メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    カテゴリ: エピソード

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    更新ご無沙汰しております。今回は翻訳が追いつかなくてなかなか紹介できなかった動画について。

    メタリカが『Ride The Lightning』『Master of Puppets』の曲を制作していたガレージの廃材を使ったギターを制作。ジェイムズ・ヘットフィールドがその経緯やギターのデザインについて語っていました。管理人拙訳にてご紹介。

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    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「ギターの名前は「Carl」。カールソン通りからとった。俺たちは大きな場所に巨大な部屋を持っている。ぶっ飛んだロックスターみたいに『カールソンのガレージをこの部屋に持ってこよう』っていうのはクールだと思ったんだ。つまり、それは『Ride the Lightning』のバナーのような昔使っていたものを全て持ってくるってことだ。ガレージをそのままここに一緒に持ってこようとね。ただ、そんなバカげたことが達成されることはなかった。後でガレージが取り壊されたことを知ることになったんだ。そこで少し前に俺たちはカールソンに行ってきた。あの場所で素晴らしいお膳立てをしてくれたよ。」

    ラーズ・ウルリッヒ(回想)
    「このガレージで2つのレコードの曲を書いた。『Ride the Lightning』『Master of Puppets』はそこのガレージで書かれたんだ。」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「ずっと前からの友人たちは以前と変わらず、超クールで、昔のパンクロックの仲間のアンディー・アンダーソンと話をした。彼はアティテュード・アジャストメントってバンドをやってる。彼は『そういえば(ガレージに使われていた)廃木材を持ってるよ』って言うんだ。『本当?』ってなったね。」

    ラーズ・ウルリッヒ(回想)
    「俺たちはキミたちが座っているまさにその場所で『Master of Puppets』の曲を書いた。そこがガレージだったからね。ガレージがそこにあったんだ。ガレージは誰の手にあるんだ?俺たちに返せよ(笑)」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「彼は8つくらいの小さい廃木材を持ってきてくれた。以前にケン・ローレンスが俺のために手がけたギターが細部までこだわったものだった。だから彼ならあの廃材でやってくれると思ったんだ。でも俺は今回のギターは粗削りな感じにしたかった。まさにあのガレージのようにね。」

    「俺たちと共に仕事をするアーティストには、あまりに多くの方向性を示唆してしまうとそれがアートでは無くなってしまう。俺の考えではね。(普通なら)何をするのかわかっているアーティストを好むだろう。俺が知ってるケンなら、あの廃材で演奏できて、キレイに加工された使いやすいものにするだろう。だから俺は仕上がりについて心配していた。はじめはキレイにしすぎるんじゃないかと心配していたんだ。だが彼はそうしなかった。彼のワイヤーブラシによって、木材の感触、木目の感触を留めるものにしてくれた。レコード盤のグルーヴのようにね。」

    「ケンはこのギターに意味を込めてくれた。彼が考える、昔使われていたこの廃材に合う物語をね。物語は)多層構造になっていて、クリフがあのガレージを美しく飾っている。(ギターのフレットボードを指さしながら)ここに俺たち3人、これがクリフ。(向かって左から)カーク・"ザ・リッパー"・ハメット、これがラーズでライトニング・ドラムスティックを持っている。これが俺で絶対菜食主義者を脅かす者(笑)。それからこれがクリフ。Orionで映し出されたものだ。」

    「太陽が橋のある港の先に昇り、俺たちは(橋=ベイブリッジを渡って)クリフに合流するためにサンフランシスコにやってきた。『Master of Puppets』も書いた。クリフはこの世を去ったが、今も空からオリオン座として俺たちを見守っている。これはガレージとそこにいる俺たち4人を表していて、俺たちの心の中に永遠にあるものだ。」

    −とてもヘヴィな物語だ

    「間違いないね。それだけじゃないんだ。(向かって左から)3、1、3、2とガレージの入り口にあるカールソン通り3132の住所を表している。(後略)」
    3132

    動画はこちらから。


    ラーズが話している回想シーンは2016年のレコードストアデイでインストアライヴを行った後に、ガレージのあった場所で行われたパーティーでの場面。詳細は関連記事をご参照ください。

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    gragedays
    THE $5.98 EP: GARAGE DAYS RE-REVISITED


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    1986年3月3日に発売された『Master Of Puppets』。そんな記念日に『Master Of Puppets』についての25個のトリビアがまとまった記事が掲載されていたので管理人拙訳にてご紹介。

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    1.ジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒは、1985年の中頃に批評家とファンの両方に印象深いアルバムを出すことを目標に曲を書き始めた。カリフォルニア州エルセリートのガレージで一緒に取り組み、リハーサルの段階でクリフ・バートンとカーク・ハメットを呼んだ。

    2.バンドは曲を書き始めた頃には、アルバムが『Master Of Puppets』と呼ばれることになることが分かっていた。

    3.ジェイムズとラーズは曲がこれだと思えるまで、ギターリフに取り組んで各曲を書き始めた。次に曲のタイトルと題材を考えて、その後ジェイムズが曲名に合った歌詞を考え出していた。

    4.『Master Of Puppets』はデイヴ・ムステインが作曲面で貢献していない初のメタリカのアルバムだが、ムステインは「Leper Messiah」は共作曲だと主張している。バンドはそれを否定したが、彼のアイデアを取り入れた箇所があることを認めた。

    5.バンドはこのアルバムをラーズの故郷デンマークで録音した。なぜなら彼らはそのスタジオがより良い音響を持っていると感じていたから。

    6.ラッシュのシンガー、ゲディ・リーはこのアルバムのプロデュースを持ち掛けられたが、スケジュールが競合していたため叶わなかった。

    7.カーク・ハメットはギタリストのジョー・サトリアーニにより効率的に録音する方法を学んでいた。

    8.バンドはパーティー好きだったにもかかわらず、アルバムのレコーディング中は酒を飲まないままだった。

    9.メタリカはマネージャーのピーター・メンチと共にアルバムカバーをデザインした。墓地に白い十字架、十字架には空から伸びる手によって操られた糸が付いていた。ドン・ブラウティガム(Don Brautigam)によって描かれたオリジナル・アートワークは2008年に2万8000ドル(約300万円)で売られた。

    10.アルバムカバーには、ペアレンタル・アドバイザリー・ラベル(訳注:未成年者にふさわしくないと認定された音楽作品に全米レコード協会が添付するマーク)を嘲笑するステッカーが貼られていた。ステッカーにはこう書かれていた。「あなたがプレイしたくない唯一の曲はおそらく「Damage Inc.」でしょう。悪名高いFワードが複数回使われていますからね。それを除けば「shits」も「fucks」も「pisses」も「cunts」も「motherfuckers」も「cocksuckers」だって、このレコードのどこにもありません。」

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    11.ファンや専門家の間でオープニングトラックの「Battery」の意味について見解が分かれている。怒りについて歌った曲だと考える人もいれば、タイトルが「(法律用語としての)脅迫と暴行」を指しているという人もいれば、砲撃台についてだと考える人もいる。さらにメタリカが駆け出しのころにプレイしていたクラブがたくさんあるサンフランシスコのバッテリー・ストリートにちなんでいるという人もいる。

    12.タイトルトラックは薬物について扱っている。ヘットフィールドは「ドラッグがどのように立場を変えてしまうか、自分の摂取するものを自分がコントロールする代わりに、ドラッグの方が自分をコントロールするようになる」ことについてだと説明している。本質的には、ドラッグがマスターであり、使用者がパペットなのだ。

    13.「Master Of Puppets」の最後のソロを弾いている間、カークはフレットの一番上の弦を引っ張って、高い音を出している。

    14.「Master Of Puppets」の最後でギターとメンバーのエコーのかかった笑い声が録音されているのが聴こえる。

    15.「The Thing That Should Not Be」はH.P.ラブクラフトの小説『インスマスを覆う影』から触発された。

    16.「Welcome Home (Sanitarium)」はケン・キージーの小説『カッコーの巣の上で』に基づいており、誤って隔離された精神保健機関の患者の考えを描いている。

    17.「Welcome Home (Sanitarium)」のデモ版では、歌詞が異なる他、コーラスもなく、トラックの途中で曲が終わり、「Orion」のベースが始まっている。



    18.タイトルが意味するように「Disposable Heroes」は英雄である軍隊が国から無視されていることに関するもので、反戦歌となっている。カークは「Disposable Heroes」が戦争映画で聴いた曲にように聴こえればと望んでいた。

    19.「Disposable Heroes」という用語は(SF小説の)『華氏451』から取ってきている。

    20.「Leper Messiah」は、自分たちのために人々を言いくるめてお金をもらい、テレビでキリスト教の説教を説く人に関する曲。「Master Of Puppets」同様、約束したものを提供せずに信奉者をコントロールするだけの宗教について解釈している。

    21.デヴィッド・ボウイの1972年の曲「Ziggy Stardust」のなかで「Leper Messiah」という歌詞がある。

    22.ジェイムズは左腕に「Orion」中盤にあるベースパートの音符のタトゥーを入れている。アルバムのプロモーション・ツアーの最中にツアーバスの事故で亡くなったクリフが最後に参加したアルバムであり、「Orion」はバートンの壮大な才能の一部を示している。



    23.「Damage Inc.」は標的が不特定の無意味な暴力についての曲だ。

    24.1986年にリリースされて間もなく、アルバムはビルボード200で72週間ランクインした。

    25.『Master Of Puppets』はバンドに初のゴールドディスク認定をもたらした。非常に少ないエアプレイ、ミュージックビデオなしであったにもかかわらず、最初の3週間で30万枚を売り上げた。アルバムは600万枚を超える売り上げで6回のプラチナムを獲得している。

    iHeartRadio(2018-03-03)

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    Podcastにて『...And Justice For All』のミキシングを行ったスティーブ・トンプソンが制作秘話と今後出されるであろうリマスター盤について語っていました。ジェイソンのベースが「消える」ことになった制作秘話については以前語っていた内容と重複しますが、PRPの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    −『...And Justice For All』のレコーディングについて

    最初の日、ラーズがやってきて彼が自分のドラムをどのようなサウンドにしたいのか、全てのドラムについてイコライザー設定の写真を持ってきた。だから(ミキシングを共に担当したマイケル・)バービエーロに言ったんだ。「マイケル、ラーズと一緒にやってみて、彼がこうだと思うサウンドに聴こえたら、教えてもらうようにしてもらったらどうだい?」

    そうしてラーズが望む音を出してみたんだけど、私はそれを聴いてこう自問したよ。「何だい、このクソみたいな音は・・・」だから私はみんなを部屋から追い出して、全てを詰め込んで、ドラムを再調整して、ギターとベースの音を上げた。ベースは素晴らしいパートになっていて、ヘットフィールドのリズムギターと完璧な組み合わせだったからね。最高だったよ。バンドがぶっ飛ぶようなものにしようとそんなことをやっていたら、ヘットフィールドが入ってきて、いいねと親指を立てた。みんなもだ。ハッピーだったんだ。

    そうして再生の準備ができたら、ラーズが歩いてやってきた。15秒ほど聴くと「止めてくれ」ときた。彼は私にこうさ。「えぇっと、俺のドラムのサウンドはどうなったんだ?」だから私はたぶんこういったと思うよ。「マジで言ってんの?」

    そんなわけで私はラーズが満足していたサウンドまで戻らなければならなかった。私は満足していなかったが・・・。そしたら彼は「ベースはわかる?」と言ったんで、私は「あぁ」と答えると今度はこうだ。「5か6デシベルくらい下げて欲しいんだけど」私は「なんで?」と訊いたが、彼は「いいから下げてくれ」と。だから私はかろうじて聴こえるというところまで下げた。今度は「もうちょっとだけ下げてくれ」ってなったんだ。

    私はジェイムズの方を向くと、ジェイムズはただ両手を上げていた(文字通りのお手上げ)のを覚えている。私は言ったんだよ。「本当に何でそんなことをするんだ?」って。


    −今後出るであろう『...And Justice For All』のデラックス盤について

    私はジャスティス・アルバムの記念に貢献しているよ。山ほどの写真やアウトテイクを彼らに送ったからね。でも彼らはレコードのリミックスする気は毛頭ない。彼らはあのままを維持したいんだ。

    彼らはあれをリマスタリングするかもしれないが、マスタリングで出来ることはそう多くない。実を言えば、オリジナルのマルチトラックが保存できているかさえわからないんだ。ラーズのドラムだけで500万の編集があるんだから。もし箱を持って開けたなら、おそらくあの場所全部で約5000万本のテープがあるだろうね。


    −最後に

    彼らはこれだけ長い間、あれと共にあった。私は批判の大部分と一緒に暮らしてきた。なぜなら誰もがそれは私のせいだと思うからね。そしてミキサーとして私の名前がバービエーロと共に入っているのだから、非難は受けなければならないと思う。

    でもメタリカがロックの殿堂に選出されて、彼らが我々をその場に呼んでくれた時のことを思い出すよ。素晴らしいと思っていた。ラーズと出会ったら、彼は私の方にやってきてこう言ったのさ。「スティーヴ、あのレコードのベースは何が起こったんだい?」彼は実際に私にそう訊ねたんだ。私は「OK、参った、降参」と言うしかなかったよ(笑)


    PRP(2018-02-22)
    こちらはロックの殿堂入りセレモニーの前夜祭にてラーズの家族と一緒に写るスティーブ・トンプソン(2009年)。
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    大量にあるとされるミキシング前のアウトテイク集がBOXセットで披露されることはあるのでしょうか?番組全体の音声はこちらから。


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    メガデスのデイヴ・ムステインがローリングストーン誌のインタビューでメタリカ在籍時のエピソードやグラミー賞受賞時のことについて語っています。

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    これまでも語られてきたエピソードではありますが改めて。BLABBERMOUTH.NETの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。
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    クリフと俺は本当に本当に親しくなった。彼はレイナード・スキナードが好きだったのを覚えているよ。ある日、彼とリハーサルに向かう車のなかで「Sweet Home Alabama」を聴いていた。ラーズが(デンマーク訛りで)「このパートを真ん中でテンポをゆっくりにしないと」なんて言っていた。それで俺が「OK」って言ってこうさ(「Sweet Home Alabama」のリフを口ずさむ)。俺が「Sweet Home Alabama」を弾くと、アイツは知らなかった。(デンマーク訛りで)「ファック!やべぇな、おい」ときた。俺は「OK、これでいこう」そうしてあれ(「Sweet Home Alabama」のリフの最後のパート)を削った。デイヴ・ムステインとレイナード・スキナードが「The Four Horsemen」を書いたのさ。


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    俺たちは何度もノミネートされている。素晴らしいことだ。ただ、「おぉノミネートされて本当に嬉しく思います」って何回も言うしかできなかったんだ(笑)そう!だから実際に賞を勝ち取った時、彼らが発表したやり方が逆だったってのを覚えているよ。マーガレット・チョーがプレゼンターだったんだけど、彼女は「受賞者は「Dystopia」です」と言っていた。受賞者はメガデスだったはずだ。受賞はバンドであって曲についてじゃないからな。落ち込んだのはほんの1秒で、席から立ち上がった。舞台に上がる途中でBGMが流れていたけど気にも留めなかった。舞台に上がって俺たちは俺たちのことをした。すると誰かが「あなたが受賞した時、演奏されていた曲を聴きましたか?」って言われたけど俺の答えは「No」だった。どうやら彼らはメタリカの曲を演奏していた。だから俺は言ったんだ。「俺は彼らを悪く感じていないよ。だって彼らは本当にマズい仕事ぶりだったからね。」って。良いことと言えば、忌々しいグラミーで「メタリカ」って言ってなかったってことだね!


    BLABBERMOUTH.NET(2018-03-02)
    その他、初めて買ったレコード、バイト経験、デイヴィッド・エレフソンとの出会いについて語っています。インタビュー動画はこちらから。


    あいかわらず、大佐がやるラーズのモノマネは悪意がありますね(苦笑)

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    メガデスがグラミー賞を初受賞、会場BGMになぜかメタリカの「Master of Puppets」が流れる
    「The Four Horsemen」の元ネタの話。

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    メガデスのデイヴィッド・エレフソンがインタビューでメガデスとメタリカの初めての出会いや今後のBIG4公演の可能性について触れていました。UltimateGuitar.comの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    davidellefson

    俺たちはLAバンドとして知られるものからちょっと距離を置いていた。サンセット・ストリップとかヘアメタルのコミュニティに嫌悪感があったからね。

    −メガデスがグラム・シーンに参加しようと誘惑されることはなかったか?

    いいや。面白いことに俺がミネソタからLAに移る直前に、ミネアポリスのハードロック・シーンではそういうことをやっているバンドが少し出てきていた。モトリー・クルーほどのは全くいなかったけどね。モトリー・クルーは雑誌『Hustler』(訳注:アメリカの月刊ポルノ雑誌)でしか見たことがなくて「おぉこりゃあ本当にエッジの効いたバンドだな!」って思ったね。

    もちろんLAに移りたいと思ったのは、80年代はじめにヴァン・ヘイレンが売れ出したのを見た時だった。この頃までには、オジーがランディ・ローズとルディ・サーゾを指名していて、俺はラットを聴き始め、もちろんモトリーもチェックしていたんだ・・・。

    だから1983年にLAに着いた時には、アメリカの大きなフェスティバルは、すでに始まっていたんだよ。LAに住んで最初の1週間以内で2階の住人だったデイヴと出会った。彼は俺が関わりたいと思っていた類の音楽をルーツに持っていた。そして俺がそれに関わるようになったわけだ。彼はダイアモンド・ヘッドのピクチャー・ディスクを持っていて、モーターヘッドの歴史をよく知っていた。さまざまなバンドとショーを演奏していたよ。

    この頃には、モトリー・クルーやラットといったバンドは既に(レーベルと)契約をしていて、すでに滑走路から飛び立っていた。サンタモニカ通りのトレバドール(Troubadour)に行ったことを覚えているよ。W.A.S.Pがキャピタルと契約している時に最後のショーをやっていた。だから彼らはあのジャンルの最後のメジャーレーベル契約バンドのひとつで、サインして移籍することができたんだ。

    次はおそらくアーマード・セイントで、彼らはヘアメタルでもスラッシュメタルでもなく、パワーメタルバンドかもしれないね。ラジオのKMETではウォーリアー(Warrior)のようなバンドが放送されていて、クイーンズライクの「Queen of the Reich」を流していたのを覚えているよ。だからヘアメタルは威勢を誇っていたんだ。

    でもデイヴと組めたのは本当に天の恵みだったね。俺はすぐにわかったよ。デイヴは本物だとね。彼は本当の作曲家であり、ロックスターのカリスマ性も持っていて、契約に躍起なサンセット・ストリップの有名になりたいヤツなんかじゃない。実際、彼はあそこにいることにかなり反対していたんだ(笑)

    トレバドールは俺が初めてラーズとジェイムズに会った場所でもある。彼らはショーに来ていた。ジェイムズとラーズ、そしてデイヴと一緒にいた俺の奇妙な出会いだったね(笑)知っての通り、これが「メタリカが初めてメガデスと出会った」って場面なんだ。

    そんなわけでシーンにはたくさんの人がいて、その一部はみんな契約をつかんで、MTVのスターダムになっていったんだ。

    −今後、BIG4のショーを行うことを望んでいるか?

    きっとあるよ。俺たちみんなが望んでいると思う。死にかけたものがヘドバン天国に行くようなものだ。俺たち4バンドはおそらく一団のなかでより大きく有名になった。ジーン・ホグランがダーク・エンジェルにいたある時に、(同じくダーク・エンジェルの)ジム(・ダーキン)がメガデスのオーディションに来たのを覚えている。ケリー・キングは最初の数回ショーで俺たちの穴埋めをしてくれた。俺たちは近所の友人だったんだ。

    それにみんなデイヴのことが大好きだからね。ヴィンス・ニールがデイヴに会いに来て、ハグとハイタッチをしていたのを覚えている。だからいろんなジャンルの人が、みんなLAで一緒に育ったんだ。俺は(よそから)移ってきたから、そういう体験をすることができなかった。

    それでも言えることは、デイヴがあのシーンのなかでとても好かれていて、尊敬されているってことだ。そして俺は「俺たちがやっていることは、LAのそれとはまったく異なっていて、とても独創的で、オリジナルのものだ。おそらく"一夜にしての成功"は起きないだろう。」ってことはすぐに気づいたね(笑)

    UltimateGuitar.com(2018-01-18)
    インタビューのフル動画はこちらから。


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    デイヴ・ムステイン、『Hardwired...To Self-Destruct』のレビューでBIG4ツアーの可能性に触れる

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    アンスラックスのギタリスト、スコット・イアンが、自叙伝『I’m the Man: The Story of That Guy from Anthrax』に続く2冊目の著書『Access All Areas』を出し、販促イベントがニューヨークで行われました。

    クリフ・バートンにまつわるお気に入りの思い出を聞かれたスコットは、麻薬売買の疑いでクリフとともにロンドンで逮捕されて、もう少しでメタリカがロンドンで借りていたアパートから大麻が押収されるところだった時の話を披露しています。以下、管理人拙訳にて多少かいつまんでご紹介。

    scott_cliff

    「クリフがウォークマンが欲しいって言うんで一緒にアパートを出たんだ。寒さの酷い84年のロンドンでのことだ。ウォークマンを買おうと地下鉄でトテナム・コート・ロード駅まで行った。2人の警官が来て俺たちは逮捕された。その警官は俺たちが髪が長いもんだから、ドラッグの運び屋に違いないと思ったんだ。俺たちはそうじゃないと言っていたにもかかわらず、ヤツらは『まぁキミたちに疑いを持っているんでね』ってもんさ。俺は『あんた方がもっといい方法がないとわかってるのはいいことだ』って具合でね。すっかりご機嫌ななめだ。俺はドアにちっちゃい窓のついたコンクリートの小部屋に連れて行かれて、下着姿にさせられ、凍るような寒さだった。6時間もそこで座らされてさ。

    クリフはアパートに大麻入りの大きなバッグを置いてきていた。「ヤバイ」って顔しててね。
    (クリフとともに警官がアパートに出向き、家宅捜索で麻薬を探し回っていて)クリフが数時間後に刑務所に戻されると、俺は着ていた服を返されて、署長が会いたいと言っていると伝えられた。署長室に出向くとクリフが(先に署長室にいて)半笑いの顔を俺に向けて、署長が俺たちに謝罪し始めた。『麻薬を売っているヤツらのいろんな問題を我々は抱えていて、さらに今日はサッカーの大きな試合があるので・・・とか何とかベラベラ言ってきたんで俺は『ちょっと待て、何にもなくて俺たちはOKってことだろ?』と言ってキレちまった。3分くらいそいつにどなりつけてやったよ。『弁護士呼ぶぞ!』ってね。クリフは俺の足を蹴って『黙ってろ、俺たちはもう釈放なんだ』って感じだった。

    とにかく俺たちは刑務所を去ったわけだけど、あの大麻入りの袋はどうなったんだ?ちょっと会場のみんなやFacebook Liveで見ている人たちに訊いてみたいんだけど、10人の警官が2つの寝室のある部屋で大量のドラッグを探すのに、まずどこを探そうとする?どこに隠したんだと思う?冷蔵庫?違う。そう!マットレスの下だ!まさにマットレスの下に大麻入りの大きなバッグを隠していたんだ。ヤツらはマットレスの下を見なかったんだよ。間違いなくロンドン史上最悪の警官だよね。(隠し場所としてはありきたりの)マットレスの下を見てなかったんだからさ。

    10人の警官がクリフと一緒にアパートに来た時、カークがソファでギターの練習をしていた。(いきなりの出来事に)固まっていたそうだ。カークは、俺たち終わったな、クリフの大麻入りバッグが見つけられちまうって思ったみたい。信じられないよね。見つからないなんてさ。それで結局、クリフはウォークマンを手にすることが出来なかったんだ(笑)」


    Loudwire(2018-01-18)
    動画はこちらから。


    scottian_2nd
    Access All Areas: Stories from a Hard Rock Life


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    日頃からTwitterでファンからの質問にマメに答えているメガデスのデイヴ・ムステイン。「メガデスを始めた時に成功の尺度は何だった?どんな構想を描いていた?」との質問に対して次のように答えていました。

    davemustaine_twitter201801

    自分の成功の尺度はその日食っていけるかどうか、俺の構想はメタリカを破壊して、車上生活をやめることだった。バンドを去って敵意を乗り越えたことは良いことだ。和解出来て嬉しいよ・・・BIG4公演はどこへ行った?


    Twitterより

    メタリカ憎しの感情がメガデスの原動力であったことを改めて語るとともに、2010年から2011年に実現したBIG4公演をもう一度開催することへの期待もほのめかしているかのよう。2016年のインタビューでデイヴは「4バンドが同等の時間で行うことなど条件がそろえば素晴らしいこと」と語っていました。

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    先日発売予定とお伝えしたドキュメンタリー『The Rise of L.A. Thrash Metal』の予告動画のなかでラーズ・ウルリッヒが自身とパンクとメタルの関係性について語っていました。BLABBERMOUTH.NETの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

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    例えば、パンクとメタルの団結について話す時、何度も思い出さなくちゃならなくなるんだ・・・あるグループと別のグループが団結しているのは、彼らがこの他のグループと敵対しているからだ、なんてことをね。「敵の敵は味方」なんて言うだろう?だから俺はあの当時、ハリウッドで起きていたことに逆らった共通の絆がおそらくあったんだと思う。見掛け倒しで見せ掛けのグラムバンドとあらゆるタイプの浅はかさ。パンクとヘヴィメタルの仲間たちがそんなものに対抗して一種の絆を築くことができたんだ。

    俺たちについては、アティテュードや帰属している感覚っていう面では、パンクのヤツらともっと親密な関係だと感じていたけど、音楽的にはよりもっと伝統的なメタルが俺たちに根付いていた。だからカーク・ハメットとジェイムズ・ヘットフィールドと俺の間には、AC/DC、ディープ・パープル、アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト、エアロスミス、レッド・ツェッペリンがいた。そういうところから始まったんだ。たしかにラモーンズ、モーターヘッドも好きだったけど・・・。でもそれはエネルギーやアティテュードについてだった。ダイアモンド・ヘッドとかそういうタイプのものは、心と魂が音楽的要素の面でより大きかった。だから、たくさんのパンクバンドについて、そのアティテュードが大好きだったけど、音楽性の点では親密さは感じなかったんだ。


    BLABBERMOUTH.NET(2018-01-18)
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