昨年暮れにScuzzTVのYouTubeチャンネルでアップされたジェイソン・ニューステッドの一時間にも及ぶ超ロング・インタビュー。

jason-newsted

Loudwireさんが文字起こししてくれたおかげで話している内容の一部がわかりました。メタリカ在籍当時、ジェイソンが行っていたサイドプロジェクト、エコーブレイン(Echobrain)の活動をジェイムズ・ヘットフィールドが快く思わなかったという、メタリカ脱退の直接の引き金となったと思われる経緯について語ってくれています。

「これはこれまで語ってきていない話で、実際に今話すべきことかわからないが・・・(長い沈黙)。(中略)時を経過するごとに次第にそういう結果に至ったんだ・・・。言われていることとは全く真逆のことを誰も知っているとは思わないね。つまり、メタリカの運営陣はエコーブレインにとても興奮していたし、俺のためにも(メタリカ以外のことを)出して欲しかったし、メタリカとともにエコーブレインもやっていて欲しかったんだ。彼らはエコープレインをいいと感じていたし、シンガーもいいと思っていたし、メタリカには影響しないと思っていたよ。エコーブレインはメタリカとはまったく違うものだったし、俺がメタリカにいたことはあの頃にはすでに血の繋がりとなっていたからね。」

「彼らは俺に説得力を持って『これはすごいレコードだな、オフィスで聴いたけど、これしか
聴いてないよ。素晴らしいよ。このボーカルはいい声してるよね。これで何かしようぜ。』と言ってくれたんだ。そうして彼らが俺に話したことがジェイムズの耳に届くと、彼はいい顔をしなかった。俺が思うに、それがメタリカに何かしら影響を及ぼすと彼の目には映ったんだろうし、彼には無関係の俺がやっていることにマネージャーが興味を持ち始めたんで、彼は全てを止めにさせようとしたんだ。」

「俺は彼が自分が尊重するものを守る以外に何を考えていたか全くわからない。実際彼がそうしたようにね。それが彼なんだ。彼は愛するものを守り、窒息するほど抱きしめるんだ。彼が自分で言っているようにね。過度に抱きしめ、過度に守ろうとする。それが俺のいた場所だ。15年のあいだ自分のキャリアを支援し、メタリカを支援し、お金の面倒をみたり、全てをやってくれた人々は俺に『キミの新しいプロジェクトは素晴らしい。何か手助けをしたい。』と言ってくれた。ジェイムズはそれを耳にした。数日後、マネージャーから電話があったよ。『エコーブレインで何か手助けをすることはできなくなったことを残念に思う。』とね。」


Loudwire(2014-01-10)

サイドプロジェクトと共存の道を探れなかったのかと思うと非常に残念ですね。。このインタビュー、まだ続きもあるようなので何を語っているのか非常に気になります・・・。リスニングOKな人はこちらの動画の30分あたりからどうぞ。(誰か続きの内容教えて・・・。)


※誤訳を一部直しました。

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