうこと(スーパーグループ案)をたぶん言うべきじゃなかったんだ。なぜなら、俺が思うに、一部の人間にとっては俺が宣伝に利用しようとしていると思うかもしれないからね。だから、そういう感情が湧くのはわかる。だがそれは俺の意図するところじゃない。」


    BLABBERMOUTH.NET(2012-05-11)

    あーいじけちゃったよ、ムス大佐。。
    でも大佐は以前、こんなことおっしゃってませんでしたっけ?

    「俺はラーズとジェイムズと俺とデヴィッド(・エレフソン)が一緒にスー パーグループを組んでレコーディングをすることについて話したんだ。まぁジェイムズは「NO」とは決して言わなかったけど、まだそんなんじゃないって感じ だったな。俺はしつこくでも説得し続けるよ。生きているうちには成し遂げたいな。」

    BLABBORMOUTH.NETより(2011-08-10)

    ドンマイ大佐。
    mustaine_l

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