メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:アイアン・メイデン

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    洋楽アーティストたちの貴重なライヴ音源が、放送用マスターからのデジタルリマスタリングでまとめて発売。メタリカは、1989年2月5日のダラス公演が収録された2枚組が発売されています。

    Metallica_1989_dallas

    以下、Amazonページの商品説明を抜粋。
    【1989年2月5日、テキサス州ダラスのリユニオン・アリーナで行われZ-Rockラジオで放送されたメタリカのライヴ音源を新たにデジタル・リマスターした2枚組アルバムがリリース! 】

    このアルバムは1988年にアルバム「メタル・ジャスティス」をリリースし瞬く間に大スターとなったメタリカが翌月からワールド・ツアーを行い、その模様が5ヶ月間に渡って放送されたZ-Rock FMラジオの音源となっている。

    知的な歌詞や社会的テーマを強く取り上げ従来のヘヴィ・メタル・バンドから一線を画していた時期のライヴとなっており、グラミー賞ヘヴィメタル部門 にもノミネートされ彼らにとって初のミュージック・ビデオ制作となる「ワン」も収録されたファン待望のアルバムとなっている。アイアン・メイデンのカヴァーも聴きもの!!
    以下、トラックリスト。
    ■Disc 1:
    1. Blackened (Remastered) - 6:18
    2. For Whom The Bell Tolls (Remastered) - 4:33
    3. Welcome Home (Sanitarium) (Remastered) - 5:58
    4. Leper Messiah (Remastered) - 5:44
    5. Harvester Of Sorrow (Remastered) - 5:12
    6. Eye Of The Beholder (Remastered) - 5:59
    7. Bass Solo (Remastered) - 4:20
    8. To Live Is To Die (Instrumental) (Remastered) - 2:01
    9. Master Of Puppets (Remastered) - 7:29
    10. One (Remastered) - 7:37

    ■Disc 2:
    1. Seek & Destroy (Remastered) - 7:05
    2. And Justice For All (Remastered) - 9:20
    3. How Many More Times (Instrumental) (Remastered) - 1:01
    4. Creeping Death (Remastered) - 8:16
    5. Fade To Black (Remastered) - 6:31
    6. Guitar Solo (Remastered) - 6:29
    7. Battery (Remastered) - 4:38
    8. La Bamba / Prowler / Run To The Hills / Helpless - 3:13
    9. Last Caress (Remastered) - 1:22
    10. Am I Evil (Remastered) - 3:39
    試聴はこちらから。


    今回発売される音源は以下の通り。
    ・メタリカ『ライヴ・イン・テキサス1989』 METALLICA - Live : Reunion Arena, Dallas, TX, 5 Feb 89
    ・メガデス『ライヴ・イン・ニューヨーク1994』MEGADETH - Night Of The Living Megadeth - Live In New York City
    ・アンスラックス『ライヴ・イン・アメリカ1993』Anthrax - Wallace Civic Center, Fitchburg, MA, August 8th '93
    ・パンテラ『ライヴ・イン・テキサス1988〜ビフォー・ウィー・ワー・カウボーイズ〜』PANTERA - Before We Were Cowboys
    ・ドリーム・シアター『ライヴ・イン・アメリカ1993』DREAM THEATER - METROPOLIS PART1... LIVE...SUMMERFEST MILWAUKEE JUN '93
    ・Y&T『ライヴ・イン・カリフォルニア1983』 Y&T - Live...Salinas California 1983

    いずれも帯・ブックレット対訳付きの国内盤仕様輸入盤。

    購入はこちらから(Amazonはすでに一時在庫切れ)。

    Amazon
    タワーレコード
    HMV
    ディスクユニオン

    【追記】
    オフィシャル音源ではありませんのであしからず。

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    メタリカ、『The $5.98 EP - Garage Days Re-Revisited』のリマスター盤を発売

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    前回の記事に引き続き、ラーズ・ウルリッヒお気に入りのヘヴィメタル/ハードロックのアルバム15選から5つのアルバムをラーズのコメントともにご紹介。

    lars-ulrich-says-favorite-metal-albums

    diamondhead
    DIAMOND HEAD - "Lightning To The Nations" (1980)

    もし「メタリカのサウンドの青写真となるレコードをひとつ挙げろ」と言われたら、これを挙げるよ。俺は何千回と言ってきた。何千回とね。

    1981年の夏、俺はシンガーとギタリスト、つまりシーン(・ハリス)とブライアン(・タトラー)と一緒に過ごすことになった。彼らの居間に住み着き、ソファで寝て、彼らと一緒にいたんだ。カリフォルニアに戻った俺はバンドを始めたいと思っていた。彼らはより伝統的なハードロックのアプローチをとったバンドだったね。レッド・ツェッペリンの大ファンで、旅、探求、経験としての曲が、純粋なギターリフのエネルギーに融合していた。シンプルなドラムでグルーヴィーな素晴らしい曲たちだ。

    ひと頃、メタリカで全ての収録曲を演奏したよ。「Am I Evil」もリリースしたし、「It's Electric」「Helpless」「The Prince」もリリースした。「Sucking My Love」もずっと前にやっていたしね。「Sweet and Innocent」も「Lightning to the Nations」もジャムってた。俺たちはこの収録曲全てと切っても切り離せない関係なんだ。

    (メタリカとしての)最初のコンサートで、ダイアモンド・ヘッドの曲を4曲やったはずだ。俺たちはカヴァーバンドとして始まって、そのグレーゾーンにいたってわけ。曲を弾くようになったばかりだったし。俺たちは誰にもカヴァー曲とは言わなかった。でも俺たちの曲だとも言わなかった。ただあの収録曲をやったんだ。2回目か3回目のライヴでサクソンの前座を務めた時、彼らのサウンドエンジニアのポールがやってきてダイアモンド・ヘッドっていうバンドを聴いたことがあるかと訊いてきたんだ。俺は「もちろん、彼らの曲を4曲カヴァーしているよ」と答えていたよ。でもまぁ俺たちは基本的にダイアモンド・ヘッドのカヴァーバンドとしてスタートしたんだな。


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    GUNS N' ROSES - "Appetite For Destruction" (1987)

    『Appetite〜』についてまだ言われていないことについて俺が何が言えるっていうんだ?これまでレコーディングされたなかで数少ない素晴らしいロックレコードのひとつだね。『Appetite〜』はある意味、ジャンル無しだ。史上最高のHR/HMレコードのひとつってだけじゃなく、史上最高のレコードのひとつでもある。間違いなく世代を形成し、文字通り何千ものバンドの青写真になったんだ。(ビートルズの)『Revolver』やローリング・ストーンズのベスト・レコード、(ブルース・)スプリングスティーンのベスト・レコード、U2のベスト・レコードもそこに入れられるだろう。誰もが関わりのあるレコードのひとつってわけ。ほとんどの人の人生のなかでサウンドトラックになってるんだ。

    あのレコードのことを考えると、1987年を思い浮かべる。あのレコードは3年くらい大胆不敵なものだった。改めて聴いてみると、初めて聴いた時のことを思い出すよ。俺はニューヨークに飛んでいた。それまでLAのレコード会社に行っててね。A&Rのヤツが先行版カセットを俺にくれて「このバンドからこのレコードが出てるんでチェックしてみて」って言われたんだ。リリース2ヶ月前くらいだったかな。「Welcome to the Jungle」あれはかなりクールだったね。気に入ったけど、ぶっ飛ぶとこまでではなかった。でも「It's So Easy」?俺はあんな曲をそれまで聴いたことがなかった。歌が始まったら、全てが「It's so easy, so fucking easy」ってアティテュードなんだ。あんなものは聴いたことがなかったよ。「Nighttrain」では自信たっぷりなアティテュードだ。「Out Ta Get Me」は意地悪く「ヤツらは俺を捕まえられやしない」って感じだ。あの意地悪さと怒りとアティテュードはクソ最高だね。それから「Mr. Brownstone」「Paradise City」もあった。(カセットで聴いたのは)アルバム収録曲の4、5曲って感じだ。俺は文字通り飛行機内で座って、口はあんぐり目もぱっちり「俺は何てものを聴いてるんだ?」って具合だった。(カセット収録時間は)20分だ。飛行機から降りると、俺は真っ赤な目をしてた。それでLAにいたあいつに電話してこう言った。「あれは何だ!?これは誰なんだ?これはどこから来たんだ?」あれは人生を変えるものの始まりだったね。


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    IRON MAIDEN - "The Number Of The Beast" (1982)

    俺にとって、あのレコードは文字通りアイアン・メイデンの最高潮なんだ。ベストソングがあるし、ベストなプロダクションをしている。あれは昔のディープ・パープルのレコードやレインボーの作品をたくさん手がけていたマーティン・バーチのプロデュースでね。ちょうどピークにあった頃なんだ。「The Number Of The Beast」はたぶん彼らがリリースしたなかでも最高のシングル曲じゃないかな。もちろん大ヒットとなったもっとコマーシャルなシングル「Run to the Hills」もある。超ディープな「Hallowed Be Thy Name」もね。あれは(ジューダス・プリーストの)「Beyond the Realms of Death」、(ディープ・パープルの)「Child in Time」と共にメタル叙事詩のひとつだね。(メタリカの)「Fade to Black」「One」「Welcome Home (Sanitarium)」の青写真みたいなものだ。

    それからいつだってちょっとしたクールなものもある。「The Prisoner」のイントロはTVシリーズから取られた。「22 Acacia Avenue」は彼らの1stアルバムの収録曲「Charlotte the Harlot」の続編だ。そしてブルース・ディッキンソンがポール・ディアノから引き継いで新ヴォーカルとなった最初のレコードだ。これはプロダクション、ソングライティング、アティテュードが全て一体となった作品だよ。オリジナル・ドラマーのクライヴ・バーが参加した最後のアルバムでもある。RIP。彼は本当に強く響くスネアロールをしていて、そういったものは俺に大きな影響を与えたんだ。ドラムを技巧楽器にするんじゃなくて、もっと重みとかアティテュードみたいなところで俺を触発させてくれた。エアドラムしてた頃のようにね。彼(のドラミング)はシンプルな方だったけど、彼がやった全てが超効果的だったんだ。

    いかにアイアン・メイデンがメタリカにインスピレーションを与えたかということを俺はいつだって公にしてきた。俺たちはいつも彼らを主たる影響として挙げているよ。彼らは他のどのバンドよりもクールだった。彼らにはクールなレコードジャケット、クールなパッケージ、クールなツアーブック、クールなTシャツ、クールなステージ装置がある。彼らは常に上を行っているように見えた。クールな照明設備もあったね。一番ファンに優しいバンドだし。俺の友だちがアイアン・メイデンからのエディがプリントされたクリスマスカードを持っていたのを覚えているよ。彼らはクレイジーでクールで、他のどのバンドよりも徹底してファンに優しいイメージを持っている。


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    JUDAS PRIEST - "Unleashed In The East" (1979)

    これは初期ジューダス・プリーストの頂点だね。たくさんいたヨーロッパのハードロックバンドで、彼らはアメリカ市場に風穴を開けようとして曲を書いていた時期なんだ。つまり曲を短くする−それは必ずしも悪い方法ではなかったけど、原点から外れて行ったものもある。これはヒットシングル以前に、ライヴで絶対的ベストにあったジューダス・プリーストなんだ。

    『Sad Wings of Destiny』からの曲がたくさんある。もちろん伝説の「Victim of Changes」も入ってる。ディープ・パープルの「Highway Star」みたいにエネルギーと騒がしいリフとダウンピッキングのみ。彼らはおそらくAC/DCと共に2つのギターが同じものを奏でる最初のバンドだったんじゃないかな。モーターヘッドやディープ・パープルみたいなバンドはギタリストが1人で違うこと、より重層的なことををやってたけど、ジューダス・プリーストに関しては両ギタリストが一緒に同じリフを弾くんだ。それによって音が倍増しただけじゃなく、よりヘヴィで大きくて厚みがあって没入感のあるサウンドになっている。オープンEでダウンピッキングになっているヘヴィメタル版の「The Green Manalishi」を聴けば、彼らが最前線にいたとわかる。このレコードは1979年に出たけど、サウンド全体は76年、77年、78年に始まっていた。彼らは先を行っていたんだ。俺にとってこれはいまだにジューダス・プリーストの最高のアルバムなんだ。


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    MERCYFUL FATE - "Melissa" (1983)

    マーシフル・フェイトは間違いなく俺たちにとって重大かつ極めて重要なバンドだった。メタリカのサウンドを形成するうえでも、アンダーグラウンドなハードロック界のたくさんの人たちにとっても、やたらと名前が挙がるくらい大きな役割を果たしたんだ。これは彼らの最初の正式なアルバムだった。俺たちみたいな(当時の)たくさんいた次世代のバンドにそれは大きな影響を与えたよ。彼らは素晴らしい友人でもあるし、「悪事」のパートナーにもなった。俺たちは彼らのスタジオでリハーサルをやって一緒にショーをやった。(メタリカの)『Garage〜』アルバムでは実際に彼らの曲のメドレーもやった。2つのギター、たくさんのハーモニー、音楽的な冒険があったね。ある曲はものすごく長いんだ。「Satan's Fall」っていう少なくとも10分かそこらの曲があるんだよ。

    彼らのコンサートはクレイジーだよ。(フロントマンの)キング・ダイアモンドは曲の前に主の祈りを逆から暗唱する。ある曲ではガチョウの羽を持って、この儀式の全てを執り行うんだ。彼はその行為に超情熱的でね。彼はスーパー・クールガイだよ。俺たちは本当に彼らの楽曲に夢中になってた。とても新鮮でオリジナルなものだったから、俺たちは彼らのことが大好きなんだ。彼らは本当に長年の間、戦友みたいなもんだね。


    RollingStone(2017-06-22)
    DIAMOND HEAD - Sucking My Love


    GUNS N' ROSES - It's So Easy (Live Recording)


    IRON MAIDEN - Hallowed Be Thy Name


    JUDAS PRIEST  - Victim of Changes


    MERCYFUL FATE - Satan's fall



    続きはまた後日に。

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    ラーズ・ウルリッヒの新譜完成お祝い映像とともに発表がありました。
    larsulrich_20160915

    メタリカが2016年11月18日に発売するアルバム『Hardwired...To Self-Destruct』のデラックス盤ボーナストラックCDの収録内容が大幅に変更されました。収録予定の製作途中のリフ集が、既発のカバー音源と今年(2016年)のレコードストアデイに行われたラスプーチン・ミュージックでのインストアライヴ音源、そして8月に行われたミネアポリス公演で初演の「Hardwired」に差し替えられるとのこと。

    収録されるカバー音源は、ロニー・ジェイムス・ディオのトリビュートアルバム『Ronnie James Dio - This Is Your Life』収録の「Ronnie Rising Medley」、ディープ・パープルのトリビュートアルバム『Re-Machined』収録の「When a Blind Man Cries」、Kerrang!誌の特典として発売されたアイアン・メイデンのトリビュートアルバム『Maiden Heaven』収録の「Remember Tomorrow」。
    hardwired_cover

    改めてデラックス盤の全トラックリストはこちら。

    ■Deluxe Edition (Digital Download & CD)

    Disc One

    01. Hardwired
    02. Atlas, Rise!
    03. Now That We’re Dead
    04. Moth Into Flame
    05. Dream No More
    06. Halo On Fire

    Disc Two

    01. Confusion
    02. ManUNkind
    03. Here Comes Revenge
    04. Am I Savage?
    05. Murder One
    06. Spit Out the Bone

    Disc Three (Deluxe Edition Only)

    01. Lords of Summer (2016)
    02. Ronnie Rising Medley
    03. When a Blind Man Cries
    04. Remember Tomorrow
    05. Helpless (Live at Rasputin Music)
    06. Hit the Lights (Live at Rasputin Music)
    07. The Four Horsemen (Live at Rasputin Music)
    08. Ride the Lightning (Live at Rasputin Music)
    09. Fade to Black (Live at Rasputin Music)
    10. Jump in the Fire (Live at Rasputin Music)
    11. For Whom the Bell Tolls (Live at Rasputin Music)
    12. Creeping Death (Live at Rasputin Music)
    13. Metal Militia (Live at Rasputin Music)
    14. Hardwired (Live in Minneapolis)

    ■Deluxe Box Set (3LP + 1CD)

    Disc One Side A

    01. Hardwired
    02. Atlas, Rise!
    03. Now That We’re Dead

    Disc One Side B

    01. Moth Into Flame
    02. Am I Savage?
    03. Halo On Fire

    Disc Two Side C

    01. Confusion
    02. Dream No More
    03. ManUNkind

    Disc Two Side D

    01. Here Comes Revenge
    02. Murder One
    03. Spit Out the Bone

    Disc Three Side E (Bonus)

    01. Lords of Summer (2016)

    Disc Three Side F (Bonus)

    01. Hardwired (Live in Minneapolis)

    Bonus CD

    01. Ronnie Rising Medley
    02. When a Blind Man Cries
    03. Remember Tomorrow
    04. Helpless (Live at Rasputin Music)
    05. Hit the Lights (Live at Rasputin Music)
    06. The Four Horsemen (Live at Rasputin Music)
    07. Ride the Lightning (Live at Rasputin Music)
    08. Fade to Black (Live at Rasputin Music)
    09. Jump in the Fire (Live at Rasputin Music)
    10. For Whom the Bell Tolls (Live at Rasputin Music)
    11. Creeping Death (Live at Rasputin Music)
    12. Metal Militia (Live at Rasputin Music)

    Metallica.com(2016-09-15)

    当初、収録予定だったリフ集がお披露目される日はくるのでしょうか(^^;

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    カセットテープを10倍大きくしたデモテープ風コーヒーテーブルが販売中とのこと。ハンガリーのデザイン家具の販売を営むALTAR Furnitureの商品。

    TheGreatTape-Jimmy

    メタリカのデモテープ『No Life 'Til Leather』の他、ニルヴァーナの1stデモテープ『Safer Than Heaven』、エディ・ヴェダーがパール・ジャム結成前のメンバーに送ったデモテープ、デッド・ケネディーズのブートレグ・テープなど知る人ぞ知るカセットがモチーフになっています。(※大人の事情で「Metallica」の文字は消されていますが・・・)

    コーヒーテーブルの一覧はこちらから。
    http://altars.co/product-category/the-great-tape/

    このテーブルのそもそもの始まりは、ユニバーサル・ミュージック・グループのハンガリー支社が新たなオフィスのために作った会議用テーブルのようです。ちなみに会議用テーブルはカセット実物の18倍もの大きさ。受注販売で4週間から6週間ほどかかるとのこと。こちらは写真を見る限り、オリジナルデザインに忠実に「Metallica」の文字も記されています。

    AltarFurniture-MeetingTable01
    AltarFurniture-MeetingTable02AltarFurniture-MeetingTable03

    http://altars.co/shop/the-great-tape/15530/

    その他、メタリカのロードケース(ツアー時に機材等を入れて運ぶハードケース)を模した棚。
    ALTAR_Furniture_DrinkEmAll
    http://altars.co/shop/amper/drink-em-all

    ハンガリー初公演30周年を記念して作ったアイアン・メイデンのロードケースを模したテーブル&ギフトボックスなど目の付けどころがシャープです。
    IronMaidenBox
    http://altars.co/shop/amper/maidens-gift/

    試しに購入フォームを入力したところ配送先に日本が選択できないため、ALTARに問い合わせてみました。現在は日本への配送は行っていないとのこと。もし購入したら配送料はどのくらいになるのかコーヒーテーブルで見積もってもらったところ以下のようなお値段とのお答え。

    企業間取引で最寄りの空港まで:210ユーロ
    企業間取引での宅配:650ユーロ
    個人宅への宅配:少なくとも1500ユーロ(東京都内)

    なかなかのお値段なので、ぜひ日本の企業に取り扱いをお願いいたしたく(^^;

    いろいろ質問メールを投げていくなかで、日本のメタリカファンに何かメッセージがあればと送ったところ、次のようなメッセージをいただきました。管理人拙訳にてご紹介します。

    日本のメタリカファンの皆さんにご挨拶を!

    自分自身のことを表すのに引用句を使うとなると、我々ALTAR Furnitureはぴったりで最良の引用句を信じています。そんなジェイムズ・ヘットフィールドがかつてメタリカについて言っていた言葉に倣って自己流に再解釈してみましょう。

    “ひとつのALTARだが、我々はたくさんのスタイルを持っている。それをALTARという。”
    ※訳注:ジェイムズはALTARの部分をメタリカにあてはめて語っている。

    メタリカに触発されたALTAR Furnitureの家具を持つことで、カーク・ハメットのギターソロの陶酔感を味わうかのようなたくさんの喜びを提供することを我々は保証すると言っていいでしょう。メタリカ関連の作品を作り上げることは、我々にとっても無上の喜びであることは確実に保証できます!

    もしあなたが自分のためだけに作られたアイテムが欲しい場合は、ぜひ弊社にお問い合わせください。包装を解いて、新しいALTAR家具を楽しむその直前まで、エンニオ・モリコーネの「Ecstacy of Gold」を聴くかどうかはあなたにおまかせします。

    お問合せはこちらまで。
    http://altars.co/contact/

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    前回記事の「Metal Forces」のラーズ・ウルリッヒのロングインタビューの続きから。管理人拙訳にて。

    20150520_metallica

    −今日の音楽界の状況でメタリカを始めていたらという質問に対して

    みんな俺にそんな質問をしてくる。俺は本当に何を答えたらいいんだ?わからないんだ。もしジェイムズと俺が2014年に出会っていたら、今年がメタリカ2年目だってか?もちろん(今のメタリカとは)違っていただろうけど、どうなってるだろうね?俺は「もし○○だったら?」って質問はあまり得意じゃないんだ。もしクリフが事故でいなくならなかったら?ボブ・ロックをプロデューサーに選んでいなかったら?あの日に左ではなく右に曲がっていたら?そんなこと誰が知るかってんだ?

    これが現実さ。知っての通り、これがマスタープランだとか、インタビューでたくさん語るジェイムズみたいな人もいる。俺はそれを完全に尊重しているけど、俺はもっと実務的なんだ。「今日の俺たちがあるのは、これまでに37,228の決定を下したことによるものだ」ってわけ(笑)。それがやってきたことだし、そんな仮定について本当にできることはあまりない。俺はある意味やってきたことを受け入れている。35年のそこそこ良い乗り心地を受け入れるようにしたいと思ってるんだ。

    間違いなく俺たちが望んだようにできなかったこともいくつかある。でも全体的に俺たちは胸を張れるものじゃないかと言えるだろう。俺たちは良かれ悪かれ純粋さを保って、真っ当に自分たちのクレイジーな創造的ビジョンに沿いながらかなりいい仕事をしてきた。


    −完成に近づいている新譜のリリース日については慎重なラーズ

    「今日はその日まで昨日より近い」とは言えるね。2つのプロセスがあると考えていて、俺たちは今、楽曲の創造的プロセスの最終段階に向かっている。先を見越して、どうやってレコードを世界に届けようかという段階が始まっているんだ。グレッグ・フィデルマンはこのレコードに去年の夏から不眠不休で取り組んでいる。彼はメチャクチャ素晴らしい仕事をしているし、全身全霊をかけて取り組んでくれているし、このレコードのプロデュースと制作において彼のあらゆる経験が俺たちの助けとなっているよ。

    −「Lords Of Summer」は新譜に収録されるのか

    詮索好きだね、キミは(笑)。正直なところ、胸に手をあてて(考えてみて)もわからない。これは他の誰にも言っていないけど、バーナード・ドウ(訳注:Metal Forcesの創設者であり、今回のインタビュー相手)には特ダネをあげてもいいかな。6月は基本的に俺たちが腰を据えて、全てにおいて何をすべきか何に電話すべきかどうなるべきかを把握する時なんだ。現時点で俺は答えを持っていないけど、時期が来れば全てそろうだろう。もし今年レコードが出なければ、仕上がってないから出ないんだろう。来年まで出さない方が賢明だっていう宇宙の法則があるとかね。でもレコードはこの夏には仕上がるよ。

    −『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスターは新譜制作に影響したのか

    それは素晴らしい質問だ。俺たちはリックと最後のレコード(『Death Magnetic』)でそのラインを超えた。リックは俺たちに自分たちの過去から触発されることを許すようとても勇気づけてくれた。くつろいで初期の楽曲やレコードでやってきたことはどうだったのか、当時の物の見方はどうだったのか、実用的な要素は何だったのか、その他もろもろを考えた。俺たちはそれまで過去にやったものやレコードに触発されるような機会を否定してきたと思うんだけど、リックは俺たちにそれはOKだと感じるようにしてくれたし、実際そうするように勇気づけてくれたんだ。

    だからこうした新曲を作るにあたってそういう考えはちょっとあった。以前の楽曲で火花が再燃してもOKだと感じる点でね。でも次のレコードのうち、4曲は直接『Kill 'Em All』の曲から触発されたものだなんてことは言えない。まだそんなレベルのものはないんだ。少なくとも俺にとっては。でも過去というものは常にそこから逃げるようなものじゃないんだと自分たちを許せるようになったんだと思う。


    −新譜はストリーミング・サービスや曲ごとに選択できるダウンロード形式など今日のフォーマットに関連付けて出すのか

    あのね、まさに俺たちはどうしようか決めようとしている!(笑)わからないよ。誰に関連付けるってんだ?ファンに?批評家に?レコード会社に?言えることは彼らは確かにまだ俺に関係している。去年、新曲を書き、レコーディングするのを大いに楽しんだ。新曲をプレイするのを外で遊ぶ小さな子供みたいに興奮しているということは言えるよ。

    別の日に誰かと話していたんだけど、彼らはこう言っていた。「アイアン・メイデンを観に行ったんだけど、新譜から8曲もやったんだ。彼らは一体何を考えてんだ?」すると俺はこうさ。「彼らが考えていることがわからないのか?彼らは新譜にメチャクチャ興奮していて、みんなの前でその曲をやりたかったんだよ。「Running Free」を23万回やる代わりに。」それは全く自分のことのように感じるよ。俺たちは新曲をやるのを興奮しているし、セットリストに入れる新しい曲を持っていて、この新曲たちは全て、新しい環境でもとてもうまくいくと思っている。俺はワクワクしているんだけど、このファッキンなレコードが2016年にどんな意味を持つのかなんてことは伝えることができない。明らかに全体的に意味合いは薄くなってきていることは隠すまでもないことだ。でもそうなったらやりたいことをすべきじゃないってことじゃないだろ。俺たちはレコード制作も曲を書くのもいまだに好きなんだ。だから続けている。


    −ライヴを行う場合、これまでの曲とのバランスはどう考えているのか

    もちろん俺たちがスタジアムでライヴをする時に、ほとんどの人たちが新譜の7曲目は聴いていないけど、ブラックアルバムの曲は聴いていることだろう。でも適当なバランスを見つけようとしている。全てはバランスだよ。そういうバランスを抑えて、俺たちのニーズと他の人たちのニーズが把握できればなぁ。明らかに(2016年4月16日のレコードストアデイで)俺たちが最近やったみたいにラスプーチンで200人を前にプレイするとなると、ミネアポリスの新しいスタジアムで5万3000人を前にプレイするのとは違うダイナミクスがある。マジでセットリストに新曲を入れようとしていた。でもみんなのニーズ、そして俺たち自身のニーズを排除しないで、賢明なバランスにこだわって実行しようとしたんだ。


    Metal Forces(2016-06)

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    ビルボードにて昨年暮れから先週までのアメリカ国内のコンサート売上ランキングを発表。今回のランキングではメタリカの他、ブラック・サバス、アイアン・メイデン、AC/DC他、多くのロック、メタルバンドがランクインしています。メタリカはスーパーボウル前夜祭「The Night Before」で7位にランクイン。主なロック、メタルバンドについて抜粋したUltimateGuitar.comの記事からご紹介します。

    20160206

    アーティスト:Metallica, Cage the Elephant
    会場:San Francisco, CA - AT&T Park
    日付:2016年2月6日
    総売上額:$4,341,114
    入場人数/収容人数:41,119 / 43,681
    チケット価格:$149.50, $49.50

    アーティスト:Iron Maiden, The Raven Age
    会場:Inglewood, CA - The Forum
    日付:2016年4月15-16日
    総売上額:$2,218,068
    入場人数/収容人数:24,886 / 24,886
    チケット価格:$94.50, $54.50

    アーティスト:Black Sabbath, Rival Sons
    会場:Sydney, AUS - Qudos Bank Arena
    日付:2016年4月23日
    総売上額:$1,458,830
    入場人数/収容人数:13,717 / 13,717
    チケット価格:$115.98, $100.51

    アーティスト:Tool, Primus, 3Teeth
    会場:San Diego, CA - Viejas Arena
    日付:2016年1月9-10日
    総売上額:$1,447,470
    入場人数/収容人数:17,870 / 18,582
    チケット価格:$79.50, $59.50

    アーティスト:AC/DC, Tyler Bryant, The Shakedown
    会場:Las Vegas, NV – MGM Grand Garden
    日付:2016年2月5日
    総売上額:$1,416,474
    入場人数/収容人数:13,491 / 13,817
    チケット価格:$137, $72

    アーティスト:Muse, X Ambassadors
    会場:Philadelphia, PA - Wells Fargo Center
    日付:2016年1月31日
    総売上額:$586,933
    入場人数/収容人数:13,103 / 13,563
    チケット価格:$74.50, $45

    アーティスト:Def Leppard, Styx, Tesla
    会場:Sunrise, FL - BB&T Center
    日付:2016年1月29日
    総売上額:$472,690
    入場人数/収容人数:7,083 / 8,440
    チケット価格:$121.50, $31.50

    アーティスト:Five Finger Death Punch, Shinedown
    会場:Pittsburgh, PA - Consol Energy Center
    日付:2016年5月9日
    総売上額:$394,580
    入場人数/収容人数:8,520 / 8,520
    チケット価格:$49.75, $25

    アーティスト:Megadeth, Suicidal Tendencies, Children of Bodom, Havok
    会場:Hollywood, CA – Palladium
    日付:2016年2月28日
    総売上額:$174,914
    入場人数/収容人数:3,670 / 3,909
    チケット価格:$49.50

    アーティスト:Smashing Pumpkins, Liz Phair
    会場:Ft. Lauderdale, FL - Broward Center for the Performing Arts
    日付:2016年5月1日
    総売上額:$155,876
    入場人数/収容人数:2,170 / 2,443
    チケット価格:$79.50, $49.50

    アーティスト:Lamb of God, Anthrax, Deafheaven, Power Trip
    会場:Hollywood, CA - Palladium
    日付:2016年2月12日
    総売上額:$116,620
    入場人数/収容人数:3,789 / 4,594
    チケット価格:$39, $35

    アーティスト:Dream Theater
    会場:Oakland, CA - Fox Theater
    日付:2016年5月8日
    総売上額:$114,746
    入場人数/収容人数:1,732 / 1,859
    チケット価格:$85, $49.50

    アーティスト:Breaking Benjamin
    会場:Nashville, TN - Ryman Auditorium
    日付:2016年1月24日
    総売上額:$71,910
    入場人数/収容人数:2,198 / 2,362
    チケット価格:$30

    アーティスト:Amon Amarth, Entombed A.D., Exmortus
    会場:Montreal, QC - Metropolis
    日付:2016年4月29日
    総売上額:$64,094
    入場人数/収容人数:2,190 / 2,200
    チケット価格:$31.83, $29.04

    アーティスト:Puscifer, Luchafer
    会場:Huntington, NY - The Paramount
    日付:2016年4月9日
    総売上額:$63,010
    入場人数/収容人数:1,302 / 1,573
    チケット価格:$48

    アーティスト:Ghost, The Shrine
    会場:Huntington, NY - The Paramount
    日付:2016年4月15日
    総売上額:$52,173
    入場人数/収容人数:1,442 / 1,573
    チケット価格:$36

    アーティスト:Coheed & Cambria, Glassjaw, Silver Snakes, I The Mighty
    会場:St. Paul, MN – Myth
    日付:2016年2月27日
    総売上額:$41,510
    入場人数/収容人数:1,815 / 2,800
    チケット価格:$49.50, $29.50

    アーティスト:Cannibal Corpse, Obituary, Cryptopsy, Abysmal Dawn
    会場:San Francisco, CA - The Fillmore
    日付:2016年3月7日
    総売上額:$26,378
    入場人数/収容人数:1,199 / 1,301
    チケット価格:$22

    アーティスト:Steel Panther, MF Ruckus, Everybody Panic!
    会場:Denver, CO - The Fillmore
    日付:2016年3月3日
    総売上額:$24,460
    入場人数/収容人数:2,122 / 3,600
    チケット価格:$12

    アーティスト:The Wonder Years, letlive., Microwave, Tiny Moving Parts
    会場:Huntington, NY - The Paramount
    日付:2016年4月3日
    総売上額:$20,350
    入場人数/収容人数:995 / 1,573
    チケット価格:$20

    アーティスト:Geoff Tate's Operation Mindcrime, Extinction A.D.
    会場:Huntington, NY - The Paramount
    日付:2016年3月2日
    総売上額:$15,963
    入場人数/収容人数:773 / 1,573
    チケット価格:$21

    アーティスト:Cradle of Filth, Butcher Babies, Ne Obliviscaris
    会場:San Francisco, CA - The Fillmore
    日付:2016年2月21日
    総売上額:$14,896
    入場人数/収容人数:608 / 1,267
    チケット価格:$25

    アーティスト:Baroness, Mutoid Man
    会場:Montreal, QC - Theatre Corona
    日付:2016年5月1日
    総売上額:$10,880
    入場人数/収容人数:532 / 650
    チケット価格:$22.70, $19.91

    Billboard(2016-05-18)

    ブラック・サバスはツアーを廻るなかで9公演ランクイン、アイアン・メイデンも3公演ランクインしており、アメリカでも根強い人気がうかがえます。

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    更新ご無沙汰しています。

    Loudwireにてメタルマスコットの一番人気を決定する選手権が開催中。記事を書いている現在はトーナメント一回戦が行われています。

    Round-1-Headbanger-630x420

    メタリカもジェイムズ・ヘットフィールドが描いたキャラクター「Scary Guy」で参戦しています。
    Metallica-vs-JFAC-630x420

    その他の対戦は以下の通り。
    Judas-Priest-vs-Helloween-630x420

    Children-of-Bodom-vs-In-Flames-630x420

    Motley-Crue-vs-Quiet-Riot_edited-1-630x420

    Iron-Maiden-vs-SOD-630x420

    Dio-vs-Iced-Earth-630x420

    Disturbed-vs-Voivod-630x420

    Dethklok-vs-Devin-Townsend-630x420

    Motorhead-vs-Destruction-630x420

    Anthrax-vs-Overkill-630x420

    FFDP-vs-Mushroomhead_edited-1-630x420

    Gamma-Ray-vs-Danzig-630x420

    Megadeth-vs-Hammerfall-630x420

    Black-Sabbath-vs-Manowar-630x420

    Avenged-Sevenfold-vs-Kataklysm-630x420

    Kreator-vs-Sodom-630x420

    投票はこちらからどうぞ。
    http://loudwire.com/metallica-vs-job-for-a-cowboy-march-metal-mascot-madness-round-1/

    【追記】
    マスコット選手権の結果。決勝戦はこの両者で、勝者はエディでした。おめでとうございます!
    Iron-Maiden-vs-Megadeth-630x420


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    ラーズ・ウルリッヒの伝記本『Lars Ulrich - Forkalet med frihed』の第2章2回目。有志英訳を管理人拙訳にて。ラーズとジェイムズが出会ってすぐにメタリカ結成とはならず。ラーズはヘヴィメタルの「本場」を自分の目で観るためにイギリスへと向かいます。

    - 夢の国への片道切符 -

    81年春、ラーズのNWOBHMへの狂信ぶりはいまだ健在だった。4月、ラーズは絶対的お気に入りバンドのひとつ、ダイアモンド・ヘッドの『Lightning Strikes』LPをメール便で受け取った。このアルバムは彼を完璧にぶちのめした。彼は半年以上もこのアルバムを待っていたのだ。ギターリフとバンドの新鮮味は彼を驚愕させた。『Lightning Strikes』は数年間のNWOBHM集中期における爆発的なクライマックスだった。いまやあの都会っ子はポケットに少しばかりの貯金を持った17歳の少年となっており、夏休みは目前に迫っていた。

    「学校が6月に終わると、俺は落ち着かなくなっていた。これまで興味を持ったもの全てがイギリスにあったんだ。「Sounds」誌を購読していたから、郵便屋が来るたびに「Soundsの最新号は?・・・Soundsの最新号は??」って感じさ。メール便に入ってたら、玄関前で2時間「Sounds」誌を読み漁るんだ。自分の部屋まで歩くことさえしなかったよ。」

    「ジェフ・バートンは「Sounds」誌におけるヘヴィメタルのゴッドだった。彼は毎週アンダーグラウンド・シーンから新しいバンドを紹介していた。そして毎週、彼のプレイリストと着ている服が載ってたんだ・・・。いやぁあれはバイブルだったよ!」

    「当時、サクソン、アイアン・メイデン、デフ・レパード、ガールスクール、サムソン、そしてタイガース・オブ・パンタンといったメジャーなバンドたちがトップ記事になり始めていた。ある週はガールスクールが表紙を飾り、次の週はクラッシュといった感じでね。「Sounds」はヘヴィメタルだけじゃなくて、全ての独立した音楽シーンを網羅していたんだ。」

    「だからもう俺はイギリスに行かなきゃなんないって思ってた。コトが起きている場所へ行かなきゃなんないって。81年の俺のお気に入りのバンドはダイアモンド・ヘッドだった。そして俺はバンドのマネージャーであり、ヴォーカルのショーン・ハリスのお母さんでもあるリンダ・ハリスと文通をし始めていた。彼女は俺にこう伝えてきてくれた。「もしイギリスに来るんだったら、いつでも歓迎するわ!」とね。」


    「ダイアモンド・ヘッドは6月最後の週と7月最初の週のあいだ、ツアーでヘッドライナーを務めていた。だから7月最初の週に俺は荷物を詰めてロンドンに飛んだんだ。ダイアモンド・ヘッドはロンドン郊外のウールウィッチ・オデオンでライヴをしていた。俺はヒースローに着くと、直接空港からウールウィッチまでバッグを手に持ったまま行って、バックステージのドアをノックして、リンダ・ハリスがここにいるかときいたんだ(笑)。「こんにちわ・・・ご存知かと思いますが・・・アメリカから来たラーズです!」って言ったら、両手を広げて歓迎されたよ。」

    「ロンドンのダイアモンド・ヘッドはこれ以上ないってくらいよかったね!会場はたぶん1500人収容だったんだけど、あのダイアモンド・ヘッドをたった300人しか見に来そうもないってことには間違いなくちょっと驚いたよ。でもそれから、そんなことはどうでもよくなったんだ・・・。ただ単に最高だった。そして(訳注:メタリカが後にカバーすることになる)「Helpless」も「The Prince」も演ってくれたんだから。」

    「ツアーの最終日、彼らの故郷であるバーミンガム郊外のスタウアブリッジに招待されたんだ。俺はちょうど立ち寄ることができて、彼らと何日か過ごすことができた。1日か2日はロンドンの安ホテルに泊まって、それからバーミンガムまで電車に乗った。本当に緊張したよ。ショーン・ハリスが駅まで俺を迎えに来てくれるって話だったからね。でもこの頃の俺はアルコールが「勇気」をくれると気がついていた。だからバーミンガム行きの電車で俺はスミルノフボトルのウォッカをストレートであおったんだ。まだ昼下がりだってのに!」

    ラーズはちょっと話を止めると、笑ってまた話し始めた。

    「そうそう(笑)。ショーンが駅まで迎えに来てくれたんだけど(笑)彼はガールフレンドのヴィッキーと一緒だったんだ。俺たちは車に乗り込んだわけだけど、わかっておかなきゃならないのは、あのショーン・ハリスと同じ車に座っているってことだ。レッド・ツェッペリンかディープ・パープルのファンがロバート・プラントかリッチー・ブラックモアに駅まで迎えに来てもらっているかのようだった。俺にとってはそれと同じレベルだってことだよ。ハッキリ覚えているのは車に乗って5分後くらいにショーンが俺に言ったこと。「ここウォッカ臭いな、オマエ飲んだのか?」とね。俺は「いやいやいや・・・もちろん飲んでませんよ!」と答えた。「本当にウォッカの臭いがするぞ、おかしいな」とショーンはまだ言っていた。もちろん俺は「ウォッカの勇気」をもらってたんだけどね(笑)。」

    「バーミンガム郊外の労働者階級の地区にある彼の家に着いた。実際、俺はここで2、3週間居座ることになるんだけどね!俺はリビングで生活して長椅子の上で寝ていた。そしてダイアモンド・ヘッドに関する全てのものに夢中になることを許された。リハーサル風景、作曲過程やギグも観たし、彼らが演奏しているところも見た。もはやこれ以上ないくらい最高だったよ。」

    この訪問はブリティッシュ・メタルの先駆者であるダイアモンド・ヘッドにとっても貴重な体験だった。

    「俺たちは彼を追い出せなかったんだ。」ショーン・ハリスは語る。(マーク・パターフォードとザビエル・ラッセル共著「Metallica : A Visual Documentary(邦題:Metallica 激震正史)」(1992)から引用)「でも俺たちにとってもちょっと特別な感じだったんだ。彼はバンドに夢中になってくれた最初の外国人だったから。だから俺たちは彼の熱意を気に病まなかった。だって、ファンがカリフォルニアからわざわざ自分たちを見に来たんなら、自分たちは何か正しいことをしていると思えたからね。」

    ショーン・ハリスはラーズが泊まった初めての夜にお気に入りのダイアモンド・ヘッドの曲でどう狂っていたかハッキリと覚えている。

    「でも彼はいい子だったよ。ひくほど熱心なファンだった。彼は一晩中起きて「It's Electric」を聴いているんだ。俺は明け方まで起きていたんだけど、眠ってしまった。数時間後に目が覚めたら、彼はまだそのレコードをかけていたよ!」

    ラーズはヘヴィメタル天国にいた。自分の国、言うまでもなくニューポート・ビーチへ早く帰りたいという証言などまったくなかった。もっと留まりたかったが、外向的で熱狂的であるにも関わらず、ダイアモンド・ヘッドと永遠に一緒にいるということは叶わなかった。お金の問題があったのだ。ラーズはイギリスへの旅行に必要なだけのお金しか持っていなかったし、おかしな話だが、イギリスという夢の国への片道切符しか予約していなかった。しかし、計画を達成するにはそれで充分だった。彼は前年去った街に戻っていた。

    「8月にコペンハーゲンに戻って、そこで4週間楽しく過ごしたよ。」ラーズは振り返る。「叔母のボーディルと叔父のヨルゲンと一緒にゲントフテで暮らした。そこでアメリカに飛んで帰るためのお金を稼いだんだ。(訳注:ラーズが所属していたテニスクラブ)HIKで働いて、そこで毎日舗床を掃除していた。」

    しかし、デンマークの晩夏にストリートを楽しむこともできた。皮肉なことにラーズがフロリダのテニス・アカデミーにいたあいだに、アイアン・メイデンはキッスのサポートでコペンハーゲンのブロンディー・ホールでライヴを行っていた。しかし今度はラーズがコペンハーゲンに戻ってきているのだ。そしてアイアン・メイデンも。バンドは『Killers』ツアー最後のギグを行なった。アイアン・メイデンへの関心はブロンディー・ホールでの不可解な行動の後、激変した。キッスは脅かされキャンセルとなったのだ。バンドはもはやブレッド通りのオッド・フェロー・パレットでヘッドライナーを張っていた。

    ラーズといとこのステインは当然参加した。ラーズにはコンサートが終わったらすぐに行動に出る奥の手があった。

    「1980年のクリスマスにアイアン・メイデンのクリスマスカードを受け取ったのがブライアン・スレイゲルだったと思う。彼はPRとか宣伝が得意なんだ。そのカードをヨーロッパへ持っていくことを許してもらった。オッド・フェローで、俺は警備員の一人に言ったんだ。「ほら、ボクはクリスマスカードを持っている。だからクリスマスト・リスト(訳注:バックステージ・パスのリスト?)に名前が載っているよ。バックステージに入りたいんだけど。」ってね。彼はまんまと騙されていたよ!(笑)」

    「俺たちは寒い更衣室に着くと、スティーヴ・ハリスとデイヴ・マーレイがそこにいた。とても取っ付きやすい人だったよ。ポール・ディアノはひどく酔っ払っていて、ローラースケートを履いていた。「イイものあるけどいるか?」ってきかれて、アフガンブラック(訳注:大麻)みたいなものを作らなきゃならなかった。それから座ってポール・ディアノと大麻タバコを吸ったんだ。」

    ステイン・ウルリッヒ「彼らはみんな信じられないほどフレンドリーでみんな「おいで!」って感じだった。もちろんラーズは彼らについて俺なんかよりずっとよく知っていたけど、いろいろきいていたよ。後になって、ラーズは俺に彼らはシンガーに欠点があると言っていた。だから彼らが新しいメンバーを入れればいいのにと思ったのを思い出すよ。そしてそれを数週間後にやったんだ。それから彼らはビッグになった。(真の意味で)バンドになったんだよ。」

    確かに。ラーズはバンドで機能したかしなかったかを見極めるセンスをすでに持っていた。ポール・ディアノの脱退、そして新しいシンガーで元サムソンのシンガーのブルース・ブルース(ブルース・ディッキンソン)加入のニュースは、再びバーミンガムのスタウアブリッジに滞在していたラーズに届いた。このときはダイアモンド・ヘッドのギタリスト、ブライアン・タトラーと一緒だった。止められないヘヴィメタル巡礼者ラーズは、いまだにヘヴィメタルが無きに等しいアメリカへの帰途、ヘヴィで崇高な啓示を受けるもう数日を要しなければならなかった。

    ラーズはまず、ストーク=オン=トレントのポート・ヴェイルFCで行なわれた本物のヘヴィメタル・ミサに行った。そこではモーターヘッド、オジー、ライオット、サクソンのような名前が連ねたワン・デイ・フェスティバルのヘヴィ・メタル・ホロコーストが行われていた。

    「もちろん俺はコンサート後に何とかしてバックステージに忍び込もうとした。俺はそういうことがかなり得意だったんだ。」ラーズは皮肉っぽく言ってから、1981年夏の幸せなイギリス訪問の後半について話し始めた。

    「"ファスト"・エディ・クラークのギター・ローディーのグラムと仲良くなった。それから俺は「やぁ!」とか「ハロー!」とか言われていた。モーターヘッドと一緒にいることを許されるまでになった。1週間、ブライアン・タトラーと暮らして、3日間ロンドンに行った。そこでノー・ミスと呼ばれていたモーターヘッドがリハーサルをしていた場所をみつけた。そこへ行って、ドアをノックしてみたんだ(笑)そしたらモーターヘッドのリハーサルに立ち会えたよ!昨日のように覚えているよ。"ファスト"・エディとフィルシー・"アニマル"・テイラーとレミーと俺が同じ部屋で座っているんだ。そこは次のアルバムのための曲を作っている場所だった。彼らを見て、フロアに座ってさ、「Iron Fist」を作っているときのことをよく覚えてる。レミーが俺の真ん前で歌詞を思いついて、彼らが次のアルバムのタイトル曲になる「Iron Fist」を弾くのを見たんだ。」

    「同じことを言うようだけど、それはレッド・ツェッペリンのファンが『Physical Graffiti』の曲を彼らによって作られているところを見ているようなものだよ。変な感じだったけど、俺はそういう取り巻きグループに正しく入る方法を持っていたってだけだよ。」


    本当に驚くべき能力だ。その能力はユニークで長年に渡って素晴らしいままであった。それはラーズ本人さえわかっていない。

    「俺はたぶん真っ当なことを言っていたんだ。あるいはいくらかの熱意、誠実さ、あるいはバカさ加減かな?」彼はそう思った。

    「でも釣り合うようになるには、そういうもの全てが充分だった。シーンで何が起きているかを理解できたんだ。俺はそこまで没入してなかったけど、すぐそこにいることを許されていた。たぶんうやうやしい態度とちょっと際立った感じだったからかもしれないね・・・。「デンマークの鼻タレ小僧が外に立っているぞ・・・かまうもんか!」ってね。俺は外に立っていた唯一のファンだった。もちろんそういうバンドがどこにいるのか知っている唯一のファンでもあったわけだけどね(笑)」

    ラーズは心から笑った。自分の「能力」を、自分自身を、若き日の熱意を。そしてあの頃の思い出を。自然と歯に衣着せない積極的な能力は、おそらく子供の頃、世界を廻ってたくさんの人々との出会い、そしてLundevang通りの家に訪れたミュージシャンやアーティストから来たのではないだろうか?

    「まぁ、たぶんそうだろうね!全部。あの頃、つまり親父がコペンハーゲンで一緒にいたすべてのミュージシャン、フランツ・ベッカリーとかそういう近くにいた全ての人々から来ているのは間違いない。俺はたぶん見えない境界線があるのも理解していた。そんな境界線はスミルノフをいただけば消えるけどね。無知だったこともあるかな。俺はノー・ミスに行けばモーターヘッドの人たちと喋ることができると信じていたんだ!」

    いずれにしても、ラーズ・ウルリッヒはそうなることを強く望んでいたのだ。彼は自分のプロジェクトをやり遂げた。さらにファンとしての夢をめいっぱい追い続けたのだ。都会のヘヴィメタルマニアにとって、1981年の夏は魔法にかかったかのようだった。そんな夏はこの年の終わりまで続いていったのである。

    「10月、俺はまだイギリスにいた。あの忌々しいコロナ・デル・マーは9月中旬に新学期が始まっていた。だから俺はすでに「最終期限」を逃してしまっていたんだ。戻ることに特に興味がなかったから、イギリスで立ち往生し続けていた。ふっ(笑)。でも10月中旬には戻った方がよかったんだ。」

    「でもサクソンとライオットのコンサートが(訳注:イギリス南東部の)ブライトンであったから、俺は行ってライオットの人たちと会うためにバックステージに忍び込んだ。サクソンはもういなくなっていたんでね。その翌朝、LA行きの飛行機に飛び乗ったんだ。」


    ラーズは戻った先ですぐにサクソンとも接近することとなった。直に接したわけではないかもしれないが、ラーズがヘヴィメタルの熱狂的なファンから、自分のアイドルたちをサポートするバンドの結成メンバーになるまでわずか半年であった。

    ロックにおける歴史的規模の変革が起きようとした。

    英訳元:http://w11.zetaboards.com/Metallichicks/topic/794989/8/

    Mkeynes
    1993年、ミルトンキーンズ・フェスのバックステージにて。左からショーン・ハリス、ラーズ・ウルリッヒ、ブライアン・タトラー

    ラーズの恐るべき行動力はここに来てさらにエスカレートした感があります。イギリスと離れたところに住んでいたことさえも逆にアドバンテージにしているような・・・。

    途中出てきた『METALLICA激震正史』についてはこちらからどうぞ。
    http://metallica.ninja-web.net/books.html#gekishin

    第2章はこれで最後。次回の第3章ではついにラーズがメタリカ結成へ動きます。

    ※麻薬、ダメ、ゼッタイ

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