ワシントンDCのラジオ局「DC101」でラーズ・ウルリッヒが厳しい批評を受けた『Lulu』について反論をしました。ラーズ節全開です。訳していたら、多少べらんめぇ調になってしまったのはご容赦ください。

(ファンからの『Lulu』に対するリアクションを訊かれて)

ラーズ「ほんのわずかな食い違いで全て失ってしまうなんてことは、これまでに学んだろ。この2012年はインターネットでみんなが自分の意見を発信できる素晴らしい時代さ。そしてインターネットはコミュニケートし、世界をより密接にする驚くべき媒体だ。でもアーティストや何か創っている人としては、そこでみんなが話していることにどれだけ深く入り込むべきか気をつけなきゃ。気持ちをもてあそばれるからね。まぁ俺はいつも鈍感だから、そんなにイラつかせることはなかったよ。

ただルー・リードにとっては厳しかった。なぜなら彼は自ら全て受け止めてしまったからね。驚いただろうね。俺たちは彼にずっとこう言っていたよ。「聞いてくれ。超超超ハードコアなメタルファンのなかには、こんなちっちゃな特定の包装済みの箱の中にいるような奴らがいるんだ。そして、ちょっと方向を箱の外側に向けた途端、そいつらはヘルニアになっちまうんだ。」とね。(この表現は)最高だろ、我ながら。みんな理解すべきなんだ。そう、俺はこんなことをこの30年の大半ずっと言ってきたんだ(笑)これの違う言い方はないか、いまだに考えようとしているよ。でも、もう同じ表現で煮詰まってる。

【メタリカ】においては、俺たち自身のために自分を揺るがし続ける必要があるし、別のことや別の体験を試み続ける必要があるってこと。それこそが創造的に生き残るのに必要なことの一部なんだ。だからルー・リードのような生ける伝説、アイコンが電話をしてきて「俺とレコードを作りに来ないか?」となれば、「OK。あなたとレコードを作りに行くよ。」と、こうなるのさ。それから冒険に飛び出して、そこから受け取ったものがわかる。あのね、それこそが【メタリカ】でいることの素晴らしさなんだよ。俺たちはそういったことができるし、誰にも本当に応える必要もないし、誰からも金を得ようとどうにかするとかそんなこたぁ必要ないんだ。そいつは贅沢ってもんだよ。(こんなことを言うと)不快に思う人がいるというのもわかる。なぜなら、そいつらは【メタリカ】にして欲しいと思うことだけを【メタリカ】はやってくれと思っているからね。でも俺はそんな風には生きられない(笑)

このレコードを作った体験というのは本当にマジで楽しかった。このレコードに対するリアクションは確かにちょっと厳しかった。衝動的で美しいもの、そして為すがままのものを作ったと感じていただけにね。でも面白いことに、数週間前、2〜3日おきにハワード・スターン(※訳注:際どいネタをしばしば言う人気ラジオ・パーソナリティ)が「Junior Dad」をラジオでかけて、最初にこのレコードを聴いたとき、いかに自分が誤った見方をしていたか、そしていかに「Junior Dad」が信じがたい美しい曲であるかを話し始めたんだ。彼は1週間まるまる聴いて、みんなに同じように聴きまくることを薦めたんだよ。それから俺はLAウィークリーか何かでちょうど記事を見かけたんだ。誰かが俺に送ってくれてね。『Lulu』がいかに2011年に実在する「本物」のアルバムかっていうことが書いてあった。でもこれから先20年間、誰もそれを認めようとはしないよ。まぁ1人ずつ(良さに気づいたショックで)粉々に崩れていっている(笑)今から約900年後には互いに包み隠さず面と向かって『Lulu』のことを話すことができるんじゃない。その日が来るのを楽しみにしているよ(笑)」


BLABBERMOUTH.NET(2012-02-22)

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