メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ジェイムズ・ヘットフィールド

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    あけましておめでとうございます。

    日頃よりメタリカ情報局へお越しくださいまして誠にありがとうございます。平成の世も早29年。思えばここを始めたのは2007年なので今年で10年目に突入です。始めた頃に10年先なんて想像もしませんでしたが、ここまで続いたのはひとえにお越しくださる皆様のおかげです。変わらぬご愛顧を本年もよろしくお願いいたします!

    昨年はとにかくメタリカの新譜『Hardwired...To Self-Destruct』に沸いた一年でした。2017年のメタリカはツアーの話題が中心になることでしょう。韓国ソウル公演を皮切りに「Worldwired Tour」が始まります。残念ながら1月のアジアツアーでの来日の芽はなくなりましたが、早いところ来日公演が実現してほしいものです。年末にLINE公式アカウントが出来たのは、主に日本向けと思われるので決して忘れ去られたわけではないと信じています。

    メタリカが新譜発表後に行ったTV収録を含むドイツ、フランス、イギリス、カナダそして本国アメリカのライヴは、いずれもメタリカにしては小規模の会場でした。新曲の手ごたえをファンの間近で感じて今後のアリーナツアーに向けた布石になっていくのでしょう。

    ツアー以外では、持ち越しになっているCDでも出すと言ってた『No Life 'Til Leather』、もともとは昨年秋に出す予定と言われていた『Master of Puppets』のリマスター盤といったところでしょうか。とにかく今年も新たな動きについて追って行ければと思います。

    最後に管理人が年賀状用に描いたメタリカのエピソードのお粗末漫画を晒しておきます。

    BlackAlbum BlackCake

    2017年が皆様にとって忘れがたい素晴らしい年になりますように!

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    メタリカには珍しく政治的な話題をガッツリ振られたインタビュー。管理人拙訳にてご紹介。

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    −ニューアルバムを聴くたびに、この世の中に流行っているものと同じ気持ちで聴くことができませんでした。メタリカのエネルギーの多くは敵対的です。バンドの音楽が世に流布しているものを一新したように感じますか?

    それは難しいな。最も端的にメタリカがやってることを噛み砕いて言うなら、クソ最高なロックソングを書く、少なくとも書こうとしているってことだね。そういうことを超えて、具体的な社会的・政治的関連のこととなると、俺は気まずくなる。俺たちは説教臭いバンドじゃないし、楽曲を出す前に誰かのために何の解釈もしないように努めているんだ。キミが俺たちの音楽を聴く時は、キミのニーズに合っているべきであって、俺たちのニーズじゃない。


    −リスナーがポール・ライアン(訳注:医療保険制度改革(オバマケア)廃止法案に署名した共和党議員)だったとしても?あなた方は手ごろな料金での医療に関する慈善活動をしてきた一方、彼は高齢者医療制度を骨抜きにするよう最善を尽くしてきました。彼もまたメタリカのファンです。そういったことをあなたのなかで折り合いをつけるのは難しいのではないですか?

    俺は『Some Kind Of Monster』を生き抜いてきたから、分けて考えるのはかなり得意だよ。しかも俺は座って「あなた方の楽曲を囚人への拷問に使用した米軍についてどう思いますか?」なんて質問に答えなくっちゃならなかったんだ。つまり、そういうことは俺を身もだえさせるとはいえ、マスターテープをFedExの人に手渡して、楽曲が世界に出て行ったら、なるようになるのを放っておかなきゃならない。人が気に入っていようがいまいが、それに対処する方法を見つけるだけなんだよ。だからもしポール・ライアンがメタリカのことを好きなら、ハレルヤ!問題ない。


    −ジェイムズ・ヘットフィールドは自分のことを政治的にはやや保守的だと言っていて、選挙前にあなたはドナルド・トランプが大統領に選ばれたら、出身地のデンマークに帰るかもしれないと冗談で言っていましたが、あなたとジェイムズは政治的な議論をするのですか?

    誓って言うけど、俺はこの地球上のほとんどのことについてジェイムズ・ヘットフィールドと話した。でもこれまでアイツとわざわざ政治的な会話をしたことはないと思う。俺たちは35年一緒に過ごしてきた。同じ部屋に一緒にいたら、政治の話に会話が向いたこともあったろうけど、ジェイムズと俺が同じ部屋で膝突き合わせて、手ごろな料金での医療制度みたいなことについて俺たちの意見を討論したかって?そんなことはないよ。

    −35年間も誰かと一緒に働いて、政治について一切話さないというのは奇妙ではありませんか?

    理解しなきゃいけないのは、メタリカが4つの異なる場所から、今いるところからずいぶん違う道をたどってきた4人で構成されているってこと。俺たちを結び付けているのは、俺たちがやっている、4人全員が自分は何なのか理解しようとアウトサイダーのように感じていた音楽への愛なんだ。文化や政治的な何かについて疑問に思っていたから一緒になったんじゃない。俺たちは全員、自分の拠り所を少しばかり失って自分たちよりも大きな何かに属している感覚を得ようとして一緒になったんだ。俺はキミと一晩中、政治について座って話すこともできるけど、インタビューでそんなことをする必要はないと思ってる。メタリカは共同体だけど、俺たちはバンドで「OK、俺たちの世界の共通認識は何だろう?」なんて膝突き合わせて話すなんてしたことがないよ。

    −それでは「あなた」の最近の世界の見方はどうでしょう?

    俺は社会民主主義のなかで育った。「私」って言葉より「我々」って言葉の方がポピュラーな国で手ごろな料金の医療制度のなかで育った。だからまじめな話、このことについては自分の意見を持っている。だけどそんなことを屋根の上から叫ぶ必要はない。おそらくいつかはそうするかもしれないし、そうしないことが難しいなんてこともあるだろう。俺は真実や事実が陳腐化してしまって、自分たちが好ましいと思わないものを見るとそいつらが「あれはメディアが作ったんだ」なんて言っているのには唖然としているよ。でも個人の生活のなかでこのことについてはたくさん叫び声をあげているね。

    −あなたはアートコレクターです。これは単純に比較できない話かもしれませんが、我々の芸術評論家、ジェリー・サルトはトランプが大統領になることがいかにしてアーティストに刺激を与えているかを著しています。あなたのバンドは全米No.1のアルバムがあり、おそらくツアーに出て毎晩何万人もの人に向けてライヴを行うことでしょう。もっと広い世界にうなづく責任を感じていますか?それとも、あなたの持っているプラットホームの大きさであっても、政治状況に対処するという考えは、メタリカが心地よく感じるものではないとみなすのは正しいでしょうか?あなた方は80年代の終わりには、(訳注:法の下の平等を象徴する)レディ・ジャスティスの像がショーのクライマックスで崩れ落ちるというツアーを行っていました。そうなると、何らかの政治的声明を出すことは、バンドにとってあながち柄にもないというわけでもないと思うのですが。

    俺は今トロントのスカイラインを観ている。先週はドイツ、フランス、デンマーク、イギリスにいた。数週間前にはコロンビア、エクアドル、コスタリカ、グアテマラだ。どこへ行っても、この手のことについてはたくさん訊かれるね。間違いなくアーティストはいつでも行く場所で持てる限りの力でベストを尽くすのが重要なんだ。音楽は人とある意味でつながる時がある。惑星が一列に並ぶか、並んでいないかのごとくね。アートは人が必要とする機能を提供する。だから俺たちがアメリカでツアーをする時、来年5月から始めようと思っているけど、俺たちにとってはステージ上に全てを残しておくだけの問題だ。俺たちはキミたちを癒すためにここにいるんじゃない。そんな(政治的な)ことを言うのは俺にとってお高くとまっているようなんだ。バンドがそういう方向に行くときは思い上がっていると俺は思う。

    −すみません、政治的なことをくどくど言うつもりはなかったんですが。

    そうだね。俺は実際この手の話をするのを楽しんでいるよ。


    −それでは、ちょうどあなたが言っていたことについて。そのようなミュージシャンも一方でいるわけです。例えば、ブルース・スプリングスティーンは明白な政治的な立場をとっていますし、ドナルド・トランプをマヌケと呼んでいます。そのようなアーティストは一線を越えていると思いますか?

    ブルース・スプリングスティーンがそう感じたら、彼はそう言うべきだよ。俺は彼がそうするのを支持する。コトは、俺がアメリカ市民じゃないってことなんだ。俺はここ(アメリカ)で税金を払っているけど、投票はできない。だから俺がこの国の政治についてコメントすることは奇妙なものがあるね。ブルース・スプリングスティーンには愛と敬意しかないよ。俺は彼の本(自伝)を数週間前に読み終えたところなんだ。彼がやりたいことをすべきとかすべきじゃないとか俺が言うべきことじゃないけど。

    −あなたがファンであるブルース・スプリングスティーンそしてU2は、その時その時で自身の役割が何であるかを考え、その瞬間に対処する責任を感じていると私はかなり確信しています。一方、楽しい時間を過ごし、良いショーを提供し、大金を稼ぐために存在するローリング・ストーンズのようなバンドもいます。2016年のメタリカはどうでしょうか?何かそれ以上の目的があるのでしょうか?

    U2は俺が最も尊敬しているバンドだし、バンドを続けたいと最も触発されるバンドなんだ。でも音楽が癒しであると言うことと俺たちが癒していると言うことには違いがある。俺は音楽が癒しではない、あるいは癒されるべきじゃないと言っているんじゃないんだ。1人の人間として「メタリカは分裂しているアメリカにとって困難な時期にツアーで廻ろうとしている。これが俺たちの意見だ。」みたいなことを言うのは、俺にとっては難しいと言っているだけなんだよ。俺は他の3人と一緒にバンドをやっている。スティングやニール・ヤングやブルース・スプリングスティーンなら、自分自身のことを話すだろう。U2を偉大なものにしているのは、12歳からダブリンの同じ地域でお互いに知り合っていた4人だからなんだ。彼らは全員、同じ石から彫り出されたようなもんだよ。メタリカの状況とは違う。メタリカの目的は何だって?音楽を演奏して、音楽を通じてアイデンティティー感と所属感を与えるってことだね。

    (後略)

    Vulture(2016-12-02)

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    先日の記事でInstagramの更新をやめた理由を話してくれたジェイムズ・ヘットフィールド。同じインタビューのフルバージョンが掲載されていたので管理人拙訳にてご紹介。※Instagramの件は先日ご紹介したので割愛しました。関連記事からどうぞ。

    jameshetfield_tronto

    メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドと言えども、いつも曲を間違えないわけではない。今週初めに行われたトロントのオペラハウスでの小規模のショーで「Fade To Black」のオープニングのリフを披露した時それは起こった。よく似たイントロの別の曲「One」を弾こうとしていたのだ。彼は笑って再び演奏を始めた。

    「そこにいた全てのブラザーたちに言える事実は、もし何か間違えてしまった場合『OK、俺たちはこの瞬間を一緒に楽しめるな』ってことだな(笑)」彼はその後、ホテルの部屋でこう笑って話した。

    「自分自身を笑わせることができ、ステージでやらかしたことを受け入れて、それが自由だと話すんだ。」

    ヘットフィールドとバンドメンバーは、火曜日にトロントで「Daily Bread Food Bank」のための慈善コンサートを開催した。収容人数950人の会場はあふれんばかりに人で埋まり、ファンは2度目のメタリカのステージでロックする準備は整った。

    ヘットフィールドはカップに入ったお茶を飲みながら、カナダやアメリカのアルバム売上チャート上位にいる最新アルバム『Hardwired...To Self-Destruct』、そして彼がソーシャルメディアをなぜ放棄したのかについて「The Canadian Press」に話した。

    Canadian Press(以下、CP)
    メタリカは小さな劇場ではそう頻繁にライヴを行いません。会場全体を見渡してどうでしたか?

    ヘットフィールド
    そこには何人かの変人がいたんだ。俺たちを含めてね。俺に必死に突っ込んできて(中指を立てて)こうしてくるヤツがいたね。あれは「イカしてるな!」とかそういう意味だったんだよ昔は。でも今はちょっと違うかもしれない。「この曲は好きじゃないのか?」って思ったよ。俺はそいつの顔をかがめさせて、こうやった(手で悪魔の角を作って)。そして「OK、みんないいよ!」って具合だな。

    CP
    フードバンク(※)のためにショーをやろうと決めたのはなぜですか?
    ※賞味期限を過ぎてないにも関わらず処分される食品を食べ物に困っている施設・人に届ける活動

    ヘットフィールド
    (2008年から2010年に)俺たちは『Death Magnetic』ツアーをやった。ギグでケータリングしていて残ったものをどこかに持って行っている(ように決めた)。それからそういう風になった。その土地を支援することは実際、自分の環境を改善するのに最適な方法なんだ。だからその土地のことをやるのは気に入っているよ。

    CP
    どういった慈善団体がふさわしいか話したりするんですか?

    ヘットフィールド
    俺たち4人は世界についてさまざまな意見を持っていて、助けたいと思っていることも違っている。だから俺たちは交代でやっていくだろうね。(フードバンクについては)俺たち全員が貢献できて心地よく感じているように思うよ。あれは頭を悩ます必要のないことだよ。政治的なものは何もないし、下心もない。「人がいて、飯があったら、最高」ってなもんだ。

    CP
    あなた方の慈善コンサートは、流通市場の転売者によって引き上げられたチケット価格に関する論争を引き起こしました。そんなことが起きていることに不満を感じますか?

    ヘットフィールド
    それはそいつらのカルマだろ。下心を持っているヤツはいつも存在していて、そいつらはできるだけ多くものを手に入れようと買い漁る。それは止められない。ファンには気をつけろって言うよ。これについては賢くならないと。

    CP
    Ticketmasterや他のチケット販売業者は大量の転売を防ぐために、より多くのテクノロジーを実装する責任があると思いますか?

    ヘットフィールド
    テクノロジーは確かにその助けにはなるだろうね。まぁオンラインでのセキュリティーに関する特定のことでは機能する・・・俺にとっては飛行機に乗ることが難しくなってるよ。これ以上何もできないとは信じがたい。Stubhub(チケットを売りたい人買いたい人を繋げるマッチングサイト)とかみたいに合法な転売もあるし、イライラするね。突然「おぉ、俺たち1万枚もチケットが売れたんだ。で、そのチケットはどこいったんだ?同じ場所へ?そりゃ面白い」ってさ。俺たちはそのことに気づいているし、やれることはやっているよ。結局、ファンがひどい目にあったら、俺たちがひどい目にあう。そんなことは起こるべきじゃない。

    CP
    (カナダ出身の)ニッケルバックは厳しい一週間を過ごしました。プリンスエドワードアイランド州の警察が冗談でFacebookに飲酒運転の罰としてバンドの音楽を聴かせることを約束すると投稿していました。メタリカにはあなた方の方向性を気に入らないリスナーから否定的な反応があります。反発を避けるプレッシャーを感じたことはありますか?

    ヘットフィールド
    それは確かに避けることのできる罠だね。俺が言わなきゃならないのは「俺たちはアーティストだ、おしまい」ってだけ。俺たちは何をするにしても、出来る限り最高の曲を作ろうとしている。もし曲が気に入らないのなら、わかった。レコードは買うな。俺たちを観に来るな。フォーラムとかチャットサイトを思い出すよ。自分が何者かを言わないし、面と向かっては言わないであろう、狂った偽りの世界。(例えて言うなら)闘犬を2匹連れてきて、部屋に投げ込んで扉を閉めてそこを去る。そんなようなものを他の人に見せてもらうんだ。

    (中略)

    CP
    今回のアルバムは前作から8年の歳月がありました。今日の音楽業界で言えば一生涯モノです。次回は制作過程の速度を上げたいと思っていますか?

    ヘットフィールド
    俺たちは確かにこのアルバムを楽しんでいるし、ライヴでやるにはいくつか練習する必要があるけど、俺は8年待たせずにいきたいね。そんなに長いと思わなかったけど、じっと家で待ってるファンにとってはね、(長いということは)よくわかっているよ。「南極公演なんてやめてくれよ!」ってことだろ。

    CP
    ニューアルバムの制作を開始する時期というのはどうすればわかるのでしょうか?

    ヘットフィールド
    ほとんどの場合、ラーズと俺が膝を突き合わせて話し始める。「俺たちはアルバムを仕上げたけど、それ以降はまっさらの状態が必要だ。集中するために予定を入れるのは止めて、リフボックスを開こう」ってね。一度それを開けてしまったら、もう止められない。

    CP
    あなた方は今やメタリカで35年ですよ。何がモチベーションとなっているのでしょう?

    ヘットフィールド
    音楽は俺の人生を救っている。毎日だ。自分を正しい軌道に乗せるのを助けている。完璧主義がもしかしたら俺たちを動かすのに役立っているかもしれないね。俺はいつか究極のリフを書き、究極の歌詞を書けるのを待っているんだ。まだ何かを追いかけている。これは中毒だね、間違いなく。

    MetroNews(2016-12-02)
    2016年11月29日にトロントで行われた慈善コンサートから「Fade To Black」。


    「The Call of Ktulu」のリフから始まっていますが、引用記事中に「One」と間違えたというのはこの映像の前の話なのでしょうか。

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    ジェイムズ・ヘットフィールド、Instagramの更新をやめた理由を語る

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    papa_het_の名前で1年近くInstagramを定期的に更新していたジェイムズ・ヘットフィールド。すでに3年以上更新をやめている理由についてThe Canadian Pressに話していました。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    俺はソーシャルメディアに追従しようとしていた・・・イカしたクールなヤツであろうとしていたんだ。子供たちがInstagramをやっていて「俺もこれをやってみたい」ってね。自分の子供たちにはクールなお父さんでありたいと思っただけだった(笑)。結局のところ・・・あれはかなりの時間泥棒でね。あれに対して俺が考えていたのはそれだけなんだ。「やぁ俺はここにいるよ。写真を撮ってInstagramに載せてヒット作を出そう」ってな具合で、たくさんのフォロワーを獲得しようとする・・・。でも良い面もある。知っての通り、実際に会ったり、話したり、知り合ったりできる。どこかの街に行けば「えっそうなの、キミはここにいるんだね」ってなって友だちになったり。でもほとんどの時間は、自分の時間を吸い取られていくだけだった。いつもの生活を怠り始めるようになってしまった。ネットの住人となるのは、自分のためにはならなかったんだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2016-12-04)

    インタビュー動画はこちらから。


    頑張りすぎちゃったんですね・・・無理して続けるくらいならやめて正解ですし、MetallicaのInstagramでお茶目な一面をのぞかせてくれるだけで十分です(笑)
    rifflife

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    オンライン版「So What!」で、ジェイムズ・ヘットフィールドが語る『Hardwired...To Self-Destruct』収録曲の歌詞。ようやく最後までたどり着きました(汗)。管理人拙訳にてご紹介します。


    20161119_061846_7549_961243

    −「Am I Savage?」

    ステファン・チラジ
    これは熱狂的狼男マニアのボクの琴線に触れたね。さらに背後には何かあるのかもしれないけど、完全に狼男の物語があって、他の曲よりも多少寓意を感じたよ。

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    あぁ。見えているかもしれないものよりもはるかに深いことを意味しているんだ。「受け継いだモノ」についての歌詞もある。それはこのアルバムで俺にとってとても強い言葉だった。良かれ悪かれ、何かを受け継いでいる。それは遺伝子だったり、血だったり、銀行口座だったり、外見だったり。いろんなものを受け継いでいるんだ。10代の息子がいると、父親として時おり難しい時がある。息子のことを誇りに思うけど、娘とはまったく別の話でね。娘と母親のあいだにも問題があるし、息子と父親のあいだにも問題がある。なぜなら彼らは成長して親のようになるだろうけど、彼らは親のようにはなりたくない。他の何かになりたいと思っている。自分自身の何かになりたいと思っているんだ。まぁ俺は(息子の)キャスターには俺のようにならないように頑張っているところだけど。じゃなきゃ「親父はそんなことちっとも教えてくれなかったら、こいつを学ばなきゃならないじゃないか!」となるんだと。父親としての俺の意義は「もし息子に物事を教えなかったら、俺自身がダメな親父だったってことになる」と感じていたんだ。最終的には息子は自身の望むことをする。俺が身を引いた時に彼は開花する。自分の望むことをして、自分の人生を登っていくんだ。だから全体としては「良き意思のせいによる怒り」ってとこかな。ここでいう良き意思っていうのは、何かを教えるってことで、それが(教わる側には)望まれてないと俺は怒り出す!そう、まさに俺のことだよ。俺の親父は家の中で言うことを聞かせるための強力なツールとして怒りを使っていた。俺と同じだ。それが俺の受け継いだものだったんだ。俺はそのことを息子に伝え始めた。そして止めたんだ。かなり大きな出来事だったね。

    ステファン
    自分自身はそのような「受け継いだモノ」を理解することに近づいたと思う?自分は「受け継いだモノ」に近いと感じる?「鏡の中の狼」を見ることができるようになって、より自信を持つと感じるようになると思う?

    ジェイムズ
    うん。俺は家族にも許可をしたんだ。「父さん、落ち着いて」この言葉が俺を他のことへと誘発する。でも人間だからね、少なくとも俺のなかにある人間性の一部なんだ。俺の中で機能している。以前よりもずっとね。


    −「Murder One」

    ステファン
    レミーだね。

    ジェイムズ
    そう。「Murder One」だ。「Murder One」が何なのか知っている人はほとんどいない。俺は深く掘り下げて、間接的に、極端にダイレクトにならないように彼について話そうとしている。でも、そう、「Murder One」は彼のお気に入りのアンプの名前なんだよ。彼は他にも使っていたものがあるのは知っているけど、俺にとってはあれが際立ったものだった。レミーには敬意を払うよ。彼がいなかったら、メタリカは存在しなかったと思うし、おそらく他の多くのバンドにとってもそうだろう。彼はインスピレーションだった。彼は揺るぎない強さがあったけど、近寄りがたい人じゃないんだ。すごい地に足が着いていたし、本物だった。人生に素晴らしい哲学があった。彼は愛すべきキャラクターだった。彼は威嚇するような風貌だったにも関わらず愛すべき人なんだ。本当に寂しいよ。だから彼と彼の人生を俺たちの曲で讃えないなんてって思ったんだ。あれは俺にとって意味のあることだよ。


    −「Spit Out The Bone」

    ステファン
    そして、レコードの結びはまた別の猛烈なリフで、マシンとAIが取って代わるところまで飛びつく未来を示唆しているね。

    ジェイムズ
    あぁ。G.B.H.の「spit out the bone(骨を吐き出せ)」の歌詞に感謝だね(G.B.H.の「Passenger on the Menu」という曲に「spit out the bone」という歌詞が出てくる)。彼らの曲はちょっと(テーマが)違うことはわかってる。彼らのはドナー隊とカニバリズム(※)についての曲。こっちはちょっと違って、人間に何が起きているのかという戸惑いと恐怖なんだ。そんなに遠い未来に飛ばなくたって、ターミネーターの可能性とかそういったものについては知っての通り。俺たちはスマートな時計を身に着けているし、コトは俺たちのなかにもっともっと近づいている。なんで自分の頭の中に四六時中インターネットを持たないんだ?「感情」や何か全てのことを心配しなきゃならないんだ?恋に落ちて、失恋するか?それは誰にとっても良いことじゃない。心と血だって?それは効率的なやり方だろ!コンピューターが助けてくれるだけなら、俺たちはもっと効率的な人種になるかもしれない。俺たちを助けてくれるとして、そうなるのはどのくらいだ?そんな狂気だね。つまり「Spit Out The Bone」はオマエの骨など必要ないってことさ。ヤツらは(人類を)破壊する!

    ※アメリカ東部からカリフォルニアを目指した19世紀の開拓民グループ。旅程の遅れからシエラネバダ山脈での越冬を余儀なくされ、生存者は人肉食に走らざるえなかったという。

    Metallica.com(2016-11-19)
    「Am I Savage?」


    「Murder One」


    「Spit Out The Bone」


    G.B.H. 「Passenger on the Menu」


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    オンライン版「So What!」で、ジェイムズ・ヘットフィールドが語る『Hardwired...To Self-Destruct』収録曲の歌詞。DISC 2の3曲についての「So What!」の編集長、ステファン・チラジとの会話の続きを管理人拙訳にてご紹介。

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    −「Confusion」

    ステファン・チラジ
    これはまさにPTSDになった時だと思い当たるんだけど・・・。

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    その通り。一般的にはPTSDだ。軍隊での戦闘ストレス反応(シェルショック)や恐ろしい状況に放り込まれるのは明らかにPTSDの兆候だ。そんなところから家に戻る。家に帰ってきて、まだ生きていると、内に抱えて家に持ち帰ってしまったトラウマとして、ひどく影響を受けてしまったものを見る恐れがある。映画『アメリカン・スナイパー』はそういうものを本当によく描写していた。「同胞を守らなきゃ、俺が戻らないと彼らは死んでしまう」というところはコレだと思った。戦争中毒となり、家族を顧みない言い訳として、そのような「殉教者」というテーマをまた使っている。だから他の曲にも結びつくんだけど、PTSDというのはどこにでもあるだよね。子どもの頃だったり、スポーツ選手だったり、制服を着た誰かだったり、外に出向いて奉仕の人生を思い描く人だったり、そこには兵器や力を使って「現場に行って殺してやる。現場に出向いてやっつける。」って人もいる。PTSDには様々な形があるし、バンドにしたってそうだ。不平不満に聞こえるかもしれないけど、これは決して不平不満じゃなくて、ツアーに出るとはどういうことなのかを伝えているだけなんだけど、ツアーに出るだろ。これが訪問地リストです。これがあなた方のやることです。これがあなた方への取材です。これがああですこうですってね。全てが俺たちのために計画されている。ここがあなた方が食べる場所です。ここが寝る場所です。ではそのステージに立って良い時間をって具合に全てが計画されていて、素晴らしいショーだったとキミたちは褒めそやす。そこから家に帰るとふと、こう思うんだ。「俺自身の計画は何だ?俺は今日何をやっていたんだ?」ちょっと戸惑いつつ、家族と電話を繋ぐ。家族は「もしもし?どこにいるの?」ってね。万事対処済ってわけだ。なぜ俺は必要なんだ?俺なんか要らないじゃないか!こういうことは延々と話すことができるよ・・・

    −「ManUNkind」

    ステファン
    これはつくづく聖書の黙示録のように感じたね。つまり「ゼロにリセットする」ことに満ちていて、ディストピア的でかなり荒涼としている。ちょうどボクたちが好きなやつみたいにね!

    ジェイムズ
    そうだね・・・聖書でいうところのエデンの園だよ。「全て手にしているのにまだ何か望むのか?」全ての素晴らしいものを手にしていたのに引きはがされてしまった・・・それが聖書の物語・・・でも人間の善良さに立ち戻ろう。人間は罪深く、這い出て何とか取り繕おうとしなければならない。俺たちがいつも大いなる力の監視下にいて、日々何度も何度も自分たちが悪者でないと証明しなければならない。誰もが自分のことばかりのこの世界で、信念を持つこと。数々の物事のなかで否定的な面を見つけるけど・・・結局は人を信じることだ。人のせいにするんじゃなくてね。なかには思いやりのない(Unkind)人もいるけど、信念を持つことはそれを理解したり、そこから学んだり、問題ではなく何らかの形で解決策の一部になったりするんだ。

    ステファン
    ジェイムズは何年もの間、こういうこと全てにおいて一方的に判断するよりももっと観察的な態度になっていると思うんだけど、これは合ってるかな?

    ジェイムズ
    そうだね。自分でもそう言うよ。経験してきたことを通じて、戦っている相手にも思いやりを持ち、争いの結果を見るだけじゃない。「ヤツはあれを盗んだだけ」とか何とかみたいなことには一歩下がって判断を下す代わりに何が起きているのかを見る。何か共通となるものはないかを探すんだ。

    −「Here Comes Revenge」



    ステファン
    子どもが殺された悲しい物語についてたくさん読んだのかな?それにどうやって折り合いをつけることができたんだろう?

    ジェイムズ
    そうだね。モーガン・ハリントン(※)がいる。誰かを奪われた家族についてはたくさんのことがある。息子が死んだ友人もいるし、名前は挙げたくないけど、ずいぶん長い間ツアーに帯同してきているカップルがあの曲の助けになったし、俺にとってインスピレーションになったんだ。彼らの娘さんが酔っ払いの運転手にひき殺された。彼女はメタリカが大好きだったんだ。このご家族が娘さんと繋がったままでいる方法がメタリカのショーに来て彼女が楽しんでいたものを楽しむということだったんだ。そうやって繋がっているんだろう。あれには本当に驚かされた。とても強いよ。それは自分にも起きうる傷つく出来事だね。つまり人生をぶち壊し、ただ座って四六時中そのことについて考えては、何度も何度も思いを巡らすんだ。「どうしたら物事を変えられたんだろう?もしこうだったら?ああだったら?」どうしたら怒りを抑えられるだろう?どうしたら子どもの人生を奪った相手に怒らずにいられるだろうか?それは俺にとって本当の強さだと思う。俺がするであろう考え方を書いているからね。復讐が起きるのを祈って、それが答えだと考えるだろう。結局そんなことは起きないとはわかってるけどね。

    ※2009年にメタリカのライヴを観に行った後に行方不明となり、遺体となって発見されたヴァージニア工科大学の学生。事件究明のためにメタリカは有力な手がかりを申し出た者に賞金5万ドルを提供。ジェイムズは事件の手がかりを求める動画メッセージを公開した。後に別の殺人事件の容疑者が当該事件の容疑者として再逮捕され終身刑となった。

    Metallica.com(2016-11-19)

    「Confusion」


    「ManUNkind」


    「Here Comes Revenge」


    映画『アメリカン・スナイパー』予告編


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    オンライン版「So What!」で、ジェイムズ・ヘットフィールドが語る『Hardwired...To Self-Destruct』収録曲の歌詞。「So What!」の編集長、ステファン・チラジとの会話の続きを管理人拙訳にてご紹介。

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    −「Moth Into Flame」

    ステファン・チラジ
    名声vs空虚な衝動の誘惑、全ての人にある瞑想のように見えるんだけど。

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    あぁ「Moth Into Flame」はかなり文字通りの歌詞だよ。最近じゃ誰もが・・・有名になること、人気者になることに夢中だと思う。Facebookのアカウントか何かで通りを歩いてたり、誰かが自分たちのセルフィーを撮っているのを見たりする。それで?なにをやってるんだ?自己陶酔に夢中になっているのか?でも次世代になっていくと物事を承知して、そういったものも受け入れるようになると思う。主なインスピレーションは、エイミー・ワインハウスの映画『AMY』なんだ。あの映画ではある意味、彼女は洗脳されていた。彼女は「信じること」から始めた。彼女がアパートを出るシーンは本当に心をかき乱されたよ。彼女が何かをしに出かけると、パパラッチがそこらじゅうにいて「やぁエイミー、今日はどうだい?お友だちは?」とベラベラ喋ってはカシャカシャカシャカシャ(カメラのシャッター音)だ。「俺たちはキミの友人だよ」なんて言いつつ「おっとカシャカシャカシャカシャ」だもんな。あれには参った。あぁあんな環境の変化に自分がいるのをどうやって知るんだ?何が本当で何がそうじゃないのかどうやったらわかるんだ?周りにいる人たちは「Yes, Yes, Yes」って言うだけ。彼女は自分を見失った。完全に迷子になった。彼女はそのYesを信じ始めた。名声こそが最高のものだと信じた。そしてリムジンが霊柩車に変わってしまったんだ・・・

    Amy_movie
    AMY


    ステファン
    かなり文字通りなものになってるね。いくつかは事実だし。

    ジェイムズ
    まぁオープニングの一節もそうだね。ギグの後、素晴らしいことをした会場で、全て(の観衆)に繋がった。それからみんなの前を通り過ぎてリムジンに乗り込んでドアを閉める。そのなかに必要なもの、飲みもの、友だち、何だってある。そうして狂気からさらに苦しい狂気へと向かっていくんだ。

    −「Dream No More」

    ステファン
    これは悪夢モノの「Enter Sandman」からの概念的な続きか何か?

    ジェイムズ
    面白いね。

    ステファン
    原始的なリフ、原始的な雰囲気がある。おそらくメタリカによってこれまで書かれた曲のなかで最もスローな曲のひとつだろうけど、とてもヘヴィだよ。

    ジェイムズ
    俺も大好きだよ。いいリフだし、特にあの「Turn To Stone」のコーラスがね。あの言葉を言った時は、メディアのようなものを想定していた。その場に座って、目を背けることができずに、恐怖を、現実に起きている恐ろしいことを見ている。目をそらさずにいると最後には全て麻痺してしまう。でも、俺にとっては基本的に「The Call Of Ktulu」の続きでもある。クトゥルフ神話の回答だよ。神話の中でヤツは起き上がり、もしヤツの姿をじっと見てしまったら、ヤツのおぞましさ、恐ろしさにこっちは石になってしまうんだ。

    −「Halo On Fire」

    ステファン
    これは何か心の中の闇とかうつ病と戦うために正面から向き合ってるものだと感じたよ。

    ジェイムズ
    本当にそういうものにも繋げることができる。「Halo On Fire」では明らかに俺たち全員の良い面、悪い面が並列して並んでいる。それがいつ出てくるのか、姿を現すのか?真の聖人として演じている人もいれば、闇を抱えているからこそ、余計に聖人として振る舞わなければならない人もいる。そうなると、本当に悪いものだと考えている全てのことを補うように真の「自分」から基本的には離れて行ってしまうんだ。

    こうも思うんだ・・・あれは何だったかな?『Fifty Shades of Grey(フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)』だったかな?俺は観たことないんだけど、こういうハイライトは観たよ。「おぉ成功した男がいるなぁ」と。そしたら彼は自分の快楽のために拷問部屋を地下室に持っていて、みんなそこに堕ちていくことを望んでいた。結局最後は、両者とも血を流すことになった。誰にとっても良いことじゃなかったんだ。


    fiftyshadesofgrey
    フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ


    Metallica.com(2016-11-19)
    「Moth Into Flame」


    「Dream No More」


    「Halo On Fire」


    映画『AMY エイミー』予告編


    「The Call Of Ktulu」


    映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』予告編


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    Metallica.comで掲載される形となったファン会報誌「So What!」で、ジェイムズ・ヘットフィールドが『Hardwired...To Self-Destruct』収録曲の歌詞について1曲ずつ語っています。「So What!」の編集長、ステファン・チラジとの会話を管理人拙訳にてご紹介。

    20161119_061846_7549_961243

    −「Hardwired」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    えぇっと、あれは最後に書かれた曲だね。俺たちが曲としてまとめた時、最初の数字は「2」でかなり際立っていたね。ラモーンズかミスフィッツの長さだって話していたんだ。

    ステファン・チラジ
    2分ってこと?

    ジェイムズ
    そう。

    ステファン
    なんてこった。

    ジェイムズ
    それからもう少し長くなったけど、4分未満っていうのは、どうあろうと最高だね。とてもシンプルだし。歌詞の書き方をどんなに考えようと、シェークスピアじゃないってことは確かだ。でもアルバム全体の概要になっている。あの曲でレコードのタイトルをどういう路線で行くのか、ちょっと方向性が見えたんだ。レコードの全てのパートをまとめてみよう。人類は本当に正しい行いをしているか?時間の歴史の中で俺たちはささいな存在だ。俺たちは死に行こうとしているのか?俺たちは電子機器に取って替わられるのか?電子機器になろうとしているのか?人間を人間たらしめるためのエゴやら何やらのために、自己破壊しようとしているのか?俺たちはロボットになるべきか?その方が良いのか?SF小説に熱中するとそういう類のことに夢中になるけど、人類が始まった時、そんな発想だったのだろうか?

    そういったこと全てを表す文章が、俺の友人から発せられた「Hardwired...To Self-Destruct」だった。彼は苦しんでいる中毒者としてその言葉を投げかけた。「それは何なんだ?それは俺たちのためになるものなのか?俺たちが想定していたよりも早く死んじまうのは初めから決まっていた事なのか?自分の命をぶち壊すような、俺たちは生まれついての自己破壊者なのか?(Are we "hardwired to self-destruct?")」その言葉が俺の耳を捉えたんだ。


    −「Atlas, Rise!」

    ステファン
    あれは殉教についての曲だと思ったよ。自分で創り出した殉教に対する順守かなとボクは感じたんだ。

    ジェイムズ
    そうだね。世界の重荷を背負うことを余儀なくされた、ただのアトラスの神話だよ。それが彼の遺産であり義務だった。そういうライフスタイルで生きることを信じている人たちがいる。話すことのできない人たちのため、あるいはこれのため、あれのため、これを残せ、あれを残すなと自分たちを殉教者だと思って生きている人たちだ。責任を少々負いすぎて、信じていなかったり支持しなかったりする人がいるとそんな他者をこき下ろす。どうしたらこれを支持せずにいられるんだ?と。殉教と罪悪感で、ある意味、自分が負っているよりも多くの責任を持っていると考える人たちの戦いみたいなもんだ。そして「大丈夫、そのクソを取り除くか、それを私に渡してくれれば」ってこうさ。あの曲は「Put the load right on me」っていうちょっとしたところから全てが始まった。基本的には「負荷を(全て)背負う必要はない。それを(少しは)私にくれ。人生は本当に困難かもしれないけど、私はキミを助けるつもりだ。」ってとこだね。でもそこから気付くんだ。「ちょっと待て、彼らは他の誰かやあれやこれやにそんな負荷を与えていたぞ。おぉっと、そうかわかった。そんな殉教者みたいなことで自分の悲痛なことを使うのはやめてくれ。」と。

    ※アトラス:ギリシャ神話に登場する神。ゼウス達との戦いに敗れて、両腕と頭で天の蒼穹を支える役目を負わされることとなった
    Titanen_Atlas,_Nordisk_familjebok

    −「Now That We're Dead」

    ステファン
    (この曲は)全て根源は同じ、自分たちの死における信仰や安らぎの問題だと思ったよ。

    ジェイムズ
    うん、最期っていうのは俺たちみんな同じだ。信じるものが何かあるなら、来世があるかもしれない。たぶん現代版ロミオとジュリエットが欲しいと思って始まったんだ。一緒になって、人生を通して助け合う。そして「Now That We're Dead」っていうのはたくさんのことを意味する可能性があるってことだ。実際、死んでいるんだよ。そうして次の人生にいる。あるいはカップルで何か恐ろしいことを体験して、今や向こう側へ行ってしまったとか。そうして別の人を信頼する。最期には自分の行い、何をやってきたとしても、それはただの行いに過ぎない。行いを改めることもできるし、補うこともできるし、一緒に綺麗な良心で行動もできる。「次のことはわからない、でもそうだ、試しにやってみよう」みたいな冒険心みたいな感覚もそこにはある。

    Metallica.com(2016-11-19)

    「Hardwired」


    「Atlas, Rise!」


    「Now That We're Dead」


    今回はここまで。また後日、3曲ずつ紹介予定です。

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