Revolverマガジン主催のゴールデン・ゴッズ・アワードに出演する予定のメタリカ。Orionフェスのことやリリース30周年を迎えた『Kill 'Em All』についてラーズ・ウルリッヒにRevolverマガジンがインタビューで迫ります。ロング・インタビューのため、管理人が気になったところを抜粋しました。上達しない、いつもながらの拙訳にてどうぞ。

2012-Orion-larsulrich

Revolver
今年はあなた方のクラシック・アルバム(再現)を演るつもりはありますか?

ラーズ
もし俺がどちらかに賭けるとしたら、しないに賭けるよ。それにたぶん、そこにデカい金は賭けないだろうね。とりわけ俺たちみたいにレコードは5年おきに出すだけとなったときに、みんなから毎年期待されるようなコトにならないように注意しなければと思ってるんだ。(毎年のようにやっていたら)かなり早い時点で演るアルバムが尽きてしまうよ。でも、聞いてくれ。俺たちはPuppetsを(2006年に)演ったし、Lightningも演った。ブラック・アルバムも演ったんだ。メタリカが次の10年かそこらを通じて、やり続けるコトではあると思ってる。でも、それを今年のOrionフェスでするかどうかはわからないね。みんなはこう言うだろう。「おっ、『Kill 'Em All』リリース30周年じゃん」って。でも俺たちはそれに関して確固たる決定をしてはいない。俺は予想可能なありきたりなモノにはなりたくないんだよ。

Revolver
昨年、あなた方の『Ride The Lightning』のパフォーマンスで、これまで一度も演っていなかった「Escape」を演りました。楽しかったですか?ジェイムズ・ヘットフィールドはあなた方全員があの曲を絶対に演りたくなかったように言っていましたけど。

ラーズ
俺は「Escape」は大好きだよ!ジェイムズはジェイムズだよ。俺たちはいつもあれをジャムっていたし。まぁほとんどアイツをイラつかせるためにだけどね。そうするとアイツは違うキーやらで合わせて弾き始めるんだよ。ジェイムズはラジオでOrionフェスのときのライヴ・バージョンの「Escape」を実際に聴いて、かなり良いなって言っていたよ。だから、「Escape」を演る望みはあるかもしれないな。たぶん、次の10年かそこらでまたお目見えするだろうね。かわいそうなあの曲は誰にも何もされてこなかった。28年間レコードのなかに留まったまま、演奏されるのを待っていたんだ。とにかく、あれを(ライヴでアルバムの中から)出すのは楽しかったね。

Revolver
『Kill 'Em All』から30周年となります。あのレコード制作時のお気に入りの思い出は何ですか?

ラーズ
6週間、ニューヨーク州のロチェスターにいたんだ。何がどうなっていたかなんてわかっちゃいなかったから、ただ楽しかったね。純粋無垢だったよ。レコードを作ってたんだけど、自分たちが何をしているか全くわからなかったし。みんな一緒の家に住んで、毎日四六時中メタリカとして生きて、食べて、呼吸して、糞をしていたんだ。あの遊び仲間気質ってのは本当に楽しかったね。

それと、俺たちがレコードを実際に作っているという事実、ただそれだけも(楽しかった)ね。いまや、誰でもコンピューターで自分たちの音楽をアップしてみんなに聴いてもらえるけど、30年前は違うからね。でもあの当時は「なんてこった、俺たちがレコードを作ってる」って感じさ。とても特別だったんだ。それで、俺たちはメチャクチャ興奮したし、どうかしちまったし、夢が叶ったんだ。

Revolver
どうにかなってしまったと言えば、かつてクリフ・バートンがハンマーを持ち歩いていて、そのことがあのアルバムのカバーとなったと読んだことがあります。

ラーズ
そうなんだよ。アイツは持ち歩いてたんだよ。アイツは自分の世界にいて、その世界で生きていたね。詳細は覚えていないけど、ほとんどアルコールによって飛んでいったんだろうね。あぁ、アルコールでやっちまった例だな。でも、間違いなくそうなる運命だったのさ。

Revolver(2013-02-26)

最後、和訳を挫折しちゃいましたが、ラーズいわく、ゴールデン・ゴッズ・アワードではサプライズ・コラボも検討中の模様。こちらもまた楽しみです。

ブログランキングに参加しています。
応援クリックをヨロシクお願いします。

関連記事
メタリカ、ゴールデン・ゴッズ・アワードで「永年功労賞」受賞ライヴを予定
メタリカ参加予定のゴールデン・ゴッズ・アワード2013は現地時間5月2日19:00から開始