制作中の新譜についての方向性、3D映画でやろうとしていること、まさに今メタリカに訊きたいことについてドンピシャで答えてくれています。
いつもどおり管理人拙訳にてどうぞ。

昨秋、メタリカは2008年の『Death Magnetic』の次作となるスタジオ・アルバムの制作を始めた。過去3年のツアー中のリハーサル・ルームで行われたリフやフレーズを元に。

「7、8曲ぐらいになるかな」とメタリカのラーズ・ウルリッヒは『Rolling Stone』誌にリック・ルービンが再びプロデュースを務める新譜について語っている。「新譜制作は行ったり来たりを繰り返している。何かアイデアを考えたと思えば、そこから離れて次のことを進めたり、何か基礎的なことをやっては、ほったらかして、また舞い戻ってくるんだ。来月はまた制作に戻って曲を装飾し始める。『このパートは2倍にしよう、あと中間部はちょっとアイデアを考えようって感じでね。」

「もし、『Death Magnetic』が(1988年の)『...And Justice For All』の理屈の上での後継だとしたら、次のアルバムはブラックアルバムよりもヘヴィになるだろうね。」ギタリストのカーク・ハメットは『Rolling Stone』誌上で1991年の『Metallica』の別称を使ってこう語った。「俺たちは『Death Magnetic』でやったような複雑さの極致まではやっていない。今考えついているものはよりグルーヴ志向で、90年代初期にやったようなものをさらにヘヴィにしたバージョンだね。」

「みんなが昔のものについて語るとき、『Justice』のことを考えるんだろうけど、あのアルバムの「Harvester Of Sorrow」を考えてみてくれよ。まさしくシンプルな5分の曲さ。そして「Fuel」(『Reload』(1997)収録)は不変の熱いライヴ曲さ。今はより短くするほど、より適切なんだと思っているよ。」とラーズは語る。

メタリカ出演の3D映画については制作初期段階で、2013年夏の公開を目指している。タイトルはまだ未定で、脚本と監督は決まっているとのこと。「『The Song Remains The Same』を撮ったらと想像してみてよ。」とラーズは1976年のレッド・ツェッペリンの映画を引き合いに出して語る。「75%はコンサートで25%は他のもので、180度変わるんだ。コンサートじゃない場面ではバンド・メンバーじゃなくて、ストーリーが進行して、コンサートを舞台にしているんだ。」

ラーズによれば、メタリカのメンバーが自身で映画に出資しているという。「俺たちはこういったことには自分たちで支払う方だ。誰かの金を受け取ったら、そいつらの意見を考慮しなければならなくなる。そうなったら面白くないからね。」

カークは3D映画について、「俺たちは最初、やりたいとは思わなかったんだよ。俺たちのマネージャーによって夢中にさせられたんだ。これはムチャクチャ面白いし、俺たちはこれまでにやったなかでも最大のメタリカ・ライヴをドデカいステージでやって、ネクストレベルなものができると思ったんだ。」

BLABBERMOUTH.NET(2011-01-08)
今回はカークの方が「そそる言い方」をしているような気がします(笑)
また、デス・マグネティックとは方向性を変えてくるようですね。そのために今あるデス・マグネティックで残った素材を「Beyond Magnetic」で全部吐き出したかったのかしら。ブラック・アルバム完全再現ツアーが決まったことで何かしらの影響があったのかしら。などと妄想いくばくか。

Beyond_Magnetic
Beyond Magnetic

いずれにしてもすぐは出来なさそうな悪い予感もしますが。。

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