メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ジェイムズ・ヘットフィールド

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    アイオワ州のラジオ局「Lazer 103.3」の番組に出演したジェイムズ・ヘットフィールドがインタビューに答えていました。BLABBERMOUTH.NETの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

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    −メタリカファンのネット上のコメントについて

    俺にはミュージシャンやアーティストや創造的な友人がたくさんいる。俺は彼らに言うんだ。「コメントは読むな。ただ読むなと。昨今自分のなかで確たるものがあると感じない限りはね。俺たちアーティストのほとんどはかなり脆いし、不安定なものなんだ。俺たちはそこから音楽によって強くなり、大丈夫だと感じる。

    でも時に人は・・・知っての通り、誰かが歌詞についてこんなこと言う。「あ痛っ!あれは俺の心にグッときたよ、参ったね!」だから俺が言うのは、そういうものを読んだ時、信じられないんだ。ただ信じられないのさ。ほとんどの人は・・・送信ボタンを押すだけの本当にたやすいこと。それは俺もわかっている。でも俺たちはそういったものから多くの素晴らしいコメントももらっている。さながら部屋に数匹の闘犬を放すようなものだ。それで成り立っている。特にメタリカのサイトでは、人々が・・・行ったり来たりだ。情熱さえあれば、それだけが本当に重要なんだ。


    −メタリカが絶えず変化を続けていることについて

    俺たちにとって次なるものが何なのか俺にはわからないし、それは素晴らしさでもある。どんなことが起ころうとも、挑戦だったり、何かが見えて、試してみたいと触発されるものだったりするものが現れるだろう。それが次のレベルへと引き上げてくれる。

    俺が思うに、今俺たちが楽しんでいるのは全て演奏することなんだ。特に新しい曲をね。そう、俺たちはある時点で「Spit Out The Bone」までやるだろう。でも自分たちがやっていることを別次元で楽しむことだね。本当に説明しにくいんだけど、俺にとっては、今や別次元のことなんだ。演奏している時、観衆と共にしているから、そこからエネルギーが行ったり来たりしている・・・以前はそこまで感じたことがなかったけど、今はもっとそう感じてきているし、ますます良くなってきているよ。

    だからそういった場でプレイして新顔、若い人たちの顔、昔なじみの顔を見るのはとても楽しいものがあるね・・・「俺の親父が来てるんだけど、このなかで最年長になるだろうね。」って言う友だちがたくさんいるよ。「親父さんは何歳なんだ?」「65歳さ」「いや残念だね。全然そんなことないよ。いいかい?ここには80何歳かの人がいるんだから。」って具合だ。みんな歓迎するし、俺たちがやっていることを気に入っているよ。


    BLABBERMOUTH.NET(2017-06-15)
    インタビュー全編はこちらから。


    アーティストの脆さという意味では、先日のクリス・コーネルの訃報について訊かれてジェイムズは次のように答えていました。(NMEの記事から抜粋)

    「そうだな。あのニュースを聞いて、自分の周りの人たちにハグしたくなったよ。本当にね。バンドメイトや周りにいた家族、家で待つ家族にね。今回の一件で、誰しもが自分自身にある闇に出くわして、それに捕まってしまったような心地になってしまいかねないんだってことを気付かされたよ」

    「そして、そうなってしまったらーー少なくとも俺は時々自分の闇の深さを思い知るんだけどさーー自分の闇の中に入ってしまったら、そこには自分を救ってくれる誰かがいることや、前にも乗り越えたことのある闇だってことに気が付くのは難しいんだよ。時には本当に自分を喪失してしまうことだってある。当然、俺には……クリス・コーネルが何に苦しんでいたかは分からない。けどさ、俺たちは誰しもが自分の闇を抱えているんだよ。お互いにチェックしないといけないんだ。お互いにチェックし合うんだよ。お互いが元気にやれてるか確認するんだ」


    NME(2017-05-25)
    こちらのインタビュー全編はこちらから。


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    ジェイムズ・ヘットフィールドがNEW YORK POSTのインタビューに答えていました。健康法、グラミー賞でのマイクトラブル、趣味の養蜂、ジャスティン・ビーバーがメタリカのTシャツを着ていた件など多岐にわたって語っています。管理人拙訳にてご紹介。

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    「ウチのかみさんなら、俺がツアーに出る4日前ぐらいにちょっとテンパって不機嫌になることをわかってるよ。心もとない感じになる。ギターネックがゴム製になってるバカげた夢をよくみるけど、不安はいいサインなんだ。俺たちがどれだけまだこのバンドを気にかけているかってことを示しているからね。」


    日曜日にメットライフ・スタジアム、水曜日にナッソー・コロシアムで、彼らの黙示録さながらの新譜『Hardwired...To Self-Destruct』のツアーが行われる。ここで53歳のヘットフィールドはグラミー賞(でのパフォーマンス)、ジャスティン・ビーバー、そして危険な養蜂の世界について語った。

    −昨年、ラーズは特製パンケーキがエネルギーをアップさせる手助けになっていると語っていました。あなたは健康のために何か食べたり、特別なことをやっていたりしますか?

    デンマークのチョーク・ケーキと呼んでるものだね。アイツはそこにヨーグルトをのせるんだ。本当に真っ白だよ。ひどい味ではないけど、いつもそんなものを食べる気が知れないよ。今やラーズはもうちょっと手を広げていて、食事全部にこだわってる。シェフのことを新しいロックスターだと思ってるんだ。俺は適度に何かを食べているんだろうけど、メタリカのなかじゃ、そのことは多くを口にする話題ではないね。

    −グラミー賞でのメタリカとレディー・ガガのパフォーマンスはその日の話題をかっさらいました。マイクの誤動作はさらにエキサイティングなものにしたと思いますか?

    恥ずかしいと思ったよ。あれだけ怒ったのは久しぶりだ。俺がコントロールできることじゃなくても、上手くいかなきゃピリピリするよ。過去の経験から他のものを使えばいいってことはわかってる。でも(あの時は)どうすることもできないと思ったんだ。(でも)同感だよ。結果的には良かった。レディー・ガガと一緒のマイクで歌うことになったからね。たぶん彼女が望んだ以上になった。おかげでより本物のコラボレーションのように感じたよ。

    −あなたは養蜂を最近ハマっている趣味のひとつだと言っていました。何か危ない目にあったことはありますか?

    あぁいくつかネタがあるよ。一度、巣箱を動かさなきゃならないことがあって、一匹のハチを混乱させて、全匹(巣箱から)追い出した。俺はハチ用の防護服を着ていた。すべては完璧だったんだ。暑いからといって俺がブーツを履いていなかったこと以外はね。俺の足首の辺りが露出していたもんだから、20回も刺される羽目になった。もし一か所でも刺されようものなら、ハチたちみんなが感知してそこに集まってくるんだ。あれは愉快とは言えなかったね。俺は氷のバケツに足を突っ込まなきゃならなかったよ。

    −今やメタリカのTシャツを着ている有名人を観ることは珍しくなくなりました。そのことでこれまで頭を悩まされたことはありますか?

    ジャスティン・ビーバーがメタリカのTシャツを着ていたことがネットで口々に言われていた時、俺は「それがどうした?」って思ったよ。ここはアメリカだ。着たいものを何でも着ればいいんだよ。彼がバンドの歴史を知らなかろうがどうだろうが、構わないよ。俺はいろんなものを着るけど、その歴史なんて全然知らない。ただロゴが好きなだけなんだ。みんなは時おり、俺にショックを与えようとするんだ。「俺のお祖母ちゃんがあなたの音楽でヘドバンしているよ、彼女は120歳なんだぜ!」とか「生まれた赤ちゃんにあなたの名前を取って名付けました」とかね。俺は「OK、クールだ」って感じだね。どんな人がメタリカを好きになろうが、驚きはない。誰だって大歓迎だ。ゆりかごから墓場まで、俺たちがキミたちをカバーするよ!

    NewYorkPost(2017-05-11)

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    ザ・ストゥージズのフロントマン、イギー・ポップの70歳の誕生日(4月21日)を祝い、ジェイムズ・ヘットフィールドがFacebookにてビデオメッセージを送りました。
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    3月に行われたメタリカのメキシコ公演での共演にも触れて、次のように語っています。



    「やぁイギー。70歳の誕生日おめでとう。とても30歳以上には見えないよ。今年はあなたのことをたくさん知れて楽しかった。反抗的な音楽のためにあなたが行ってきたことには、尊敬と愛以外ないよ。それとあなたは(音楽業界を)生き残ってきた人というだけじゃなく、歳を重ねてなお戦い、それをいつも楽しむ者として、俺にとって大きなインスピレーションなんだってことを言いたい。だからみんな、イギーの70歳に敬意を表して、(イギーに倣って)シャツを脱ぐべきだ!Yeah!信念を持て!信念を守れ!ブラザー、シャツを脱げ!」

    Facebook

    イギー・ポップは長年に渡ってステージ上でシャツを着ないことで知られており、敬意を表してのジェイムズのメッセージでした(笑)。ちなみにイギー本人はステージ上でシャツを着ない理由について、昨年10月にモントリオールで開催されたレッドブル・ミュージック・アカデミーのインタビューにて次のように語っています。
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    「バンドを始めるために大学をやめたとき、図書カードだけはとっておいたんだ。俺はいつも学ぶ姿勢でいたから、図書館に行って本を借りていた。文化や宗教についてのカルト本を見て、これを自分にどうにか取り入れたいと思い、ファラオの写真をずっと見ていたんだ。彼は絶対に服を着ない。まあ、そういうことだよ。なぜかなんて分からない。シャツを着ると違和感があるんだ。落ち着かなくなる」


    NME(2017-10-08)

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    チリのサンティアゴで行われたロラパルーザへの出演を前に、地元紙「La Tercera」のインタビューを受けたジェイムズ・ヘットフィールド。ドナルド・トランプ米大統領についての質問に答えています。BLABBERMOUTH.NETの英訳を管理人拙訳にてご紹介。

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    −ホワイトハウスに入って2ヶ月を迎えたトランプ大統領についてどう思うか

    誰もがドナルド・トランプについて意見を持っていると思う。俺の意見は、自分のなかに留めておくよ。俺はロックバンドのシンガーでギタリストだからね。

    俺は政治は嫌いだ。政治については話したくない。俺にとっては重要なことじゃないんだ。俺にとって重要なことは、音楽でみんなと繋がっていくことなんだよ。政治、宗教、そういうものは人を分断させる。そういうものが人を作ってきたわけだけど・・・

    自分の考えについて話すのは大好きだよ。でもキミの全てを理解しようとするのに邪魔になると思うんだ。全然わからないんだよ。もし一緒に話して理解したなら、俺はおそらく地球上の誰もかれも好きになれるだろう。でもそう、政治は人々を分裂させるから、俺たちはそれを遠ざけてきた。もしここに座って、俺がトランプのことを嫌いだの大好きだの言ったら「あぁ俺はもう彼の音楽は好きじゃなくなった」と思う人もいるだろう。バカげてるよ。だから俺は音楽についてに留めておきたいんだ。


    −ドナルド・トランプ政権下のアメリカは「新しいアメリカ」だと思うか

    誰かが(ホワイトハウスに)来たら、いつだって新しいアメリカだよ。でもそれはバランスの問題だ。右に左にバランスを保つために行ったり来たりしている。中道が一番だと俺たちは分かってる。中道なら・・・全てを受け入れ全てを理解する。でもそんな感じじゃないよね。国民はそうはいかないしね。人間ってそうはいかないんだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2017-04-06)
    インタビュー動画はこちらから。


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    2017年5月15日(月)、メタリカが結成30周年コンサートを行った会場としても知られるサンフランシスコのフィルモアにて「Acoustic-4-A Cure」が行われます。同コンサートはジェイムズ・ヘットフィールドとサミー・ヘイガーによる主催のカリフォルニア大学サンフランシスコ校ベニオフ小児病院の小児ガンのプログラムを支援するアコースティックの慈善コンサート。開催は今年で4年目。

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    メタリカが北米ツアー中ということで、ジェイムズは今回不参加。参加アーティストはサミー・ヘイガー、デイヴ・グロール、スティーヴ・ヴァイ、サラ・マクラクラン、ミック・フリートウッド、ボブ・ウィアー他。

    チケットはTicketmasterから日本時間4月1日夜2:00に販売。販売はこちらから。
    http://www1.ticketmaster.com/event/1C005277F0D0DCB1

    イベント詳細はこちらから。
    http://www.acoustic4acure.com/2017/

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    2016年12月17日、オークランドのFOXシアターでライヴを終えたばかりのジェイムズ・ヘットフィールドがThrasher Magazineのインタビューで多岐にわたって語っていました。管理人拙訳にてご紹介します。

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    −あなた方は巨大スタジアムでのツアーやフェスティバルをやってきましたが、最近は小さな会場に戻ってきました。FOXのような会場でやることで、80年代の「かぶいて」いた時代に戻っていませんか?

    (笑)そんなところだ。とても楽しいよ。これがプロモツアーの最後日なんだ。ニューヨーク、LA、ロンドン、パリ、ベルリン、そしてここと、至るところで盛り上げるべく小さなギグをやって宣伝してきた。新曲を演奏したり、みんなを興奮させたり、楽曲を公にする。そう、メタルをね。俺は小さな会場でバンドを見る方が好きなんだ。この会場も大好きだよ。FOXは本当にすごい。ここでたくさんのライヴを観るために子供たちを連れて来ていたんだ。最近やったクラブのなかでは一番大きいんじゃないかな。これまでに150くらいは行ったけど、楽しかったよ。ロンドンでは、ハウス・オブ・バンズでやった。

    −私はそこに行っていました。あれは素晴らしいショーでしたね。

    クールだったよ。最高の音とはいかなかったけど、すごいトンネルにいたね。

    −本当にロンドンの迷宮のようでした。あのショーはバッジー(Budgie)の「Breadfan」で始まりました。他のバンドに敬意を表し、ルー・リードのような他のアーティストとコラボレーションしていることは素晴らしいと思います。こういった曲をカバーしたり、アーティストと一緒に仕事をすることはあなたにとってどういう意味を持つんでしょうか?

    あぁ、俺たちが影響力を持っているように、全ての世代が自分たちの影響力を持っている。俺たちが誰かに何かを教えなければならないというわけじゃない。俺たちにとって、そんな人たちと仕事をするのはエキサイティングなんだ。そういう人たちは既成概念に捉われない。俺たちにとってカバー曲をやるのはいつだって楽しい。メタリカへの道を進むなかで俺たちの助けとなった全てのバンドに敬意を表するよ。わかるだろ?ミスフィッツから、ラモーンズ、モーターヘッド、ブルー・オイスター・カルト、全てのNWOBHMのバンドまでね。だから俺たちが人に教えなきゃならないわけじゃないけど、何と言うか、自分は違うやり方で子供たちに教えていると思う。車で学校に送るときに「じゃあ今週はビーチ・ボーイズ、来週はラモーンズ、その次の週はAC/DCだ」って具合に何かを流している。子供たちがそれを好きにならなくてもいいけど、少なくとも知る必要があるんだ。

    −あなたが運転しているとき、誰もラジオに触れたりしないんですか?

    まぁ俺のホットロッド(カスタムカー)の大部分はラジオがどこにあるのか子供たちがわからない代物だからね。全て隠されているんだ。

    −メタリカもThrasherも1981年に始まって、たくましくなってきました。長く続く秘訣は何ですか?

    正直さ(が欠かせないこと)は間違いないよ。自分がしたいことをして、良いと思うものを演奏する。自分が良い感情を押し出して、アートに正直さを表せば、(そのアートを見出す)人が現れる。俺たちは自分たちの仲間がないことをかなり早い時期にわかった。だから自分たちの仲間を作ったんだ。パーティーをやってみんなを招待する。もしその仲間が好きじゃないなら来ないでくれ。単純なことだよ。Thrasherも同じだと思う。最近では大きな影響を与えている。俺の息子はThrasherのものを着ているしね。俺はそんなこと知らなかったから訊いたよ。「あれはどこで手に入れたんだ?」って。息子は「うーん、クールだと思ったんだよ」って感じだったな。

    −あなた方は『Hardwired...To Self-Destruct』のリリースで古い型をぶち壊しました。誰もがこのデジタル世界でアルバムをリリースするベストな方法を見つけようとしています。あなた方は先を行って、全ての曲のミュージックビデオをリリース直前に公開しました。こういうアプローチをとった理由は何でしょうか?

    わからない。あれはその時あったいくつかのアイデアの組み合わせだよ。ルールなんてないからね。少なくとも今はルールなんてものはない。もうちょっと伝統的な時代に戻れば、これがアルバムをリリースする方法、これが始める方法とかそんな感じだった。でも今は人に音楽を届けるための方法がたくさんある。俺たちは間違いなくYouTubeが今どんな位置にあるのかわかっていた。つまり、俺がやり方を学ぶために必要なものは、YouTubeで調べて誰かがそれについて教えてくれたんだ。もし俺が新曲を聴くとしたら、YouTubeで何かを観たいと思うだろう。俺もとにかく誰かがやるだろうと思った。アルバムのカバーや写真なんかで、誰かが自分の曲でビデオを作るんだ。だからそれを正しいものにしよう、良いものにしようってね。

    −でもオンラインに全てを出すことによって、オンライン上での著作権侵害に屈したように感じませんか?ナップスターとの争いの後、たとえどんなに著作権を侵害されても、管理していた方がマシだと思いますか?

    そうだな。ある意味ではそう思う。自分たちのものを奪う人たちと争っていたのは、道徳的な争いだった。テクノロジーや便利さとの争いじゃない。俺たちは金庫を開けられたように感じたんだ。押し入って老人の有り金を全てつかんで窓の外に投げ始めるちびっこギャング(原題:The Little Rascals)のようだった。お金についてじゃないけど、多少はお金についての問題でもある。俺は趣味でこんなことやってるんじゃないんだ。俺は自分がやっていることが大好きだけど、それは生きる糧だ。これが趣味だったら違った見方をしていたかもしれない。俺は趣味だと言っているヤツに自分の車のブレーキをいじって欲しくはない。プロにやって欲しいと思う。救急隊員が自分の家に「これは私の副業なんです。楽しくてやってます!」なんて言ってやってきたら、「おいマジかよ」ってなるだろ。大好きだし、自分たちや家族を支えるからやっていることなんだ。もちろんテクノロジーは素晴らしいよ。俺たちはそれによって起きていることも大好きだしね。物事がどうなるかわかったら、俺たちはそれを受け入れてきた。自分たちのコントロールの範囲外なんだから、活用してユニークなことをしよう、それが全てにおいて俺たちがやってきたことなんだ。違ったものをやってみたい。それが全てだよ。

    −人が音楽を聴くのにどれくらい便利で使いやすいものになっているのかを考えるとクレイジーですね。人はほとんどの場合、どこにいてもどんな曲でも聴くことができます。アナログ盤の売上げが伸びているという事実は驚くべきことです。なぜ人はまだアナログ盤に惹かれるのだと思いますか?

    かなりすごいことだね。俺の子どもたちもアナログ盤が好きなんだ。最初は「へぇ、これはレトロだ」って目新しさでアーバン・アウトフィッターズ(訳注:アメリカの衣服メーカー、家具・雑貨等も扱っている)でレコードとプレイヤーを買った。でも子供たちはそれが好きだし、あれにはその、儀式があるのが好きみたいだね。レコードを置いて、針を落として、聴くっていう。実際にアナログ盤を聴くんだ。外だったり、運転してたり、(いつも)音楽を聴いているような場所じゃないけどね。レコードを置いて座って音楽を聴く。アナログ盤は決して消えないし、間違いなく人気だよ。誰かが俺に言っていたな、1日だか1週間だかアナログ盤がデジタル音源の売上げを上回っているってね。それを聴いた時は本当に素晴らしいと思ったね。いろいろあるのが良いんじゃないか。

    −人は(実際に)何かを手にして見るのを持っているのが好きなのではないかと。

    それは疑いようがないね。何かを手にしてそれに時間をかけるというのはいつの時代もクールだよ。オンラインだと、いつも「ちょっとここで時間を無駄にしたな」って気持ちがあるし。アナログ盤は単純に大きなプラットフォームでもある。よりクールなアートワークで、よりエキサイティングなものになるんだ。

    −どのようにして『S&M』でサンフランシスコ交響楽団と関わるようになったのでしょうか?

    あれはマイケル・ケイマンとやったことだ。彼はそれまでに何組かのロックグループと仕事をしたことのある指揮者だった。それがピンク・フロイドだったかどうかはわからないけど、ブライアン・アダムスだったのは知っている。マイケルはその(クラシックの)世界を持ち込んだ人だったし、それが彼のビジョンだったんだ。彼はメタルバンドをやりたかった。そうして彼が俺たちのところにやって来たとき、俺たちは「そりゃあいい、やってみよう」ってなった。それには多くのことが必要だった。サンフランシスコ交響楽団と一緒に演奏するってなると、バークレーに移動しなきゃならなかったんだ。サンフランシスコでアコースティック楽器のための音響設備が揃っているところだからね。俺たちがプラグをつないでみると誰も何も聞こえやしなかった。ゴチャゴチャしてたんで、サウンドを適切なものにするためにたくさんのことをやらなきゃならなかったよ。あれにはたくさんの力がいった。それが俺たちがつながった場所なんだ。本物の音楽家と演奏するのは俺にとってはかなり緊張したね。なぜ彼らを本物だと思ったのかはわからない。譜面を読めるとかそんなところかな。俺たちは譜面の読み方はわからなかったけど、感じたんだ。(音楽の)力が大好きだし、それが俺たちに作用することも好きだ。そこまでつながろうとね。彼らは間違いなく同じことを感じていた。タイムカードを押して、座って演奏して自分の分の譜面を読んで、またタイムカードを押して帰るなんて人も間違いなくいた。大部分の人たちは自分たちがしていることが間違いなく大好きで、そうじゃなかったらそんなことやらなかっただろう。彼らはそれまで以上に力強く感じるサウンドになるのを助けてくれたんだ。

    −メタルソングを演奏するのにがっかりしているクラシック音楽純粋主義者はいなかったんですか?

    知っての通り、NOだ。もしそうだったとしても俺たちにそんなところは見せなかったね。確かに仕事としてやってるだけって人もいたけど、他にも「なんてこった!私はウチではヒーローだよ。子供たちはこの企画のことが大好きなんだ。」なんて人もいた。ハープ奏者の人は、タキシードの下にメタリカTシャツを着ていて、さらにその下にはタトゥーが彫ってあった。彼は交響楽団でハープを演奏する、タトゥーをしたバイカーだったんだ。あれはすごかったね。

    −スポーツチームのようにベイエリアでホームアドバンテージを感じることはありますか?

    ホームにいるのはいつだって心地いい。そのエリアだと感じるよ。俺はもうここには住んでいないけど(訳注:ジェイムズはコロラド州に引越しをしている)ここでたくさんの時間を過ごしてきて、間違いなくホームだと感じている。FOXシアターのように何回も来ている場所もあるし。心地がいいんだ。俺たちはどこに行っても心地よく過ごしているけど、家に帰って自分のベッドで寝るのはいつだって最高だよ。

    −あなた方には「Enter Sandman」を喜んで繰り返し聴く頑強なファンがいますが、CIAがあなた方の楽曲を囚人を拷問するために使っていたことに対して怒っていますか?

    (笑)俺たちは長いあいだ、みんなを拷問してきたわけだ。CIAよりずっと年季が入ってる。それについては本当に何も言うことはないよ。もしそうだとしたら、自分の国が自分たちの安全を守るために何か使ってるっていうことは名誉なことだと思う。でも繰り返しになるけど、一度音楽を世に出したら、もう自分のコントロールは効かない。ちょうど誰かがオンライン上で表に出すようにね。彼らがすることのために使うんだ。メタリカのカバーバンドはいっぱいある。「Enter Sandman」「Nothing Else Matters」をグレゴリオ聖歌風にしたり、ブルーグラス風にしたり、ケルトハープのコンボだったりとね。音楽はそこにあって、為すがままに使われるんだ。

    −ケリー・キングはインタビューでスレイヤーの方がもっと恐ろしいから、より効果的だと話していましたよ。

    同意するよ。それについては疑いようがないけど、スレイヤーよりも恐ろしいものも他にまだある。そこにはかなり強烈にクレイジーなものがあるんだ。

    −最近のショーの多くは地元の慈善団体と結びついてますね。

    ごく簡単なことだよ。長いあいだやってきたことだけど、『Death Magnetic』のツアーのあいだでより慣習的なものになった。コンサート、バックステージ、ケータリングで食べ物が余っていたら、それを使ってみよう。お金なら送るのはもっと容易い。食べ物の場合、悪くなってしまうことを心配しなければならない。誰かが傷つくのは嫌だからね。ここで良いことをしようとする。最終的には無駄がなくなるんだ。(残った食べ物が)ゴミ箱に放り込まれたら、何とかして地球に戻っていく。ウジ虫が大好きで、それがハエに変わり、サイクルが続いていく。それを人間まで到達させるのは使命だ。

    −素晴らしいです。Thrasherの読者に言いたいことはありますか?

    俺たちはニューアルバムへの反応、みんながどれだけ新譜を好きなのかを目の当たりにして信じられないほどの衝撃と驚きを感じている。35年経ってなお、ステージに出て全精力を尽くすのが楽しいのと同時に自分たちをアスリートのように感じている。50代になってなおスケーターとしてやっている人を知っているけど、最高だよね。だからそういう限界を超え続けて欲しいな。

    Thrasher Magazine(2017-03-03)

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    少し前の記事ですが、2017年1月20日に行われた香港公演のライヴレポートの記事で、ジェイムズ・ヘットフィールドが中国の検閲についてインタビューで語っていました。管理人拙訳にて紹介します。

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    何千もの香港のメタルヘッドたちは、この金曜日に初めてやってきたスラッシュの巨人メタリカを目撃するために姿を現した。メロイックサインの海に大声であいさつした後、アメリカのロッカーたちは、ニューアルバム『Hardwired...To Self-Destruct』収録曲だけでなく定番曲もたっぷりのセットリストでソールドアウトしたアジアワールド・エクスポの屋根を吹き飛ばす勢いだった。

    「ここに来られて感謝している・・・今のところコレがツアーで一番のショーじゃないか」リードシンガーでギタリストのジェイムズ・ヘットフィールドはそう観衆に語った。それは検閲によって中国のショーがどうにか一時間以上というところまでカットされ、いくつかヒット曲を削ぎ落とされてきたことを考えれば驚くべきことではなかった。

    Master of Puppets、One、Hardwired、今週の北京と上海での日程でとりわけ欠いていた曲で(訳注:北京公演ではOneをピアニスト、ラン・ランと共演)検閲無しのセットリストを祝って誇り高くラウドに爆発した。ただし最も挑発的な曲が痛烈にスポットライトを浴びたというわけではない。ヘットフィールドはショーの前に行われたインタビューのなかで中国本土の法律を尊重することを強調した。

    フロントマンの彼は検閲や中国本土でプレイできなかった曲があることで、中国政府を腹立たしくは思わなかったと述べている。彼はこう語る。「ゲストとしてライヴをやるために招待されている時に、彼らの文化を尊重するべきじゃないと思うかい?俺たちは敬意を表したいと思うし、俺たちが違うことをやってるからといって、他の人もそうしろっていうことじゃない。でもうまくいけば、また戻ってくるし、彼らが俺たちのことを政治的な脅威ではなく、音楽で国境を越えてみんなが曲を楽しむってことを除けば何の意図もないってことに気が付くだろう。俺たちは誰にも隠れたメッセージを伝えようとしているわけじゃない。」

    (後略)

    South China Morning Post(2017-01-21)
    政治云々抜きにして、とにかくいろんなところでライヴをやりたいというところでしょうか。香港メディアは中国本土と違って規制のないセットリストでやってくれたと喜んでいるようです。
    中国本土のセットリストがいつもとどう違うのか、セットリストはこちらからご確認ください。

    2017年1月15日上海公演
    https://metallica.com/tour/29097

    2017年1月18日北京公演
    https://metallica.com/tour/27818

    2017年1月20日香港公演
    https://metallica.com/tour/26169

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    アメリカのスポーツ/カルチャー誌「The Red Bulletin」でジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒのインタビューが掲載されていました。管理人拙訳にてご紹介します。

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    −昨年11月にあなた方の最新アルバム『Hardwired...To Self-Destruct』が世界中のチャートでトップを飾り、6番目のNo.1アルバムとなりました。これだけ全ての成功を収めた後、あなた方はまだ何かを始めるんですか?

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    あぁ・・・確かに!でも奇妙でとても驚くべきことだね。年を重ねるほど、No.1アルバムを手にすることは特別なことになっている。(メタリカ結成から)35年経ってまだこんなことが起きているんだ。すごいことだよ。

    ラーズ・ウルリッヒ
    メタリカが、人にとって重要なレコードをまだ出すことができるっていう事実が素晴らしいよ。ハードな音楽がまだみんなにとって重要だということが素晴らしい。俺はロック・グループはマイノリティーになっているような気がするんだ。世界規模でうまくいっているバンドはとても少ないから、そのひとつになっているというのは特権だね。メタリカでいられてよかったよ。

    −『Hardwired...To Self-Destruct』はあなた方自身のレーベルBlackened Recordingsでリリースされた初めての(スタジオ)アルバムです。他と比べて今回は何が違いましたか?

    ジェイムズ
    そんなに違いはないよ。俺が言っているのは、自分たちのレーベルということで−まぁアメリカで俺たちのレーベルってだけで他の国ではまだユニバーサル(・ミュージック)なんだけど−時間をかけて締め切り無しで曲を書くことができた。誰も「ちょっと、ここまでに必要なんだけど」とは言ってこない。

    ラーズ
    (自主レーベル設立のための)契約交渉に入る時、狙いは常に過去の作品を自分たち自身の手に最終的に取り戻すことだった。自分を解放してくれる分離と原動力っていうのは素晴らしいよ。本当にやりたいことを自由にできるからね。(自主レーベルであることの)大きな違いはレコーディングじゃなくて、完成した翌日に起きることなんだ。10年、20年前には他の人たちがほとんどの仕事をやっていたのに対して、今の俺たちは自分で90%の仕事をする必要があるからね。俺たちには今やもっと大きなインフラがある。

    −あなた方はよく本音をさらけ出すバンドですが、過去の作品を振り返って「俺たちは一体何を考えていたんだ?」と今思うような時代はありませんか?

    ジェイムズ
    いくつかのアルバムで変更したいものもあるけど、それを変更できないほどの特質がある。バンドが過去の名作をほぼ同じ曲で再レコーディングして、オリジナルのアルバムに取って代わらせるのを見るとちょっとイライラするんだよね。あれは歴史の一部を消しているよ。こういうアルバムは人生のある時期の産物であって、歴史のスナップショットでもあり、バンドのストーリーの一部でもある。そう、だから『...And Justice For All』でもう少しベースを効かせていたら、『St. Anger』でスネアドラムをもう少し抑えていたらって、(言われるが)でもそういうことによってあのアルバムが俺たちの歴史の一部になっているんだ。

    metallica-james-hettfield-vocals

    −メタリカはアナログ盤が王様だった(今とは)別の時代に始まりました。あなた方は今、ドイツにレコードのプレス工場を持っています。なぜなんでしょう?

    ジェイムズ
    俺たちはアナログ盤と共に育ったし、大好きなんだ。(レコードは)体験であり、イベントだった。触れてわかるというか。レコードを手に持って、ジャケットから取り出して、針を溝に落とす。半年前に俺はLAにいたんだけど、高校の旧友を訪ねてカンザスとかそういうレコードを囲んで聴いたんだ。箱に目を通したり、台紙の臭いを嗅いだり、ライナーノーツを読んだり、温かみのある音を聴いたりするだけ。すごくどっぷり浸れるんだ。

    −あなた方は今や本質的に自分たちのボスでもあります。夢を持ったクレイジーなキッズから、ロックの大御所/ビジネスマンになったのは自然な進歩と言えますか?

    ラーズ
    俺たちはまだクレイジーな大人だと俺は思っているけど、それでも全てを理解しようとはしているよ。鏡を見て、ビジネスマンが写っているとは思わないけど、間違いなく自分たちのために働いてくれている人たちが大勢いる。少なくとも大人として振る舞わなければならない点はあるね。俺は今53歳だけど、いまだに自分のことを時おり起きていることを解決しようとしているクレイジーな子供のように感じている。だから自分たちの後ろに自分で作り上げた信頼できるチームを持つ。メタリカのようにガッチリ独立していることは、俺たちが誇りに思っている本当にクールなことだね。

    metallica-lars-ulrich-drums

    −あなたはビジネスマンのようには見えませんが、あなた方がメタリカを始めた時からそちらの面ではラーズがとても活発だったというのも事実ですか?

    ジェイムズ
    ラーズはビジネスに精通したヤツだ。モーターヘッドを追っかけ、ダイアモンド・ヘッドを追っかけ、彼らや他のバンドたちから、彼らのやり方、彼らがどう決断を下したのか、とあるマネージャーがなぜ他のマネージャーより優れているのか、あいつは学んできた。ビジネスのことになると非常に好奇心が強い。俺?俺は仕事はしたくない!音楽をプレイしたい。自分のセラピーとキャリアを創造して1つにしたいと思う!他人から学んで自分の人生にそれを適用するのは良いことだけど、俺たちはまだ反逆者であり、リスクテイカーだ。俺たちは人生に挑戦して「自分たちが持っているこの資質で次は何をする?」という質問に直面している状態が好きなんだ。計画と準備はその一部に過ぎない。勇気、魂、そして熱情もまたかけがえのない武器だね。

    −ガラス張りのオフィスにメタリカが座って、ネクタイを斜めに締めて、電話で叫ぶのを想像するのは難しいですね。

    ジェイムズ
    ネクタイはないな。俺たちはめったにオフィスにはいない。電話で叫ぶことに関しては、やってくれる人を雇う!もっと大きなことは誰がコントロールしているのか、誰がその船を動かしているのか、誰がバンドで楽しい時間を過ごしているのかってことだと思う。かなり明白なことかもしれないけど、ラーズと俺がこのバンドをまとめた2人だ。俺たちは結成1日目からこの考えを持っていた。俺たちが運転席にいるんだけど、カークとロブはいつも俺たちと一緒に行く準備が出来ている。この乗り物でいつでも俺たちを連れて行くんだ。

    −あなた方は独立を獲得したことについてよくお話しされますが、長く成功した経歴を持つことの重要性はどうでしょうか?

    ジェイムズ
    俺たちにとっては、そう、重要だったけど他の人にとってはどうかな?わからない。俺たちがバンドを始めた頃、レーベルの契約を取るのは大きなことだった。今はそこまで大きなことだとは思わない。地下室で自分の音楽を作って、自分で(音源を)出すのは素晴らしいことだ。でもそれによってどこまでやりたいんだ?より大きなところと最終的に契約するのか?これは自分で下す必要のあるビジネス上の決定事項だ。「俺たちは何をしたいんだ?」と自問しなきゃならない。世界をツアーで廻りたいのか、それとも地元に留まるのか?自分を幸せにすることをすべきだね。

    ラーズ
    俺たちは自分たちがよそ者だといつも感じていた。それまで通りにやる必要性を感じなかったんだと思う。成功して一番よかったのは、自分たち自身の創造的な道を切り開く機会を与えてくれたことかな。主に、俺たちにとっての独立は、俺たちが決して誰からも金を取ったことがないことを意味している。つまり俺たちは誰にも何も負うことはないんだ。

    ジェイムズ
    俺たちはいつだってコントロール愛好家だ。アーティストとして、俺たちは自分たちのアートがどう表現されているかを、少なくとも何らかの形で制御する必要があると常に感じてきた。アーティストであろうと、彫刻家であろうと、自分のアートがどこにどう置かれるのかハッキリした意見をもつべきだよ。それが芸術的なビジョンの一部なんだ。

    −しかし、どんな経歴でも柔軟に対応し適応しなければならないということには同意できませんか?

    ジェイムズ
    水門が開いて、音楽が無料でインターネット上にあるということになって、俺たちは恐怖して、それについて何を考えるべきかわからなかった。でも今は間違いなく素晴らしいことだし、音楽を手に入れるのにとても便利な方法だ。それに適応することだけが唯一の生き残る道なんだ。それは人生の何においても真実だと俺は思う。

    metallica-kirk-hammett-lead-guitar

    −オンラインの無料の音楽について言及されましたが、違法ダウンロードに反対したナップスター裁判で、あなた方が代表となったやり方については後悔していますか?

    ジェイムズ
    他人が俺たちや俺について考えることは、俺には知ったこっちゃない。俺はそれが正しいことだとわかっていた。俺たちは狙われやすいターゲットだったんだ。(メタリカじゃなくとも)著名でアートに関わっている誰かがそこで撃たれるべくして撃たれるんだ。

    ラーズ
    あれはストリート・ファイトだった。メタリカとファンの間のことだ、メタリカはダウンロードに反対だっていう絵図を誰かが描いちまった。本当はそんなことじゃないのに。あれはダウンロードについてじゃない。選択についてだったんだ。もし俺の音楽を手離して無料にしたいってなったら、それは誰の選択なんだ?俺の選択か?それとも他の誰かか?あれは奇妙な夏の出来事だったね。

    −その奇妙な夏の出来事には、違法ダウンロードのために金メッキ仕立てのサメの水槽付きバーを家に備え付ける余裕がなくなったとプールで泣いているあなたが描かれたサウスパークのエピソードも含まれていますね・・・。

    ラーズ
    あれには目ん玉飛び出たね。でも俺はかなり面の皮が厚いんだ。あの夏、俺たちはたくさんのヒットが出た。あれもそのひとつだよ。

    metallica-rob-trujillo-bass

    −金メッキ仕立てのサメの水槽付きバーを備え付けることをそれから考えることはありませんでしたか?

    ジェイムズ
    俺たちは実用的な考えでね。自分たちのお金をステージセットや良い作品や映画制作につぎ込むんだ。退廃が進むことに関して、それはないよ。俺たちは互いのケツを蹴るだろうし。それはメタリカの性格には合わないな。

    −2004年のドキュメンタリー映画『Some Kind Of Monster』では、バンドが最も衰退した時期をみせ、個人的な苦闘をたくさん経験しています。あの時期、どのようにしてバンドは一緒にいられることができたのでしょう?

    ラーズ
    ジェイムズが俺たちと交流するための新しいツールと共に1年離れていたバンドから戻ってきた時、俺は最初の半年はどうなっているのかわからなかった。ああいうやり方を実行できないと思っていた。2005年と2006年の間に戻ってきたけど、しばらくはかなり綱渡り状態だった。何が起こるか確信が持てなかった。俺は「もしXXだったら」って質問はあまり好きじゃない。もし俺たちが別々になったら何が起きてたかなんて誰がわかるんだってこと。でも俺たちはこうしてここにいて、キミと話しているわけだ。メタリカが10年ほど前に分裂した世界を想像しようとするのはエネルギーの無駄だよ。

    RedBulletin(2017-02-xx)

    元の記事ではフォトセッションの様子を写した映像も掲載されていて実にメンバーが楽し気です。サウスパークの一件についての詳細は関連記事からどうぞ。

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    メタリカがナップスターを訴えてから早14年。

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