Infowars.comのインタビューにてデイヴ・ムステインがいろいろ語っています。


そのなかでメタリカ関連のことを抜粋。管理人拙訳にてどうぞ。

【クビになってから25年以上経ってメタリカと共演したことについて】

今回のことについてこれまでのこと全てを考えると・・・遮断かな。そこで起こったことはとてもカタルシスにもなった。俺たちが(メタリカを)始めたとき、何をしようとしているのかわからない3人だった。ただ一緒に演れるのが好きで、速くてヘヴィな音楽を愛していた。もし俺たちに「キミたちは世界を変え、ここから世界の果てに至るまでの全ギター・キッズたちがキミのギター・プレイ・スタイルをやっていることだろう」なんて言いでもしたら、俺は「オマエどうかしているよ」と言っていただろうね。でも始まりはそんなだった。

俺たちは3つのピースから成っていた。ジェイムズが歌い、俺がギターを弾き、ラーズがドラムを叩く。本当に加入して欲しかったクリフ・バートンに変わった時点で俺たちはベーシストを得たんだ。バンドにはたくさんの個性があった。そして俺たちはとても長いあいだ、別々の道を歩んできた。俺たちのパブリックイメージがあり、どう見られているか、俺たちが本当は(互いに)どう見ているのかという視点があった。俺たちは友人だったからね。一緒に演っていた頃に戻ったときには・・・。この関係性はパブリックイメージ、マスコミが抱くイメージ、そして俺たち自身が持っているイメージがあるようなものなんだ。ジョハリの窓みたいなもので、4つの異なる視点がある。つまり、俺が自分をどう見るか、キミが俺をどう見るか、俺はキミから見てどう見られていると思うか、キミが本当は俺のことをどう見ているのか。心理学で教えられるこれら奇妙な視点のうちの1つでしかない。俺たちの関係性はそんな3次元のようなものになっている。俺たちのプライベートな関係は、会ったその日以来ずっと友人のままだ。キミが2人の人間が論争し、悪意にまみれ、それからいろいろあって、握手するのをみたようなものだ。互いの歯を叩き落とした後、ビールを飲むようなホッケー選手のようにね。

俺たちはいつも友情を持ち続けてきた。しかしマスコミが俺たちの片割れが互いについてふざけて言ったことを、マジな砲弾攻撃として使ってきた。そんなやり方を続けてきたんで、みんなもそう見るようになった。そしてキミは「それって本当?」「(仲違いは)終わったの?」とBIG4や(メタリカの)30周年について訊いてくるけど、これらはまるで違うものだ。BIG4についてはメタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスが同じギャラで世界中のいくつかの国で演ったものだ。

30周年(を祝うべく、2011年12月サンフランシスコのフィルモアで行われたイベント)では俺とジェイムズとラーズだけがステージに立ったんだ。あぁ、もちろん他のミュージシャンがそこにいたことはわかっているさ。でも俺にとっては、心底、俺がメタリカをクビになった(1983年の)あの日から、あいつらと一緒に演りたかったことがたくさんあった。警告があったなら、違った道もあったかもしれない。「あぁわかった。俺はバンドにいたいんだ。このバンドが大好きだし、俺のバンドでもある。俺の大酒が問題なら、俺は何か他のことをして楽しむよ。」とね。でもそんなことは起きなかったし、それは必然だったんだ。今や俺たちは2つの素晴らしいバンドとなったんだから・・・。

(メタリカを結実させたのは)俺たち3人だったんだよ。でもジェイムズの作詞作曲能力またはギター演奏能力を自分の手柄にすることはできない。アイツが初めてギターを手にしたとき俺はぶっ飛んだね。アイツはそれまで歌ってばかりでギターは俺が全てやっていたからね。実際、曲のあいだのMCも俺がやっていたし。それで初めてアイツがギターを手にしたとき、俺はアイツを見ていたのを覚えている。そして「オーマイゴッド!コイツはマジでいいぞ」って感じだった。もうちょっとで怖気づくところだった。当時、俺は銃持ちの悪漢みたいなもので、うろたえることなんて本当になかったのにね。それがバンドを離れ、「あれは単なる別のバンドだ」と考えるだけの苦しい時期となった理由のひとつさ。バンドにいるほとんどのヤツらはバンドをトランプ遊びでもするかのように考えていたんだ。でも(メタリカは)同じような仲間の集まりだったし、俺たち全員にとって本当に重要な場所だったんだ。サンフランシスコに初めて行ったときのことを覚えているよ。俺たちはエクソダスのヤツらと血の協定を結んだんだ。手を切って、そんなようなことをしたんだ。あぁ、狂った時代だったね。悪魔の聖書はそこらじゅうにあったし、俺たちはそういったことを全部やっていたんだ。まぁ俺はヤツらがそうだったって言いたいんじゃない。ヤツらが何をしていたかなんてわからないからね。でも俺がバンドにいた頃は、そんなことをしていたんだ。あの頃は防弾ジョッキにでもなったかってくらい周りにエネルギーがビシビシ溢れていたからね。

BLABBERMOUTH.NET(2012-03-17)

草創期のメタリカはムス大佐含む3人であるかのような話に反応して、当時のベーシスト、ロン・マクガヴニーが自身のFacebookにてコメントをしています。こちらも管理人拙訳にて。

俺がベースを弾いていたバンドに短い期間在籍していたリードギタリストがインタビューでいまだに俺のことを侮辱するのは本当に理解できないね。3ピースのバンドだったなんて言うのはホントに馬鹿げている。12月に互いに顔を合わせたときには、いい雰囲気だと思ってたのに。俺たちは楽屋を一緒にさえしたんだぜ。あいつは自分が望むバンドに対する俺の貢献を最小にできるんだよ。ときおり俺の名前さえ出さないことでね。あいつが気付くべきは、このバンド(メタリカ)に加入するトライアウトを“俺の”ガレージにやってきて受けたってことだよ。あいつが(メタリカで)最初に覚えた曲は、シンガーと俺が前にいたバンドで既に演った曲だったんだぜ。俺がまだメンバーだったときでも、あいつはバンドにいることを謳歌してさえいたんだ。せいぜい2日間ぐらいのものだったけど。あいつが自分のキャリアについて語る場合は、ちゃんと一部始終を話して欲しいもんだね。

mcgovneylive

Facebook(2012-03-20)

まぁムス大佐、あいかわらずだよね。

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