既報通り、ジェイソン・ニューステッドが新しく立ち上げたアコースティック・プロジェクト「Would And Steal」についてFacebookのWebcastにて語りました。ジェイソンのコメントをBLABBERMOUTH.NETさんが文字起こししてくれたので管理人拙訳にてご紹介。

jasonnewsted_2016

ヘヴィ・ミュージックをプレイし世界中を旅してきた30年間、俺は地球を5周半分、55か国を廻った。俺はすでにそういう山を登ってきて、これ以上登るべき山はないんだ。俺は、俺たち全員以上の何か大きなものだったあのグループの一員だった。グループの成功をシェアした賞のなかで、俺たちはグラミー賞を獲得し、ロックの殿堂入りを果たし、その他いろいろなものを得てきた。あれはあの手の音楽で取れる限りのもので、今や他の誰かがああいう音楽で楽しむ番なんだ。

俺は今、スリップノットのようにはプレイできない。アイツらは俺が今まで夢見てきたよりもヘヴィでファストなんだ。だからこれが俺がプレイできる方法だし、これが俺の残りの時間にやることだ。

俺はいつも音楽をプレイしていたい。毎日音楽に接していなきゃならないし、もしそうしなければ発狂しちまうよ。文字通りね。俺のことを知ってる誰もがそれをわかってる。そして今これをプレイすることで、俺はより多くの人たちに自分自身をさらけ出すことができるとわかったんだ。4歳から94歳までこの音楽を聴いて楽しめると言えるね。どうしてジョニー・キャッシュみたいにできないっていうんだ?どうして「Will The Circle Be Unbroken」みたいにできないっていうんだ?みんなこういった曲が好きなはずだよ。アメリカン・ミュージックはそういうものさ。


−彼の新しいプロジェクトがレイドバックした音楽の方向性にも関わらず、ニューステッドはまだメタルをプレイしていることについてすぐに指摘した。

いつだってそうさ。でもこのプロジェクトは、たまたまこういう音楽スタイルなんだよ。これは俺がたった今みんなとシェアしたいことをやるものなんだ。だからこの音楽に対するアティトゥードもアプローチも傾倒もメタルに対するそれと何も変わっちゃいない。同じなんだよ。どんな音楽スタイルへの傾倒であってもいつも同じなんだ。俺は全てこうしてやってきている。今俺がやりたいことシェアしたいことに至っているんだ。それで大金やそういったものが生まれるような、あるいは「おい見てくれ、チェックしてくれ」だとか、誰かと競い合うだとか、そう大したものがあるわけじゃない。そういうことは俺の中にもはや存在しないんだ。今、俺たちのスタジオで行われていることは、俺たちがみんなやどうでもいいと思ってる人たちとシェアしようとしているものなんだ。もしそんな人たちがやってきてシェアしたいと思ってくれればクールだね。もしそうじゃなくて、メタルが好きだと言うならメタルを聴けばいい。そしたら、じゃあな頑張れよ!ってなもんだろ。俺はこれをやっているし、それが俺のためにいいものだと思っている。他のみんなも自分たちのためにいいと思ったものを決めればいいなと思っているよ。

BLABBERMOUTH.NETより(2016-06-23)

Webcastの様子を収めた動画がこちら。(画面の向きは途中で直ります)


参考までにジョニー・キャッシュの「Will The Circle Be Unbroken」も貼り付けておきます。


 
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