メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ギター

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    更新ご無沙汰しております。今回は翻訳が追いつかなくてなかなか紹介できなかった動画について。

    メタリカが『Ride The Lightning』『Master of Puppets』の曲を制作していたガレージの廃材を使ったギターを制作。ジェイムズ・ヘットフィールドがその経緯やギターのデザインについて語っていました。管理人拙訳にてご紹介。

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    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「ギターの名前は「Carl」。カールソン通りからとった。俺たちは大きな場所に巨大な部屋を持っている。ぶっ飛んだロックスターみたいに『カールソンのガレージをこの部屋に持ってこよう』っていうのはクールだと思ったんだ。つまり、それは『Ride the Lightning』のバナーのような昔使っていたものを全て持ってくるってことだ。ガレージをそのままここに一緒に持ってこようとね。ただ、そんなバカげたことが達成されることはなかった。後でガレージが取り壊されたことを知ることになったんだ。そこで少し前に俺たちはカールソンに行ってきた。あの場所で素晴らしいお膳立てをしてくれたよ。」

    ラーズ・ウルリッヒ(回想)
    「このガレージで2つのレコードの曲を書いた。『Ride the Lightning』『Master of Puppets』はそこのガレージで書かれたんだ。」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「ずっと前からの友人たちは以前と変わらず、超クールで、昔のパンクロックの仲間のアンディー・アンダーソンと話をした。彼はアティテュード・アジャストメントってバンドをやってる。彼は『そういえば(ガレージに使われていた)廃木材を持ってるよ』って言うんだ。『本当?』ってなったね。」

    ラーズ・ウルリッヒ(回想)
    「俺たちはキミたちが座っているまさにその場所で『Master of Puppets』の曲を書いた。そこがガレージだったからね。ガレージがそこにあったんだ。ガレージは誰の手にあるんだ?俺たちに返せよ(笑)」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「彼は8つくらいの小さい廃木材を持ってきてくれた。以前にケン・ローレンスが俺のために手がけたギターが細部までこだわったものだった。だから彼ならあの廃材でやってくれると思ったんだ。でも俺は今回のギターは粗削りな感じにしたかった。まさにあのガレージのようにね。」

    「俺たちと共に仕事をするアーティストには、あまりに多くの方向性を示唆してしまうとそれがアートでは無くなってしまう。俺の考えではね。(普通なら)何をするのかわかっているアーティストを好むだろう。俺が知ってるケンなら、あの廃材で演奏できて、キレイに加工された使いやすいものにするだろう。だから俺は仕上がりについて心配していた。はじめはキレイにしすぎるんじゃないかと心配していたんだ。だが彼はそうしなかった。彼のワイヤーブラシによって、木材の感触、木目の感触を留めるものにしてくれた。レコード盤のグルーヴのようにね。」

    「ケンはこのギターに意味を込めてくれた。彼が考える、昔使われていたこの廃材に合う物語をね。物語は)多層構造になっていて、クリフがあのガレージを美しく飾っている。(ギターのフレットボードを指さしながら)ここに俺たち3人、これがクリフ。(向かって左から)カーク・"ザ・リッパー"・ハメット、これがラーズでライトニング・ドラムスティックを持っている。これが俺で絶対菜食主義者を脅かす者(笑)。それからこれがクリフ。Orionで映し出されたものだ。」

    「太陽が橋のある港の先に昇り、俺たちは(橋=ベイブリッジを渡って)クリフに合流するためにサンフランシスコにやってきた。『Master of Puppets』も書いた。クリフはこの世を去ったが、今も空からオリオン座として俺たちを見守っている。これはガレージとそこにいる俺たち4人を表していて、俺たちの心の中に永遠にあるものだ。」

    −とてもヘヴィな物語だ

    「間違いないね。それだけじゃないんだ。(向かって左から)3、1、3、2とガレージの入り口にあるカールソン通り3132の住所を表している。(後略)」
    3132

    動画はこちらから。


    ラーズが話している回想シーンは2016年のレコードストアデイでインストアライヴを行った後に、ガレージのあった場所で行われたパーティーでの場面。詳細は関連記事をご参照ください。

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    gragedays
    THE $5.98 EP: GARAGE DAYS RE-REVISITED


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    2018年2月1日、クリスマスと新年の休暇を終えて、メタリカの「Worldwired Tour」がポルトガルのリスボン公演から再開。公演前にはinstagramでおちゃめな写真もアップされ、盛り上げていました(笑)

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    セットリストはこちら。
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    Hardwired
    Atlas, Rise!
    Seek and Destroy
    Harvester of Sorrow
    Welcome Home (Sanitarium)
    Now That We're Dead
    Dream No More
    For Whom the Bell Tolls
    Halo On Fire
    Am I Evil?
    Creeping Death
    Moth Into Flame
    Sad But True
    One
    Master of Puppets
    -Encore 1-
    Spit Out The Bone
    Nothing Else Matters
    Enter Sandman
    『Hardwired...To Self-Destruct』から7曲と多めに入れつつ、中盤で「Am I Evil?」、アンコール一発目で「Spit Out The Bone」という昨年に引き続き、欧州仕様のセットリスト。

    さらにジェイムズ・ヘットフィールドのニュー・ギターが披露されました。
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    公演限定ポスターはキングギドラな仕様。
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    会場での大合唱の様子。早くまた生で観たいという思いが強くなってきます!






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    ESPギターが2018年発売予定のギターのラインナップを公開。カーク・ハメットが今年から使用している紫ラメ「KH-602 PURPLE SPARKLE」もラインナップに加わっています。
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    1月にアナハイムで行われる楽器見本市「NAMM Show」で改めてお披露目される見通し。
    kh602

    ESPより

    紫と言えば、ラーズ・ウルリッヒのWorldWired仕様のドラムセット。
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    ロバート・トゥルージロのWarwickの紫モデル。
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    真田の赤備えならぬメタリカの紫備えもできそうな・・・
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    ESPギターからカーク・ハメットのシグネチャーモデル「KH OUIJA NATURAL」が発売

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    2017年1月19日から22日のあいだカリフォルニア州アナハイムで行われた世界最大規模の楽器ショーであるNAMMショーにて、ESPギターからカーク・ハメットの新シグネチャーモデルギターがお目見えしました。
    kh_demonology_original

    その名も「KH DEMONOLOGY」。悪魔学・悪魔研究を意味する名称の通り、ボディには悪魔のシンボルと思われる記号がプリントされています。
    namm2017_02
    twitterより

    ESPギターのサイトでも詳細仕様が掲載されています。
    demonology
    http://www.espguitars.com/products/19164-kh-demonology?category_id=1963398-kirk-hammett


    日本での発売はいつになるのでしょうか?

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    ジェイムズ・ヘットフィールドとカーク・ハメットが表紙のGuitar World誌でのインタビューにて、カークが『Hardwired...To Self-Destruct』やツアーでのギターの向き合い方が変わったことを語っています。

    GW_Metallica_Hol_Cover

    BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にて。

    −『Hardwired...To Self-Destruct』へのレコーディング準備について

    このアルバムは精神的な準備が他と違っていた。俺はこれまでスタジオ入りする前は自分自身に相当イラだっていたけど、自分の能力にもっと心地よく感じているんだ。スタジオ入りする前、俺は何もしなかった。ただ出向いてプレイしたんだ。瞬間をとらえて、自然発生的なものを持ち続け、新鮮なまま、どこに行こうとしているか掴みたいと思っていた。これまでは考えすぎて罪悪感があったからね。

    −自身のギターとの向き合い方について

    別のコーナーを曲がった感じがするよ。これまでなかったやり方で自分の楽器と繋がり直した。飲むのをやめたら変わった。夜にショーがあったら、ギグで演奏して、その後に出かけて酒を飲んで、自分の部屋に戻ってから数時間ギターを弾いていたんだ。今でもそうするけど、大きな違いはもう飲まないってことだね。プレイしたものを次の日にも保っていられる。最近じゃ、それが(超絶技巧を要する)パガニーニだろうがジャズのスタンダード曲だろうが本当にコレと思ったものは何だってプレイできると感じるよ。数週間かかるかもしれないけど、俺にはできる!ってね。

    BLABBERMOUTH.NET(2016-11-16)

    ちなみにこのGuitar Worldはここから購入可能のようです(当方いまだ到着待ちですが(^^;)。
    http://guitarworld.myshopify.com/collections/guitar-world/products/guitar-world-holiday-2016-metallica

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    ギター&ベースメーカー、ESPからメタリカの新しいシグネチャーモデルのギターが発表されました。今回新たに公開されたのは、カーク・ハメットの「NOSFERATU」を含む全6モデル(内ジェイムズモデルのLTDが2種類)。

    まずはジェイムズ・ヘットフィールドのシグネチャーモデル。
    ESP SNAKEBYTE BLKS
    ESP SNAKEBYTE BLKS

    ESP VULTURE BLKS
    ESP VULTURE BLKS
    ESP

    続いてカーク・ハメットのシグネチャーモデル。
    KH-NOSFERATU
    KH-NOSFERATU

    KH-202 CAUTION
    KH-202 CAUTION

    ESP

    毎年1月にアメリカで開催される世界最大規模の楽器ショー、NAMM Show。今年のESPのブースで今回の新シグネチャーモデルが展示されています。

    12:20〜 「KH-NOSFERATU」「KH-202 CAUTION」「ESP VULTURE BLKS」


    4:14〜「ESP SNAKEBYTE BLKS」
    5:10〜「KH-202 CAUTION」


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    facebook(2016-01-25)

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    ジェイムズ・ヘットフィールドがEMGtvの最新インタビューのなかでギターサウンドや新譜制作について語りました。
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    「実はまさに今、俺たちはレコーディングをしているんだ。1つめのギター、2つめのギター、3つめのギターがある。そしてこの3つのギタートラックのサウンドは全く違うんだ。3つとも全く違う音なんだよ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2015-10-12)

    もうちょっと新譜に関するヒントをちょうだい・・・。インタビュー動画はこちらから。これまでの歩みやNAMMショーの思い出、カスタムカーとギターの関連、ギターデザインの元ネタなどESPの「Truckster」「Iron Cross」「Snakebite」モデルを交えて語ってくれています。


    一方、ロバート・トゥルージロはメンフィス州のラジオ局「ROCK 103」の朝番組「Sunrise Bar & Grill」で近況を尋ねられて次のように答えています。
    「メタリカの世界で時間管理はとても重要だ。俺たちはみな家庭を持っている。もちろんそれはとても大切だ。自分たちの情熱のあるものは何でも・・・ジェイムズは、みんなも知ってるかどうかわからないけど、素晴らしいカスタムカー・ビルダーなんだ。デザインしたり、彼の友だちとか何人かでこういうプロジェクトをやったりしてるよ。彼らはアメリカ中のカスタムカー・ショーにエントリーして、賞を勝ち取った。本当に彼がやっていることは素晴らしいよ。彼はそういうレベルのちょっとしたアーティストだね。そしてカークにはFearFestEvilがある。彼はモンスターのメモラビリアやポスター、原画といった本当に素晴らしいコレクションを持っている。あれは彼にとっての情熱だし、いつだってそうなのさ。そしてついに彼はそのコレクションを持ってツアーに出た。同じテーマの本も出版しているしね。ラーズは、みんな知ってのとおり、長年に渡って断続的にアートコレクターでしょ。みんな(メタリカとは)別のやることがある。俺はと言えば、(ジャコ・パストリアスの)物語が語られることを望んでいる。実際に俺は・・・時おり誰かがジャコを映像で撮ったことがないかと探している。1996年以来、彼の息子とも知り合ったから、もう長いこと彼のことを知っているんだ。俺たちは長年に渡って友だちだし、何というか仲間なんだ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2015-10-08)

    インタビュー音声はこちらから。


    限られた時間のなかで一応、レコーディングは少しずつ行われている模様です。

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    昨年、カーク・ハメットが購入した伝説のレスポール。再現モデルを出していたギブソンが、このギターについての記事を掲載していたので管理人拙訳にてご紹介。

    素晴らしいビンテージ・ギターを演奏せずに金庫にしまい込もうとする考えは、多くのミュージシャンにとって冒涜だ。昨年、メタリカのカーク・ハメットはゲイリー・ムーア、ピーター・グリーンが所有していたレスポールを購入したことで、このとりわけ魅惑的なギターを奏で続けることを請け負った。

    この週末、カークは自身の主催するホラーフェス@FearFestEviLのツイッターアカウントにて、なぜこの伝説的な1959年製レスポールを購入したのかをファンに説明した。「最高のトリビュートは、投資のためにだけ買う人々によってギターが放置される代わりに、再び演奏されるってことなんだ。」

    カークはすでにステージでこのギターを使っている。とりわけシン・リジィによって1970年代初頭にロックアレンジされたことで世に広まった伝統的なアイルランド民謡「Whiskey in the Jar」を演奏するときに。

    ギブソンはこのギターを「Collector's Choice™ #1 1959 Les Paul Standard」として再現。カーク自身のギブソン・フライングVの再現モデルもギブソン・カスタムで発売中。

    Gibson(2015-01-05)

    kirk_lespaul

    リンクをたどって件のレスポールの販売ページにいってみると、こうして取り上げているにも関わらず、すでに「out of production(生産中止)」になっていました(^^;

    このギターについては下記サイトにそれぞれ詳しく書かれていたので勝手ながらご紹介しておきます。

    ピーターグリーンのレスポール
    http://blogs.yahoo.co.jp/masa72z1/18332885.html

    伝説のレスポール Peter Green's 1959 Les Paul
    http://ameblo.jp/super55/entry-11592118904.html

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    カーク・ハメットが所有していたギターがオークションに出品。
    カーク・ハメット・ドットコムにてイタリアの高級革使用のギターストラップがお目見え。

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