メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:インタビュー

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    TVK(テレビ神奈川)にて放送中の伊藤政則氏の番組「Rock City」にて先日のサマーソニックで来日した時に行われたラーズ・ウルリッヒのインタビューが放送されました。テレビごとカメラ撮影したキャプ画(意図せずとも変顔多め)とともに内容をご紹介。

    「Hey! Lars is here! You Watchin' Masa Ito's Rock City!」
    lars_rockcity01

    まずは日本語版の映画予告編を公開。

    伊藤政則氏の前口上。
    「さぁ!観ていただくのはですね、映画の予告編です。こちらはバンクーバーのね、ロジャース・アリーナだったかな?で、撮影したものなんですよ、はい。まぁメキシコで8回。この後カナダに入ってエドモントン、そしてバンクーバーと、なんとね、ステージの大きさ、70メートルですよ。70メートルだったらぁ!悪いけどぉ!東京ドームとかも入りません!でかすぎちゃって!はい。それくらいの巨大なステージで、ステージもこれ、メンバーの1人と、5人目のメンバーだったんだなぁ。すごいですよ。しかもこの3D映画、ボクも観ましたけどね、ホントすごいよ。はい。最大で24のカメラをね、使ったそうですよ。レッド・ツェッペリンの『The Song Remains The Same』と同じように、全然違うイメージビデオと言いますか、まぁメタリカの場合、悪夢ですけど、それと自分たちのライヴを組み合わせた、そんな映画です。メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー!」

    (放送されたのは日本語版の予告編ですが)


    以下、テレビ画像とインタビュー文字起こし。コロコロと変わるラーズの表情とともにお楽しみください。

    伊藤政則
    「体調はどうですか?日本のファンは待ち構えてますよ。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「日本に戻ってこられて嬉しいよ。3年ぶりかな。3年前はさいたまスーパー・アリーナでやったんだったな。」
    lars_rockcity02

    「今回は2回で、東京とあと大阪に行く。素敵だよ。でもこんなに暑い日本は初めてだな。2日前にAEROSMITHのライヴに行った友達がバカみたいに暑かったと言っていた。でも俺達は大丈夫だよ。ステージに上がって楽しむさ。」



    伊藤政則
    「こないだ『ORION + MORE』で1stアルバム完全再現やったそうですけど、やった印象どうでしたか?」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「楽しかったよ。俺達のフェスティヴァル、2年目の『ORION FESTIVAL』をデトロイトでやったんだ。」
    lars_rockcity03

    「俺達にとってパーソナルなフェスティヴァル。ファンには出来るだけ俺達を身近に感じてもらえる様なフェスティヴァルにしたかったし、何が起こってもおかしくないものとして『ORION FESTIVAL』を確立させたかった。そこでは必ずスペシャルな事が起こるんだという事を世界中のファンが知るべきだと思ったんだ。」


    「周りの人間はいつだって何周年について話している。俺達はそういう事はあまり考えないけど、必ず誰かが「これの30周年」だの「あれの25周年」だのと言っている。そういう事をしょっちゅう耳にするんだけど、誰かが「KILL 'EM ALL」の30周年と言ったんでそれをやったら楽しいんじゃないかと思ったんだ。」
    lars_rockcity05

    「これを人に言うのは初めてだけど元々のアイディアは別のステージに俺達が登場してパンクやアンダーグラウンドのクレイジーなカヴァー曲をやるというものだった。クレイジーな曲をやろうとしたんだけどそれがあまり上手く行かなかったんで、代わりに「KILL 'EM ALL」を完全再現する事にしたんだ。楽しかったよ。」
    lars_rockcity04

    「すごく小さなステージでね。『ORION FESTIVAL』にはステージが5つあるんだけど、そのうちこれが一番小さいステージだった。だから俺がここでプレイしていると人がステージに溢れて来た。すごいカオスでクレイジーできわどかったけど楽しかったよ。」
    lars_rockcity06

    「大きな所でやると全てがオーガナイズされていて、どこもかしこもセキュリティだらけといった感じだけど、あの時はアナーキーな要素があった。あれが俺達にとって最大のアナーキーだったな!だからとても楽しかったよ。(1stからの曲は)当然“Hit The Lights”や“The Four Horsemen”といった曲はよくプレイして来たけど、全曲をまたやる事が出来て楽しかった。」
    lars_rockcity07


    伊藤政則
    「改めて1stアルバムの良さみたいなものを、どういう風に感じましたか?」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「う〜ん、いや、それはなかったな。去年の『ORION』では「RIDE THR LIGHTNING」を完全再現したけど“Escape”をやったのは初めてだった。「THE BLACK ALBUM」を完全再現した時も2〜4曲は初めてだった。「KILL 'EM ALL」からは“Hit The Lights”“The Four Horsemen”“Motorbreath”“Jump In The Fire”…確か全部やった事があったと思うんで新しい発見はなかったね。全曲やれたのは良かったけどね。」
    lars_rockcity08

    「あのライトがある辺にクリフのお父さんが座っていたんだ。ロバートが“Anesthesia”で初めてクリフのベース・ソロを弾いた時にクリフのお父さんがいたなんて素敵じゃないか。ロバートは君がいる所にいて、クリフのお父さんはライトの所にいて、俺はここに座りながら「ワオ!クールだな!」と思ったね。でもそれ以外に素晴らしいサプライズは特になかった。」
    lars_rockcity09

    「一番のサプライズは大勢の人がバンドを観に来てくれた事だね。1曲目でステージに座った時、俺の所からは観客が俺達の方に押し寄せて来るのが見えたんだ。俺としては怪我人が出ない様にと願っていたよ。ものすごい数の人がいたんだもの。始めた時は50人しかいなかったのが、2曲目の時には10,000人もいたんだから!あっという間に人が増えたんだ。でもそれ以外ではただひたすら楽しかったよ!午後2時にやったんで昼間だったんだ。」
    lars_rockcity10


    伊藤政則
    「30年前の1stを作っているメタリカに、何か今の自分から何かアドヴァイスあげるとしたら、当時のメタリカにどんな声をかけたいですか?」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「良い質問だ…アドヴァイスねぇ…」(しばらく考えた後)
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    「長い道のりになるから覚悟しておけよ!」
    lars_rockcity12

    「今の一番の違いは…これは年のせいだと思うから、君も君もみんな同じだけど、人間年をとると世界をもっとしっかり見る様になるんだ。20〜25歳の頃はしっかり見ていない。いつだって次の事に向かっている。「ビールを飲もう」「音楽を聴こう」「女はどこだ」みたいにね。今の僕は常に全てを見ている。そして理解しようとする。周りに溶け込もうとする。でも30年前は自分の事しか考えていなかった。」
    lars_rockcity13

    「今は自分の事は一番最後に考える。まず他の人達の事を考える。「元気?」「いいインタビューだった?」「子供達はどうしてる?」「どうすればMETALLICAの為に一番良い事なのか?」といった事を考えるんであって、「どうすればラーズの為に一番良い事なのか?」なんて事は考えない。いつも子供達やMETALLICAや(婚約者の)ジェシカや父親の為に一番良い事を考えている。常に人の事を考えている。」
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    「だから30年前の自分に何か言ってあげられるとしたら「次のビールの事を考える代わりに、世界に目を向けてそこから取り込め」だね。」

    lars_rockcity15

    当初30分の予定のインタビューが、延長を許され結局40〜45分のインタビューとなったそう。30周年、メタリカ、そして3D映画についてのコメントについては映画のサントラ発売に合わせて公開するとのこと。

    さすがにラーズのインタビューは尺が長いので、1回じゃ収まりきれないわけですね(笑)
    というわけで9月末頃の放送内容にも期待です。

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    ジェイムズ・ヘットフィールド、日本テレビ「ZIP!」出演

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    というわけでまずは表紙写真ドーン。

    burrn_201310
    BURRN!2013年10月号


    続いて、音楽ニュースサイトBARKSに寄せた増田勇一氏のコメントを転載。

    9月5日に発売される『BURRN!』誌10月号の掲載内容が8月29日正午、明らかになった。表紙/巻頭を飾るのは、先頃、サマーソニック出演のために来日していたばかりのMETALLICA。8月11日、大阪にて行なわれた全メンバーの個別インタビューが掲載されており、表紙にはジェイムズ・ヘットフィールドのライヴ写真が用いられている。参考までに、同誌が日本初にして唯一のヘヴィ・メタル専門誌として創刊されたのは1984年9月のこと。この最新号に至るまでの丸29年間を通じて“ライヴ写真による表紙”というのは初のことだという。

    同誌は2014年10月号をもって創刊30周年を迎えることになるわけだが、この10月号はいわばアニヴァーサリー・イヤーの幕開けを飾るものでもあり、それにちなんだ特集記事も今号を皮切りに続々と展開されていく模様。そして今回、METALLICA以外の掲載ラインナップとして名を連ねているのは、AEROSMITH、WINERY DOGS、FAIR WARNING、CHEAP TRICK、CHTHONIC、AT THE GATES、AVENGED SEVENFOLD、KVELERTAK……といった強力な顔ぶれ。創刊年である1984年当時を振り返った企画記事も掲載されており、さらにはKISSのポスターも付いている。

    と、あくまで客観的情報として書き連ねてきたが、この号にて筆者はMETALLICAの4本のインタビューとライヴ・リポート、そしてCHEAP TRICKのインタビューを担当させていただいた。私的なことになるが、かつて同誌編集部に籍を置いていた僕の取材記事が誌面に登場するのは、実に21年ぶりということになる。とはいえもちろん、同誌が視線を向けているのは過去ではなく、現在と未来。時空を超えた誌面をお楽しみいただければ幸いだ。

    増田勇一

    BARKS(2013-08-29)

    増田さんの記事をB!でまた読めるとは。
    メンバー全員のインタビューが読めるというのも嬉しい限りです。

    おそらく、近年のツアーやバンドの状況、これから公開される『Metallica Through The Never』や制作中といわれる新譜についてのコメントが読めるのではないかと期待してます。他の音楽雑誌もどこに登場してくるんじゃないかと気になるところです。

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    BURRN!12月号はメタリカと「THE BIG 4」スペシャル
    BURRN! 2011年12月号の表紙はジェイムズ・ヘットフィールド

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    8月25日のインドネシア公演にてアジアツアーを終えたメタリカ。8月24日のシンガポール公演に先がけて行われた記者会見の模様を管理人拙訳にて。

    Metallica-Singapore-Artwork_630

    −ツアーのための体力面での負荷についてはどう対処していますか?

    カーク・ハメット
    「俺はよくヨガをやるんだ。俺たちみんな、かなりフィジカルだよ。ロブと俺はサーフィンが好きで、バリで1週間オフをとったときにはサーフィンばっかりしていたよ。ツアーに出るのに体調を維持していくには重要なことなんだよ。よく食べ、よく眠り、自分のエンジンがよく動くことを確かめるのさ。これは本当に重要なことだよ。俺が最後にやりたいことはステージを飛び降りることだからね(笑)」

    ロバート・トゥルージロ
    「人生において変わっていくことを経験していくんだ。順応していかなきゃならないし、自分の体・魂の声を聴いてそれが何を意味するのか集中しなくちゃいけない。人生を楽しみ、想像もつかないことをやり続けるんだ。つまり、少なくともカークと俺にとっては、正直言ってこれまでよりサーフィンがうまくなっているんだ。今、この歳でね。とてもクールなことだよ。だからステージをより良くするのも同じ原理なんだ。ステージに上がって、がむしゃらにやって、自分の身体のことを知り、自分を痛めつけないように限界を押し広げすぎないことだよ。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「俺たちのことを首とか腕とか身体全体の柔軟体操の世話をしてくれる2人が下で待ってるよ。彼らはロックンロールで最もハードワークな2人だね。だから俺たちは真剣にそういったこと全てをやるんだ。つまり、俺たちのツアーに積んでいるものを観たら、それはニンジンと変な野菜と気持悪いフルーツのジュースだろうね。ずっと前にはなかったものだよ。ありがたいことにね。でも、俺たちは(健康を保つためのことを)本当に真剣にやっているんだ。」

    −いつまでメタリカを続けますか?

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「もうやりたくないと思うまでだろうね。簡単なことだよ。自分の気持ちがそこにないのに何かやったってしょうがない。でも俺たちにとって自分たちがやっていることが大好きだし、そういう風に思えるのは恵まれているんだ。」


    −若者、また今後有望なバンドにアドバイスをするとしたら何ですか?

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「これからのバンドに俺がアドバイスするなら、『自分に誠実であれ。自分の音楽に誠実であれ。自分の好きな音楽を書け。』ってことかな。簡単なことだろ。誠実さを示せれば、皆は集まってくる。そうなれば、自分が自分のままでいるのはもっと簡単だ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2013-08-27)

    会見の時の動画。


    シンガポール公演のセットリストはこちら。
    http://www.metallica.com/tour/aug-24-2013-singapore.asp

    インドネシア公演のセットリストはこちら。
    http://www.metallica.com/tour/aug-25-2013-jakarta-indonesia.asp

    いずれも基本形の中にも熱い選曲です。

    最後に、会見でも語られていたライヴ前にヨガを行うカークの写真をご覧ください。
    kirk_yoga

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    メタリカ表紙のQ Magazine買っちまいました。
    メタリカ、上海公演の記者会見で中国でのドキュメンタリー撮影に言及

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    まったく彼らのエネルギーは凄まじい。
    こちらはこうしていまだにサマソニの余韻に浸っているというのにメタリカはすでに上海公演を終え、新たなアイデアを模索中とは。

    まずは上海の「Time Out」誌に掲載された記者会見時のインタビューを管理人拙訳にて。


    metallica_china

    −初めての中国公演について

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「俺たちに振り向けられた反響、反応、そしてエネルギーにはとても驚いた。これほど激しいとは思っていなかったよ。みんな座って拍手してお行儀良くしていると聞かされていた。それは素晴らしいことではあるけれど、俺たちはみんなが歌い、ライヴに加わって、ショーの一部になっているのを観ることに興奮したよ。そういうことが俺たちが本当に好きなことだからね。」


    カーク・ハメット
    「これほど素晴らしいオーディエンスだったってこと、そして彼らが俺たちの楽曲をよく知っているってことに本当に感動したよ。」


    ロバート・トゥルージロ
    「いろんな人たちが混じり合っているのをみるのは素晴らしいよ。たくさんの女性、たくさんの若者、たくさんの年配の人、みんなが楽しんで、ずっと最後まで立っているんだから。それは重要なことだよ。それを糧にして、さらにいいショーにする手助けになるからね。」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「年配の人って俺たちみたいな?」

    ロバート・トゥルージロ
    「そこまで年配じゃないかも。」


    −メタリカが中国公演を行うまでに年月を要したことについて

    ラーズ・ウルリッヒ
    「うーん、俺たちは今まで招待されてこなかったんだ。少なくとも俺の知る限りでは。Eメールの受信箱のなかで『中国に行ってみたい?』ってのを見たら、『そりゃもちろん』ってなるでしょ。俺たちはこのバンドだと・・・『俺たちのフェスに来てくれ』『ルー・リードとレコードを作りに来てくれ』っていう風にみんなが俺たちのところにやってくる傾向がある。みんなが俺たちにアイデアを投げかけ、俺たちはそれにもっぱらYesと答えるんだ。俺たちは場所や状況を押しのけて出るってことに、そこまで率先的ではないのさ。ちょうどこうして招待された。俺の知る限り、以前に俺たちが招待されたことはないんだ。他のバンドが以前にここでプレイしてきたことは知っている。でも、それは適切なタイミングの問題ってだけ。遅かれ早かれ、メタリカは現れるのさ。」



    −中国でのドキュメンタリーフィルムについて

    ラーズ・ウルリッヒ
    「新しい体験っていうのは新しいコラボとか創造的な新しい試みをする機会をもたらすんだ。単純なことだよ。この素晴らしい国に、ここにこうしていること、エネルギーと興奮を感じることで、このことを祝い、記録して、この体験をリリースしようっていうアイデアが浮かんだんだ。知ってのとおり、ここ(中国)の人たちはたくさんいて、そのうちの2万人がこのアリーナに昨日今日と来てくれたかもしれない。そこでもし俺たちが撮影してこの体験を共有したら、たぶんもっと多くの中国の人を呼ぶことができるかもしれないし、メタリカと中国の関係がこの先何十年と続く新しいレベルの関係になるかもしれないと思ったんだ。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「このアイデアはつい先日思いついたんだ。俺たちがどうにかして進んでいくような創造的な試みが大好きなんだよ。美しさとある種クールさを兼ね備えた衝動的なエネルギーがある。ここ数週間、ここで撮影するってアイデアはずっと頭のなかにある。地元のバンドを呼んで撮影に参加してもらうかもしれないし、俳優を入れるかもしれないし、アメリカで製作した映画『Through The Never』までのあいだ何らかの方法で空白を埋めるかもしれない。この製作は進んでいるよ。ただし、全てドキュメンタリーだよ。俺たちがやったこと全部がいつも記録されている。だから俺たちはこれに興奮しているし、なにかクールなものを出せるんじゃないかと思っている。それがどんなものになるか、俺たちにはまだわからない。でもみんなで共有できて観るだけの価値があるものにするためにベストを尽くすよ。」



    −中国のファンとの交流について

    ラーズ・ウルリッヒ
    「(公演後)ホテルに戻って夕食を食べていたんだけど・・・」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「レストランのオーナーが俺たちのことを好きだったみたいでね・・・でも彼はフランス人だったのさ・・・」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「Meet & Greetを行ってきて、ファンとの対話はとても感情のこもった交流だった。彼らは俺たちがここにいるってことにとても感謝していたよ。明らかに言葉の障壁はあった。俺たちはなんとかしようとするし、冗談とかで場を和ませようとするんだ。言葉の問題とかがあるとき、翻訳しようがないこともある。でも情熱があるってことや本当に特別でこの瞬間を待ちこがれていたってことは感じることができるんだ。」


    ラーズ・ウルリッヒ
    「ほとんどの場合、ステージ上にいるときは、オーディエンスからのコミュニケーションなんだ。世界中の人たちで表現の仕方は違う。ギグで投げつけられるもので、異なる文化のなかで人々が自分たちを表現するやり方に相関関係があると学ぶんだ。イタリアではファンは情熱的な南ヨーロッパの人たちだし、ラテンアメリカではこういう(ギグでモノが投げつけられる)ことが起きる。ある北欧の国では、もうちょっと保守的だったり。(ツアーを)やっていくなかでそういうパターンを学ぶのさ。でも間違いなくこの瞬間まで時間がかかったと感じると思うよ。」



    −中国で売られているメタリカグッズの海賊版・ブートレグについて

    ラーズ・ウルリッヒ
    「俺たちがますますエネルギーを注ぐようになってきていることのひとつは、自分たちにコントロールできるものとできないものとをしっかり区別することなんだ。コントロールできないことに時間を費やすぐらいなら、自分の子供たちやそういった人たちと直に話すことに使いたいんだ。そういうことさ。中国の著作権の問題はまた別の話。今、それに取り組む時間はないし。今その問題は自分でコントロールできない。だからなるべく見ないようにするってことさ。」



    −BIG4(アンスラックス、メガデス、メタリカ、スレイヤー)としてツアーをすることについて

    カーク・ハメット
    「それらのバンドたちは確かに俺たちの仲間だ。彼らが同盟として分類されるかどうか俺にはわからない。でも間違いなく同じ世代だし、同じルーツから来ているし、それ自体、事実だからね。俺たちにとって、あのツアーは俺たちを含めた4つのバンドがこの時代に現役でいまだに音楽を作っていることへの祝祭なんだ。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「分かりやすい区切りでもあったね。」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「俺にとっては、NWOBHMについて、そしてBIG4とは何ぞや?と(これまで)たくさん聞かれてきた。俺が思うには、今が地図に印をつけるチャンスなんだ。BIG4は、どのバンドが一番を勝ち取るかを争って、俺たちが仇敵だったとき、つけられた言葉だ。そして歳をとるにつれ、争うことはなくなっていき、「おい、俺たちまだ現役だぜ」って祝うことの方が多くなったってわけ。この4つのバンド全てがいまだに現役でこれだけ長くプレイしてきたことは素晴らしいことだ。NWOBHMについてそんなことは言うことはできない。」


    −メタリカはいつまで続けるのか

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「今、俺たち全員健康だからね。俺の心臓が止まったときと言っておこう。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「彼のためにそういうことにしておこう。」

    Time Out Shanghai(2013-08-18)


    まったくいろんな方面に精力的で参ります(笑)ミーグリについてのラーズの発言はまさに有言実行というか本当にそう思ってあの場で接してくれているなというのを肌で感じました。

    定番曲である「One」や「Creeping Death」「Master of Puppets」を演奏しないセットリストで行われた上海公演の真相もぜひ聞きたいところですが。(Fワードも言っていなかったとのことでいろいろ大人の事情がありそうです。)

    上海公演両日のセットリストはこちらから↓
    http://www.metallica.com/tour/aug-14-2013-shanghai.asp
    http://www.metallica.com/tour/aug-14-2013-shanghai.asp

    さて、日付変わって今日も日本テレビ系列の朝番組ZIP!でメタリカのインタビューが放送、3D映画についても動きがあるようですが、、、、、とりあえず寝ます!(現在AM2:00前)

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    2013年8月10日サマーソニック メタリカ Meet & Greet編

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    大のディープ・パープルのファンであり、リッチー・ブラックモアを愛してやまないラーズ・ウルリッヒ。アメリカのラジオ番組「The Pulse Of Radio」のなかでディープ・パープルのロックの殿堂入りについて語りました。管理人拙訳にて。

    DeepPurple02

    −ディープ・パープルがいまだにロックの殿堂入りを果たしていないことについて

    ラーズ・ウルリッヒ
    「理解しなくちゃならないのは、(ロックの殿堂入りに関する)選択過程に関わった多くの人たちは批評家だってことだ。そして知っての通り、ディープ・パープルは決して批評家のバンドじゃない。特にここアメリカではね。おそらくヨーロッパの方が彼らの影響を及ぼしただろうからね。」

    「時間の問題だと思うよ。割合すぐかも。すでにメンバーを1人(ジョン・ロード)を失っている。レッド・ツェッペリンもブラック・サバスも殿堂入りしている。パープルがそこに入らないなんて、ロックの殿堂そのものの犯罪行為だよ。俺たちがすぐにでも彼らを殿堂入りさせるよ。俺はそうなるように働きかけているんだ。」

    −ジョン・ロードについて

    ラーズ・ウルリッヒ
    「今日のハード・ロック界の人たちが、彼がどれだけ革新的だったかを本当に理解しているかわからない・・・彼は誰もやったことのないことをキーボード・サウンドで本当にやってのけたんだ。記憶すべき大きなことをやったんじゃないかと思うよ。」

    BLABBERMOUTH.NET(2013-06-28)

    メタリカは2009年にロックの殿堂入りを果たしていますが、そのときにジェイムズ・ヘットフィールドが出したコメントでもディープ・パープルについて触れていました。こちらも管理人拙訳にて。

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「俺たちは(これまでロックの殿堂入りを果たしたバンドのなかで)いくらかヘヴィなバンドだ。俺たちは同意を示したい小さなリストを持っている。これは少しばかりの種を植えることになるかもしれない。そのリストとは、ディープ・パープル、シン・リジィ、ラッシュ、キッス、テッド・ニュージェント、アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト、モーターヘッド・・・彼らこそ、俺たちが今、ドアを開けて(ロックの殿堂入りへと)招待したい人たちだ。」

    BLABBERMOUTH.NET(2013-06-28)

    ちなみにディープ・パープルのリード・シンガー、イアン・ギランは以前、ロックの殿堂入りに関して次のように語っていました。

    イアン・ギラン
    「内部の話を聞いたんだけど、彼らは俺らを一発屋だと思ってるらしい!」「あの投票をするのはファンじゃない・・・。業界の小さな集団が葉巻吸いながら、誰にゴマすれば得か、お互いの得になるかって考えてるんだ。こういうの聞くと、世代は違うが、モンキーズがビートルズに対するアメリカの答えだなんて言ってた奴らのことを思い出すよ(笑)」

    BARKS(2013-05-30) ※(笑)は原文から加筆

    ただ、イアン・ギランは同じインタビューで次のように語っているので、選ばれれば喜んで殿堂入りしてくれることでしょう。(管理人拙訳)

    イアン・ギラン
    「いつかそうなるかもしれない。でもそうならないとしても、俺の日記はビッシリだし、とてもハッピーだ。俺のキャリアには何の影響もないが、気をもませることになるだろうね。俺が思いを寄せるファンの人たちにとっては。」

    BLABBERMOUTH.NET(2013-06-28)

    もしディープ・パープルが殿堂入りすることになったら、一番注目されるのはリッチー・ブラックモアの動向かしら・・・ラーズが無理にでも引っ張ってきたりして(笑)

    remachined
    RE-MACHINED A TRIBUTE TO DEEP PURPLE'S MACHINE HEAD


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    関連記事
    ラーズ・ウルリッヒ、ジョン・ロードへの追悼声明を発表

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    Orion Music + More 2013を終えたメタリカは、またしばらくの休養の後でアルバム制作に入るのかしら。というわけで新譜に関するカーク・ハメットのインタビュー。(しばらくカークの発言取り上げてなかったし(笑))管理人拙訳にてどうぞ。

    kirk_crypt
    俺たちはたくさんの音楽的アイデアを持っている。そいつを「リフ銀行」って呼んでいるんだけど、そのリフ銀行は、今日に至るまでいまだにデカくなる一方なのさ(笑)俺が曲を書く、ロブが書く、ジェイムズが書く、ラーズが書くとなってリフ銀行が拡大し続けているんだ。だから俺たちが今年の近いうちのどこかでアルバムを出すってことにはなりそうもない。もし俺たちのアルバムが来年出たとしたら、驚くべき思いがけない幸運だよ。

    アルバムはおそらく2015年に出るだろうというのが、より冷静な声明だと思うよ。冷静で現実的なね・・・でも俺たちはすごく楽しみなんだ。(今度のアルバムが)デス・マグネティックみたいになると、キミに話すのにはあまりに早いけどね。つまり、俺たちはたくさんのアイデアがあるけど、実際に書き終えた曲はない。だから詳しい説明をするのは難しいんだよ。でも制作するのを楽しみにしているし、出来る限りヘヴィでエネルギー量の高いものにしようとしているよ。それが俺たちが望んでいるものだからね。

    MTV.com(2013-06-10)

    ちなみにKirk's Cryptの前で答えているこのインタビューの動画はこちらから視聴可能です。
    http://www.mtv.com/videos/news/917456/metallica-cashing-in-at-the-riff-bank-for-new-album.jhtml

    早めにそのリフ銀行の預金を下ろしてくれるのを期待してますよ。

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    関連記事
    ロバート・トゥルージロのインタビュー記事3連発
    ラーズ・ウルリッヒ「メタリカの次のアルバムを出すのに2014年というのはちょっと楽観的。2015年が現実的。」
    ジェイムズ・ヘットフィールド「メタリカのアルバム制作はメタリカ時間でやっている」

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    いよいよ本日から2日間開催されるメタリカ主催の「Orion Music + More 2013」。時間もないので、ざっくり予習をしておきます。

    metallica


    ■今年のネット配信はあるのか?

    今のところ、昨年の配信箇所ではネット配信が行われない様子。

    Orionの公式ページではネット配信のページは昨年のまま。
    (日本時間2013年6月8日11:00現在)
    http://www.orionmusicandmore.com/webcast/

    fuse.tvもOrionフェスについては特に言及していない・・・
    http://www.fuse.tv/festivals

    Ustreamでは「公式ではない」アカウントの存在を確認。
    参加者の方が自主配信してくれるかも。
    http://www.ustream.tv/channel/orion-music-festival-2013

    ネット配信があるとしたら、一番可能性が高そうなYouTubeの公式アカウント。ネット配信があるかは不明です。AKBの総選挙配信後に発表あったりして(苦笑)
    http://www.youtube.com/orionmusicandmore

    配信の情報お待ちしています・・・

    ■フェスの公式アカウント

    公式アカウントは先ほど紹介したYouTubeの他、Twitter、Facebook、instagramとある模様。特にFacebookやinstagramはフェス開催中の更新が期待できそう。

    ・Twitter
    https://twitter.com/orionmusicmore

    ・Facebook
    http://www.facebook.com/orionmusicmore

    ・instagram
    http://instagram.com/orionmusicmore

    ■フェスのタイムスケジュール

    ステージは「Fual」「Vans Damage Inc」「Sanitarium」「Frantic」「Budweiser Orion」の5ステージ。ステージ名に提供名が入るようになったんですね(笑)

    タイムスケジュールはこちらから。
    http://lineup.orionmusicandmore.com/events/2013/06/08/
    http://lineup.orionmusicandmore.com/events/2013/06/09/

    一日目のトリはレッド・ホット・チリ・ペッパーズが務め、メタリカの出演はないものの、インフェクシャス・グルーヴスの再結成メンバーとしてロバート・トゥルージロが出演を予定。(もしかしたら数曲コラボでメタリカとレッチリの共演があったりして)

    メタリカの出演日時は、日本時間2013年6月10日の朝9:00からとなってます。

    ■音楽以外の催し

    昨年同様、メタリカのメンバーの趣味が反映された各テントなどが登場。

    ・ジェイムズのカスタム・カー・ショー
    http://www.orionmusicandmore.com/carshow/

    ・ラーズの映画テント
    http://www.orionmusicandmore.com/hit-the-lights/

    ・カークの怪しい部屋(意訳)
    http://www.orionmusicandmore.com/crypt/

    ・ロブのスケートボード
    http://www.orionmusicandmore.com/vans-vert/

    ・メタリカ・ミュージアム
    http://www.orionmusicandmore.com/metallica-museum/

    ・ESPギター試し弾きコーナー
    http://www.orionmusicandmore.com/esp-guitar-experience/

    その他いろいろ。

    ■フェス前のインタビューなど抜粋

    Orionフェス開催に伴い、インタビュー記事が追いきれていないですが、そのなかからRollingStone誌のインタビューを抜粋。

    ラーズ・ウルリッヒ
    「チッ、(今年、リリースから10周年となる)『St.Anger』の完全再現をしないとな。俺たちがやってきたことを見渡していけば、ほとんどどこにだって記念日をみつけることができる。俺はそれに気付かなかった。そのレベルまで日付に大きな注意を払わないでいたよ。でも、『St.Anger』」からもう10年なんだよな、まったく。もう4年も経ったら、ビートルズがレコードを出した期間よりも長くなるんだぜ。」

    RollingStone(2013-06-05)

    St.Angerの完全再現は冗談めかして言っているようですが、今年は何をやるんでしょうかね?リリースから30周年となる『Kill 'Em All』の完全再現も乗り気な発言はしていなかったし。

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「結局のところ、金儲けじゃないんだ。本当は、歴史に何かしらの跡を創り出すってことだ。8、10年後に、もし収支トントンでスタートしたら、俺たちの顔にはもう少しばかりの笑顔が浮かんでいるだろうね。個人的な出資額以上のものになるよ。」

    「俺たちはバンドとしては攻撃されやすいと思う。キミはこれらの(Orion出演)バンドに自分のスタンプを貼っている。これはバンドのスポンサーになるのに似ている。バンドが自分の期待に応えることを望んでいるんだ。俺たちは、みんながこういったバンドが好きかどうか、またはこういったバンドが俺たちのファンのことを好きかどうかなんてことは全くわからない。エッジの効いた、いいバンドを選ぼうと努めている。そして最後には、あの場所でいい音楽が聴けるように努めているんだ。これはひとつにしようとしている巨大なパズルなのさ。ほとんどの人が考えるほど簡単なことじゃないよ。」

    RollingStone(2013-06-07)

    メタリカ自身も出資して運営しているOrionフェス。運営側としてはなかなか厳しい状態なのかしら・・・。他のフェスとの差別化もあるんでしょうが、今年もメタルバンドに限らず様々なジャンルのバンドを集めていますね。

    さてさて、今年はどんなことが起きるのか昨年以上にわからないOrionフェス。参戦した方のレポもお待ちしています。(本当は自分で行くつもりしてたんですがね・・・)

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    trujillosolo2013

    メタリカの新譜に関するロバート・トゥルージロのインタビューを中心に3つの記事を一気にご紹介(いずれも管理人拙訳にて)。まずはVH1 Radio Networkでのインタビュー。

    −新譜制作プロセスについて

    ロバート・トゥルージロ
    基本的にはジャムっているわけだけど、もう長い期間に渡ってそうしてきている。ツアーに行くときはセッション部屋を設けているし、スタジオでもって、どんな些細なリフやアイデアやコードのパターン、進行、ドラムやベースラインでも、俺たちが持っているあらゆるものが録音され、保管されている。それから俺たちは取捨選択のプロセスに入っているんだ。

    −新譜制作中のリフについて

    ロバート・トゥルージロ
    ジェイムズ・ヘットフィールドは、1000ものリフを持っていて、どれも素晴らしい。彼が生み出す最悪のリフが他のバンドのベストのリフってくらいにね。だから俺たちは恵まれているよ・・・。この恩恵は元凶でもある。何を捨てるべきか決めるのが難しいってくらい、たくさんのクールなアイデアがあるからね。少なくとも俺にとって、俺の立場からするとね。俺が毎回のように「おぉ、それはいいリフだな!」って言うと、ジェイムズが「いや、俺は好きじゃないな」って感じなんだ。分かる?でもそれからまた2週間くらい経ったら、彼はそのリフを好きになっているかもしれない。でもある種の取捨選択のプロセスなんだ。それが俺たちがやってきていることだよ。

    −取捨選択のプロセスについて

    ロバート・トゥルージロ
    それに伴うのは、アイデアを聴くことだったり、スタジオやセッション部屋に入ってそのアイデアを試してみることだったりする。そのアイデアを試すのに1分かかるかもしれないし、もっとかかるかもしれない。時おり、フルアレンジまでたどり着いてから、それを脇に置いて、8ヶ月後ぐらいにどれだけ(アイデアとして長い時間)持ちこたえているか知るために再検討するんだ。それから基本的には15曲かもうちょっとくらいのベストなアイデアになるまで絞り込んでいくんだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2013-05-31)

    ジェイムズの手持ちのリフが1000を超えてました(笑)そして鶴次郎さん、ジェイムズの生み出すリフにベタぼれ状態の模様です(笑)

    続いては、新譜のプロデューサーについて語った南アフリカの「Muse」誌のインタビューから抜粋。

    Muse
    南アフリカで南アフリカ出身のプロデューサーとレコーディングをすることに興味をもったことはないですか?

    ロバート・トゥルージロ
    それは(ブラック・クロウズ、アイアン・メイデン、ドリーム・シアターとの仕事で知られる)ケビン・シャーレーのことかな?(ニヤリ)

    Muse
    ひょっとしたらと。(AC/DC、デフ・レパード、ブライアン・アダムス、マイケル・ボルトン、シャナイア・トゥエインなどと手広くプロデュースを行った)マット・ラングはすぐには空かないでしょうから(笑)

    ロバート・トゥルージロ
    Death_Magnetic(空くまでレコーディングを)続けられると思うよ・・・たぶん(笑)今は素晴らしいリフ、潜在的な曲やアイデアに集中している段階なんだ。そういったもの全てから一休みして南アフリカに来れたことは素晴らしいよ。8月にはアジア(サマソニでの来日とソウル公演)に行く予定なんだ。エキサイティングだね。10月には南米(リオ公演)に行く予定だよ・・・。重要なことから順番に、(まず)曲のための青写真を描き始めなければならない。そしてそれが出来る限り最高のものだと確信しないとね。それから、どのプロデューサーが起用可能か理解しないと。前回、リック・ルービンと素晴らしいアルバム(『Death Magnetic』)を制作した。依然として(リック・ルービンを起用する)可能性が高い。もちろん、そうなる保証は今は何もない。でも、メタリカに何かをもたらす素晴らしいプロデューサーがいれば、その人を調査することになるだろうね。

    Muse(2013-05-30)

    インタビューでも8月の予定を触れるようになって日本での公演が近づいてきたことを感じさせてくれますね。新譜のプロデューサーは前回と同じリック・ルービンでいくものだと思っていましたが、可能性は高いにしても今の段階では白紙状態のようです。

    最後は、デトロイトでのOrionフェスが近づいてきたということで「Detroit Free Press」でのインタビューから抜粋。

    −メタリカはファンの信頼を持ちえているか

    ロバート・トゥルージロ
    luluYesでありNoでもある。間違いなく、ルー・リードとの体験(『Lulu』)に対するレビューは賛否が混在していた。あれは驚くべき芸術的な声明だと考えている人もいた。多くのメタリカファンはあれをクソだと思った(笑)チャンスだったんだよ、流れに身を委ねるね。俺たちはただ素晴らしい時間を過ごそうとするだけなんだ。それが一番重要なことなんだ。「創造的であれ」ってね。うまくいくときもあれば、そうでないときもある。

    それこそがこのバンドを特別なものにしているんだ。メタリカがオーケストラに参加して一緒に演奏して、ルー・リードのような人物とコラボして、実際に未知の領域でちょっと即興をやったという事実がね。

    今、現役として活躍し続けるのにそれが重要なことなんだ。特に俺たちにとってはね。俺たちはたくさんのものから影響を受けている。俺たちは挑戦するのが好きなんだ。お金のために必要な仕事もあるけど・・・。

    俺たちは音楽によって感じた情熱を届けるためにいるんだ。ギターを手にしたら、また子供に戻る。それが他の多くのバンドと違うところだね。歳を取れば取るほど、こんな風に音楽とつながっていられる。俺たちはたくさんのリフを考え出した。問題は、1曲で全部を採用しようとすることだね(笑)まぁ嬉しい悲鳴ってところさ。

    今は新譜制作になかなか集中できないでいるんだ。他にもやることがわんさかあるからね。


    Detroit Free Press(2013-06-02)

    自分たちが出したものへの酷評に対して笑い飛ばせる度量のでかさは見習いたい。。加入から10年。鶴次郎単体でのメディア露出の増え方はメンバーとの信頼度と比例しているということなのかな。

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